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<無料公開>北海道知事、鈴木氏が初当選について考える。

札幌市民としては空気感で正直結果は見えていた。言い方は悪いが、政治的な内容というより人物への評価の差が出てしまった。自公政権の政治的な内容よりも野党側の政治的な内容を評価する声が多かったが、純粋に鈴木さんと石川さんの人柄での比較という感情論が大きかったという印象。これが立候補が逆であっても結果は変わらなかっただろう。
今後、道半ばの夕張市をどうするのか、北海道をどうしていくのか。鈴木さん本人の意志と行動がどこまで広がっていくのか次第かなという印象。当選の挨拶では有権者よりも自民党への感謝を口にしていたので、少し不安が残る部分があった。特に政策面では、石川さんが原発再稼働反対やJRの路線存続、IR反対など明確な主張をおこなったが、鈴木さんは全てにおいて曖昧な主張でしかなかった。
これがある意味勝因であったのかもしれない。鈴木さんが良くも悪くも主張を曖昧にした事、この曖昧さによって選挙の争点がハッキリとしなかった。今後鈴木さんが自公政権のいいなりになるのか、このあえて曖昧にした事を翻すようになるのかは見ものかもしれない。
ただ、今回野党共闘というスタンスであったが、立憲民主などは石川さんを本気で当選させる気があったのか疑問が残る。野党共闘を謳いながら、大きな集会には各政党の党首を呼ばないような雰囲気だったと感じる。
北海道民が感じたのは野党共闘をしていたようには感じなかったという点。政党の主張というより、鈴木さんと石川さんと人柄の単純比較となっていた側面がある。そうなるとやはり夕張市を再建しようとしていたという分かりやすさが支持をされていた部分があるのが現実だろう。

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