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ただよびの有料化ついて思うこと。

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2020年4月にYouTubeで無料予備校というコンセプトで始まった「ただよび」であったが、2021年4月よりあくまでもプラスαという形で有料化、有料プラン導入に踏み出す結果となった。YouTube上での無料コンテンツ配信は継続するが、無料部分は基本的な内容という位置付けとなり、発展的な内容や実際の入試対策については有料部分が必須となる。個人的にいえば無料というコンセプト、今の時代に即したYouTubeというプラットフォームの活用、既存の予備校や学習塾との差別化という点において登場時は期待をしていただけに今回の有料プラン導入は残念というのが率直な感想である。

もちろん、講師の方々にも生活があるわけで、収益が一定レベルまで上がらないと成り立たないのは理解はできる。長期的には最初から運営企業側は有料化を見据えていた可能性もあるが、少なくとも当初この無料というコンセプトに賛同していた講師の方々や「ただよび」というネーミングからはズレた結果になったのではないかと思う。また、当初の講師の方々もこの1年の間で様々な問題が発生し、残念ながら離れてしまっているのも事実。その部分に関しても詳細な説明がないまま有耶無耶となっており、教育コンテンツを配信している企業として正直大丈夫なのかな?と思ってしまう部分がある。

収益がなければコンテンツ配信を含めて維持ができない以上は有料化となるのはしょうがないが、無料という形でのコンテンツ提供だからこそ、他の予備校やスタサプなどの配信コンテンツとの差別化ができていた。しかし、現状4月から始まる有料プランの内容を見る限りは正直あえて「ただよび」のコンテンツを利用する理由がないのではないかと感じる。確かに既存の予備校で同様のフルコンテンツを受けるよりは安いが、実際にフルコンテンツを受けない場合はどうだろうか。スタサプ等の配信コンテンツと比較した場合においてもどうだろうか。

あくまでも現在発表されている限りの情報を見る限りは突出している部分は見当たらない。もし、力を注ぐのであれば現状のYouTubeコンテンツの在り方や打ち出し方なのではないかと思う。教育コンテンツであるが故に継続していくことが重要であるし、無料とはいえ配信コンテンツである以上は動画を出して完結ではない形こそ力を注ぐ方向だったのではないかと思う。悪くいえば今の状況はコンテンツを配信して終わり、あとは観る側のやる気と継続力次第となっている。もし、有料プランを導入するならば授業コンテンツそのものを有料化するのではなく、安価なサポートプランの導入が先だったのではないかと個人的には感じる。

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