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【キャリア開発】キリンの首理論

ダーウィンの進化論における進化の事例として象徴的な、キリン。
「キリンの首はなぜ長い?」

キリンの祖先は、様々な種の動物がいる中で、エサを求め競争するにつれて首が長くなり、高いところの葉に届くようになって、背丈の低い動物より優位に立ったことで、生き残った、と言われます。
だから、個体の首の成長を表しているのではなく、あくまでも種として、長い年月の交配を繰り返して、もしくは突然変異を経て、首の長い種が完成したのでしょう。

・・・という学術的な話は、合ってようと間違っていようと、一端脇に置いて下さい。

私がキャリアアップ、キャリア開発において提唱したい「キリンの首理論」は、「日々、少しずつでも高い葉っぱに届くよう努力して、首を長くして生存競争に生き残る力を付けましょう。」ということ。
背伸び理論と言い換えてもいいです。日々背伸びしているうちに徐々に背が伸びていく、そんなイメージです。(実際はそんなことないですが)

人は、よほど強い信念や動機が無い限り、ついつい怠けてしまったり、限界を自ら設定してしまいがち。自分の能力はこれくらいかな、と思うレベルで留まっていたり、この仕事は難しい、ちょっと無理かな、引き受けるのは遠慮しておこう、と腰が引けてしまったり、という経験があるかと思います。

GenZeeもそうでした。ベテランになってもそうだし、特に20代の頃は怖気ずくこと多々ありました。

でも、一念発起して取り組んでみたり、ここが勝負所と、自ら手を挙げて引き受けてしてみた時に、そのタスク、業務、職務を完了した時には、一段成長した気がしたものです。ほんのわずかでも、キャリアの階段を登った感覚です。

そのタスクやプロジェクトが成功した時はなおさらのことですが、たとえ失敗に終わっても、逃げずに取り組んだ場合には、経験としてはやはり一段登った感覚を持てたものです。失敗した時はもちろん悔しいし、落ち込みますが。落ち込みから立ち直った時に、ふと思えるのです。背伸びしてでも手を挙げて良かったな、と。

ずーっと背伸びしていると足がつってしまうので、時にはさぼる、休憩する、力を抜く、も大事ですが、ただ突っ立ってるだけは、いけません。プロジェクメンバー募集、新しい部署に異動するチャンスが到来、管理職への昇進申請時期が来た、といったイベントがあるたびに、意識してみましょう。

少しでも高い葉っぱを食べようと、首を長く伸ばすキリンになったつもりで、今の自分よりも、背伸びして高い仕事に挑戦する。といった姿勢で取り組んでいると、徐々に、ほんとに首が長くなる=仕事の能力や職能が上がる、ことにつながるのです。

GenZeeは、教員の両親を持ち、地方(名古屋の片隅)出身。周りにロールモデルとなるような、スーパービジネスパーソンがいませんでした。どうしたら昇進できるのか、給料を上げることができるのか、誰かに教えてもらうことはあまり期待できませんでした。

なので、とにかく挑戦、迷ったら手を挙げる。飛び込む。失敗しても死にはしない、ダメ元、と思い切って、挑戦を続けてきてきました。すると、ある時ふと気付きます。馬からキリンになることができた、と。(キリンの素って馬だっけ?w)

キリンが、たくさんの光を浴びた、高い枝にある青々とした葉っぱを食べようと努力するように、キャリアアップのためにとても価値がある、一段上の仕事を取れるよう努力して、一段一段、階段を登りましょう。


短い記事、読んでいただきありがとうございます。
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