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<おすすめ最新刊情報>〜6月小説・ラノベ編Vol.3〜

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「琥珀の夏」辻村深月 (著)

かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。

「黒牢城」米澤穂信 (著)

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。5」しめさば (著)

共に北海道の実家へ向かう吉田と沙優。しかし扉を開いた沙優を待っていたのは母の平手打ちだった。母と、そして自分と向き合う沙優、それを見守る吉田の決意は……。恋人でも家族でもない二人の物語、堂々完結!

「雨夜の星たち」寺地はるな (著)

三葉雨音は他人に感情移入できない26歳。同僚星崎くんの退職を機に、仕事を辞める。他人に興味を持たない長所を見込まれ三葉は「お見舞い代行業」にスカウトされ、移動手段のないお年寄りの病院送迎や雑用をする「しごと」をはじめる。文芸界の注目著者が「めんどうな人」の機微を描く!

「海辺の金魚」小川紗良 (著)

児童養護施設で暮らす花は、夏を迎えて18歳になった。翌春には施設を出るきまりだが、将来への夢や希望が何ひとつない。花が8歳のとき、母親が無差別殺人の罪で逮捕・勾留されて以来、彼女の心には何物も入り込む余地がなくなっていたのだった。ある日、ボロボロのぬいぐるみを抱えた女の子・晴海が施設にやってくる。必死になってぬいぐるみを抱きしめている晴美の姿に、花はかつての自分を重ね合わせていた……。

「今夜、きみの涙は僕の瞬く星になる」此見えこ (著)

恋愛のトラウマのせいで、自分に自信が持てないかの子。あるきっかけで隣の席の佐々原とメールを始めるが突然告白される。学校で人気の彼がなぜ地味な私に?違和感を覚えつつも付き合うことに。しかし、彼はかの子にある嘘をついていて・・・。それでもかの子は彼の優しさだけは嘘だとは思えなかった。「君に出会う日をずっと待ってた」彼がかの子を求めた本当の理由とは・・・?星の見える夜、かの子は彼を救うためある行動に出る。そして見つけたふたりを結ぶ真実とは――。切なくも希望に満ちた純愛物語。

「午前3時に電話して」小手鞠るい (著)

《これは、みんなでつくる本です。お金はいただきません。自由に持ち帰って、あなたの好きなお話を書いてください。書き上げたらまた、本棚にもどしておいてください。だれかがきっと、そのつづきを書くでしょう。》本をひらくと、とびらのページに、そう書かれていた。──だれにも話せないことを心にかかえていた伊藤みなみは、「お話」として、書いておくことならできるかもしれない、もしかしたら雄大が見つけてくれるかもしれない?と
ブックカフェの本棚でみつけた白い本に最初の一行を書いた。ちょうど一年前の、なかよしでむじゃきだった四人組のお話から、えんぴつを握りなおして、伊藤みなみを変身させて。

「安楽死を遂げるまで」宮下洋一 (著)

世界の医療現場で、安楽死合法化の気運が高まっている。超高齢社会を迎えた日本でも、昨今、容認論が聞こえてくるようになった。しかし、実態が伝えられることは少ない。安らかに死ぬ――その柔らかな響きに、欧州在住の筆者は当初懐疑的だった。筆者は、スイスの安楽死団体でその「瞬間」に立ち会い、またはアメリカやオランダで医師や遺族と話を交わすなかで、死に対する考えを深めていく。

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