治すために食べる。でも食べると痛くなる。
おはようございます。ろんどん。です。
つい4、5日前、軽い腸閉塞になってしまいました。
その日は、お昼に、自分で作った手羽元のさっぱり煮とご飯を食べたのですが、量が少し多かったみたいです。
お昼を食べて何時間かして、お腹がなんだか張るなぁと感じてきて、そこからはプチ地獄でした。
私は小腸と大腸のつなぎ目の部分が狭くなっているので、食べ物がなかなか通りません。
引きつれるような痛みと、吐き気、それに伴って血圧も熱も乱高下。
気力を一気に持っていかれた私は、ただただ耐えながら眠るしかありませんでした。
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私は、クローン病に対して維持療法はしていません。
様々な方面からアプローチして、薬剤に頼らない形で完治させようとしています。
ですから、「治すための食事」というのは必要です。
しっかりとタンパク質を取り入れたり、果物やはちみつを一日に頻回口にしたりと、かなり気を遣って食事を摂っています。
ですが、クローン病が腸の病気である以上は、「治すための食事」が症状を生むことも多々あります。
ここが本当にもどかしいし、辛い。
そしてもちろん、私にも「みんなが当たり前のように食べているものを食べたい」という欲もあります。
入院して、食事や行動を管理されているのなら仕方がないですが、今は在宅で治療していて、揺らぎそうになることは多いです。
食べてしまって、ものすごく後悔したり、案の定症状が出たり...
「食べる」という私たちにとって必要不可欠の行為から、私は精神的にも肉体的にもストレスを感じています。
クローン病の治療の難しさは、ここにあると思います。
食への依存に向き合って、自分の身体や心にとってベターな選択肢をとる。
簡単なことではありません。
だからこそ、支えてくれる人や、大好きなものはすごく力になります。
昨日、私は絶食をして、ゆっくり胃腸を休めました。
食べることが大好きな私にとっては、ものすごい苦行と言うほかありません。
魂が抜けたかのように、一日中床に臥せていました。
そして今朝、昨日の夜から準備していた、鶏がゆに手を合わせ、ゆっくりと口に含みました。
その美味しいこと。
お米の甘みと、鶏肉の旨み。そして程よい塩気が、絶食明けの体に沁みていくようでした。
もうひと踏ん張り。頑張るぞ。
そう思えました。
やっぱり「食」っていいなぁ。
幸せだなぁ。
苦しいことは多いけれど、自分の体が喜ぶように、日々「食」の面からいたわっていきたいと思います。
さて、今日もゆっくりのんびり過ごします。
お昼も夜も、お粥が食べられる。
何だか、元気になってきました。
それでは。