見出し画像

表現することを諦めない


私は、特にわざわざ話すことでもないので、
あまり公言していませんが、私は正社員としてデザイナーをやっています。
16年くらいずっと3DCG関連の仕事をしており
フリーランスや契約社員を経て今は正社員としてとある企業にいます。

それを言うと
「えぇ表現一本の人と思ってた」
とか
「えぇ、なら奢りねw」とか「お金持ってるんでしょ?」
みたいに冗談交じりに言われることがあるのですが、
そういう茶化しの反応するのもめんどくさいので
あまり詳しいことは言わないようにしています。
※金銭面では特に裕福なわけではなく正直、今はいろいろありましてカツカツです・・・

確かに表現活動は時間が限られる場合があります。
時間に融通が利く仕事をしている人に比べると
急な誘いや平日にライブ入れることは難しいですが、
残業が100時間超えようとも
土日がライブで終わってしまって休みがなくなろうとも
出演のために平日に休んだ分を土日や残業で補い自分の時間が少なくなろうとも
やりたいことがあれば休みを削っても苦ではないです。
二兎追うものは・・ということわざもありますが
私は、表現活動があるから仕事も頑張れますし
仕事があるから表現活動とのメリハリも出てます

仕事で培った技術がMV制作にも役立つこともあり
写真の知識も必要な職場なので
撮影関連で協力してくれる仕事仲間もいたり、
今のこの形をとった私は間違ってなかったな
と思っています。

もちろんどうしても締め切り前で
仕事に集中したいときは本数を減らしますが
むしろ社員だからこそ、休みは、発売後マスターアップ後であれば
一気に有給が取れることもあり必ず一定の収入があるので、
節約すればライブや制作にお金をかけることも出来ます。
ローンも組めるので選択肢も増えます。

場合によってはまとまった休みもとれるので
役者一本、音楽一本の人よりも
表現に向き合う時間があるときもあります。
だから
一本でやってない→本気でやっていない
ではないと思うんです。

仕事フルで続けてでも表現活動を諦めたくない気持ちは
バイトしたりしつつ表現活動してる人に負けてるなんて私は思ってないです
時間が限られているからこそ、
一回一回、必死なのです

どちらも大事な私の姿です


がむしゃらにバイトしながら舞台一本で活動したり
月に何本もライブをしていた時期がありましたが
演劇・音楽仲間は増え、認知度やオファーは増えましたが
固定客が増えることにはつながりませんでした
一本化してライブにでまくる・・
も有効なのかもしれませんが
もっと他に方法がないか、戦略がないか
無暗に増やすのではなく
立ち止まって考えるときかな、と思っています。

会社員になった=表現を諦めた
ではないです。
どちらもやりますし
まだまだ表現することを諦めたくないです。

演劇やアイドル関係者の中には
「お金がないからタダで協力してほしい」
と泣き落としで
金欠アピールで無理に協力してもらおうとする人たちがいました。

でも、お金がないなかで表現を続けるのために、
なんとか仕事を必死でやりながら表現を続ける人に
金をせびるのは違うと思います。
もちろん舞台を完成させるには一本に集中しないと到底できないくらい大変なこともあるのと、
そのスタイルしかできない人がいるのも知っています。

それでも、お金も稼いで表現もやる、
それができるのを証明したいのです。




今年一つだけ
もしできることなら挑戦したいのが
年に一本、演劇や群舞などの表現にも復帰することです。
今までは喘息が発症してから
舞台をやりたい、という気持ちが湧かなかったのですが
今年初めて
一人ではできないことを、
もっと多くの人とやってみるのも刺激になるのではないか?
と思うようになり
仕事が落ち着いた今
色々と舞台関連やオーディションなどアクションを起こしてみました。

もちろんブランクがあるのと
振付を早く覚えることが苦手なのもあり結果はどうなるかわかりませんが
どんな形であれ
表現することや、人と関わることを諦めたくないなと思っています。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?