GenZee

杉原眼太(げんた)。老兵になったゲン爺です。インターネット業界で30年以上、変革の先端…

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杉原眼太(げんた)。老兵になったゲン爺です。インターネット業界で30年以上、変革の先端事業に携わってきました。国内4社外資4社にて、平社員からGoogleアジアの執行役員までの実戦で学んだ、仕事の基本、英語、交渉術、出世術などを綴ってみます。キャリアアップの参考になれば幸いです。

マガジン

  • 実戦!キャリアアップ ノート【武将編】

    GenZeeは、サラリーマン道を歩む中、30半ばには人事権を持つ管理職になっていました。一人のプレイヤー(侍)から管理職(武将)になると責任は重く、視野は広くなってきます。そのような管理職の立場からのビジネスの法則、処世術などのノウハウをノートにまとめてみます。 全記事無料、随時追加中!

  • 実戦!キャリアアップ ノート【侍編】

    GenZeeが、10年のサラリーマン下積み生活を経て、初めて外資系企業に飛び込んだり(侍からサムライ)、種々の職種を経験しながら、天職を見つけるまでの次の10年に学んだ処世術。仕事術、交渉術など、ビジネスパーソンとしてのノウハウをノートにまとめてみます。 全記事無料、随時追加中!

  • 実戦!キャリアアップ ノート【出世編】

    GenZeeは、33年の会社員人生を歩みながら、平社員からGAFAの日本法人経営メンバーに至り多くの経験を積み重ね、年収は20倍まで増やすことができました。最大の要因は幸運に恵まれたこと。でも、運に加えて、積み重ねた努力、コツ、発見などをノートにまとめてみます。 全記事無料、随時追加中!

  • 実戦!キャリアアップ ノート【英語編】

    日本生れ日本育ちのGenZeeが、外資系企業で務まるに至るまでの、処世術。英語勉強法、会話のコツ、ライティングなど、キャリアアップのノウハウをノートにまとめてみます。

  • 実戦!キャリアアップ ノート【足軽編】

    現場一筋30年のGenZeeが、サラリーマン侍として、社会人約10年間までの下積みの時期=足軽時代に学んだ、ビジネスパーソンとしての、人生や仕事の基本的な考え方。まずは小生を知ってもらうために、ノートにまとめてみました。下から順にお読み下さい。 全12話、全記事無料!

最近の記事

企業の【成功の法則】のまとめと人生への適用

先日は、業績の衰退や最悪の場合には消滅=倒産してしまう企業に見られる傾向をシンプルに7つにまとめた記事を書きました。 一方、永続してきた優良企業の多くが積み重ねてきた取り組み、歴史、活動をシンプルに7つにまとめた記事も書きました。 1. ビジョナリーな創業者が起業し、後継者が引き継いできた。 2. 理想とする文化作りに長期的に投資を続け、守り続けられている。 3. コラボレーションや助け合いと、倹約が文化として根付いている。 4. 社会の変化や市場の変化を予測し、自らも変

    • 【成功の法則】永続する優良企業が積み重ねた7つのこと

      失敗には明確な原因があると言います。一方、成功するには、これさえ行えば必ず、というコツや法則がある訳ではないと言われます。幸運や環境や様々な条件の重なりで、結果がついてくるものであるし、今は成功企業で繁栄していても、10年後は衰退しているかもしれません。 GenZeeは、10社での勤務経験と数百もの深く関わった事業提携先企業や出資企業などを通じて、多くの会社を中から観察してきました。GAMAやKDDIなど、これまで非常に優れた業績を続け、そしてこれからも永続しそうな、「超優

      • 【失敗の法則】衰退・消滅する企業に見られる7つの傾向

        GenZeeは、これまで7回の転職、M&Aや出向まで含めると10社での勤務経験、そして、数百もの深く関わった事業提携先企業や出資企業、などを通じて、数多くの会社を中から観察してきました。 その経験から、徐々に、一時的には繁栄していたものの、その後、「衰退や消滅してしまった企業に見られる傾向」、すなわち、”失敗の法則”が見えてきました。 このテーマは多くの書籍が出ているテーマですが、自身の経験から極めてシンプルにまとめると、以下の7つに絞れると考えます。 1. 市場の変化

        • 【キャリア開発】器理論 ー ジュース理論の改訂版

          もの凄く人望の厚い人、実績豊富な人、滅多なことでは怒らない人のことを指して、「あの人は人間の器が大きい」などという表現をしますよね。 その、個人差のある器の大きさは、産まれた時から一定の大きさなのでしょうか?そんなことはないでしょう。人間の器は経験を重ねたり、知識を豊富に備えていく過程で、大きくも小さくもなるのだと思います。 その器、具体的に、ガラスやプラスチックのコップではなく、陶器または磁器のうつわをイメージしてみてください。 その器を使って、先日書いた「キャリア開

        企業の【成功の法則】のまとめと人生への適用

        • 【成功の法則】永続する優良企業が積み重ねた7つのこと

        • 【失敗の法則】衰退・消滅する企業に見られる7つの傾向

        • 【キャリア開発】器理論 ー ジュース理論の改訂版

        マガジン

        • 実戦!キャリアアップ ノート【武将編】
          11本
        • 実戦!キャリアアップ ノート【侍編】
          19本
        • 実戦!キャリアアップ ノート【出世編】
          8本
        • 実戦!キャリアアップ ノート【英語編】
          4本
        • 実戦!キャリアアップ ノート【足軽編】
          13本
        • 実戦!キャリアアップ ノート【回顧録】
          2本

        記事

          【キャリア開発】人生100年時代のジュース理論

          人の脳のキャパシティには限界があります。限られた容量に、学校教育中にたくさんの知識と情報を詰め込み、大人になってビジネスに必要な知識と情報を詰め込む・・。でもその容量には限度があります。 コップに例えるならば、人それぞれ大小あれども、容量は有限。そして、老朽化とともに漏れることがある…。 そんな脳のキャパシティをコップに例えながら、人生100年時代を生きるための「ジュース理論」を紹介します。 GenZeeオリジナルのイメージなので、未完成な感は否めませんが。 フルーツ

          【キャリア開発】人生100年時代のジュース理論

          【キャリア形成】”鶏口牛後”の姿勢でベンチャーに挑戦しよう

          「会社員なんてただの歯車の一つだ、ピースの一つだ」と思っている人はいませんか? GenZeeは否定しません。会社員は歯車です。会社のピースです。 でも、成長企業を金の時計と例えるならば、その輝く時計の、欠かすことのできない、とても重要な、歯車になってやろうじゃないか、と思うのです。 どんな大きな、優れた機械も、小さな部品の集まりです。でも、どれも重要ですし、その中でも、特に欠かせない、重要な部品があるはずです。そんなピースとなることを意識して、その全体の成長に大いに貢献

          【キャリア形成】”鶏口牛後”の姿勢でベンチャーに挑戦しよう

          【考察】振り子の法則

          少し休むと筆(キーボード)が重くなりますね。継続は力なり。だが、飽きっぽい性格は治らない。すぐに更新の間隔が広がってしまいます。 さて、本記事は、世の中の事象やプロダクトの進化は、振り子のように、行ったり来たり、複雑系になったりシンプルになったりする、という話。 電話機の進化タイトル画像は、ここわずか30年における、電話機の進化を振り子のイメージに重ね合わせたものです。 1990年代終わり頃、PHSの登場をきっかけに、当時、端末代金も回線契約料金も飛んでもなく高額だった

          【考察】振り子の法則

          【再出発】セミリタイアを辞めます

          2023年7月の記事で、「33年間の会社員生活を辞めました」宣言をしました。その時は、①人生100年時代に向けた準備、②テック企業のカントリーマネージャーのストレスからの解放、そして③ワクワク感の探求を理由に、最後の会社を辞め、セミリタイア生活に入ったのです。 ・・でも、やっぱり、働くことにしました。w FIRE!と宣言しながら、わずか半年で会社員復帰。 カッコ悪いけれど、辞めた理由の全てが解消された条件、状況が用意されたので、また情熱が復活しました。そんな心境の変化と

          【再出発】セミリタイアを辞めます

          【屋久島周遊の旅】一人旅レポート

          このnoteの場では、キャリアアップをテーマとして記事を書いていましたが、想い出の記録のために書いた、”四国お遍路の旅、結願レポート”のアクセスが意外と多くて驚きました。 味を占めて、少し古いですが、いつか行ってみたいとずっと夢を見ていた場所、そして、昨年の9月に初めて訪れて大好きになった場所、屋久島での、一人旅の様子をフォトアルバムレポートとして記します。 【初上陸】屋久島は、”いつか行ってみたい”と思っていた島。特に、国内で最も古い杉の木、縄文杉に会いに行きたい、とず

          【屋久島周遊の旅】一人旅レポート

          【四国お遍路の旅】結願レポート

          このノートで、”キャリアアップのためには、業務関連の知識・技術・経験、気力と体力、そして何よりも正しい心が大切だ”、と書いてきました。 GenZeeは7月のセミリタイア以後、様々な旅行をしてきましたが、その中でも特に思いを込めて行った旅がありました。今後新しい働き方を始める前に心を整えようと考え、四国遍路、すなわち八十八霊場(お寺)を巡礼する1200kmの旅をしました。 諸事情により、一度に通しで巡ることができないため、10月から12月にかけての三ヶ月間に渡った旅で、全て

          【四国お遍路の旅】結願レポート

          Web会議の活かし方

          最近、アフターコロナで強まるオフィス回帰、という記事が出ていました。が、IT業界等、業種や職種によっては高い割合で、リモートワーク環境が定着した会社、そこで働くビジネスパーソンは多いと思います。 既存顧客との定例ミーティングや新機能提案。見込み企業への新規営業、他社商品から自社商品への切り替え提案。いずれも、コロナ以前であれば、企業に訪問し、名刺交換によるご挨拶から始まり、3対3などの対面形式で、”場の空気を読む”ことをしながら話し合いを進めたものです。 その時代に求めら

          Web会議の活かし方

          Web会議の功罪

          コロナ時代を経てすっかり定着した、リモートワークスタイル。そして、同時に当たり前となった、Web会議で仕事を進めるビジネスの現場。 確かに、仕事の効率性やWork Life Balanceの観点から、多くのビジネスパーソン、特に、エンジニアやカスタマーサクセスや、バックオフィスの法務部門や経理部門など、場所を選ばず業務にあたれるような職種では受け入れられています。 一方で、営業やビジネス開発などの職種の世界では、賛否が分かれています。コロナが流行して、ほとんどの企業が在宅

          Web会議の功罪

          【キャリア開発】キリンの首理論

          ダーウィンの進化論における進化の事例として象徴的な、キリン。 「キリンの首はなぜ長い?」 キリンの祖先は、様々な種の動物がいる中で、エサを求め競争するにつれて首が長くなり、高いところの葉に届くようになって、背丈の低い動物より優位に立ったことで、生き残った、と言われます。 だから、個体の首の成長を表しているのではなく、あくまでも種として、長い年月の交配を繰り返して、もしくは突然変異を経て、首の長い種が完成したのでしょう。 ・・・という学術的な話は、合ってようと間違っていよう

          【キャリア開発】キリンの首理論

          【キャリア開発】"上から目線"で俯瞰する

          いきなり嫌味なタイトルですが、これは、”偉そうにする”という意味ではありません。事業や、自分の仕事ぶり、日々起こる問題などを、”上の役職の立場から見る”ことで、より冷静に、より広い視野で物事を捉えることができる、ということです。 私も、いつ頃からだったか、若かりし頃に、尊敬する先輩や経営者の方にこの助言をいただいたおかげで、ずっと意識していることです。そのおかげで、これまでこの業界で渡り歩いてきた実績があり、その結果のキャリア開発であったと思っています。具体的には、 1)

          【キャリア開発】"上から目線"で俯瞰する

          【キャリア開発】らせん階段理論

          これまでnoteで、ビジネス開発のジャグリング理論、グループ・ジャグリング理論、情報のピラミッド理論、心体技のピラミッド理論、コミュニケーション手段の階段理論、そしてわらしべ長者理論、を記してきましたが、情報通信・IT業界という一つの業界で長く働いてきた中で実感した、最も新しい理論が、らせん階段理論です。 人生もそうですが、キャリア開発は、長い階段を一歩一歩前に進んでいくイメージを持っているかと思います。時にはその一段はとても大きく、時には一段上がる手前に大きな壁が立ちふさ

          【キャリア開発】らせん階段理論

          FP2級に合格しました + その勉強法と勉強時間

          10月20日、嬉しい結果が出ました。9月10日に受験したファイナンシャルプランナー2級試験に、独学で一発合格しました。 春頃に、各分野には元々興味があり、なんとなく受験しようと考えたFP2級資格。でも調べてみると、ファイナンシャルプランナー、FP2級を受験するには、まずFP3級に合格しなければいけない、ということが分かりました。しかしその時点で、申込締切日の数日前。慌てて申し込みをして、その後、仕事をしながら、ひと月半の往復の通勤及び仕事前の朝の勉強時間と、休日の数時間のみ

          FP2級に合格しました + その勉強法と勉強時間