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「italki」で先生探し|44才お母ちゃんゼロからのフランス語 【3年8ヶ月】

しばらく準ロックダウンが続いていたヨーロッパフランス語圏は、状況悪化のため、来週からは学校も閉鎖となりました。ご近所さんと道端で立ち話をしたり、子供の友達が気軽に遊びにきたり、フランス語学校に出向いてクラスメートと一緒に学んだりといった、生きたフランス語に接する機会がめっきり減ってしまった一年でした。

フランス語学校はオンラインで進んでおり、CERF B1の学習も残すところあと2ヶ月。カリキュラム通りに進んではいますが、肝心のお母ちゃんのフランス語はというと、授業で次々に学ぶ文法や語彙は、使わないと上手く消化できないようで、頭の中にどんどん積まれていくばかり。何だか、頭でっかちで、消化不良な感じでございます。

ロックダウン中でも、時々フランス語を使うとなると、どうもうまくいきません。どうにか、B1終了時までに学んだことを、自然に使いこなせるようになりたいものです。

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ヨーロッパフランス語圏に越してきて3年が過ぎた頃から、フランス語の消化を促すために、「italki」というプラットフォームで、週1回フランス語の絞り出し作業をしておりました。お母ちゃんの拙いフランス語にゆったりと付き合ってくれる先生と練習を続けていましたが、その先生が暫くお休みをされているので、サボっておりました。44歳お母ちゃんのフランス語は錆びるのも早いので、これではいけません。久しぶりに新しい先生を探しながら、話す練習をしてみました。

italkiでの先生探しは、プロフィールを読んだり、自己紹介ビデオを見たりして、直感と嗅覚を頼りに目星をつけるのですが、実際どんな先生なのかは、試してみないとわかりません。今回は、タイプの違う3人の先生とお試しレッスンをしてみました。1ヶ月ぶりの会話レッスン、なんだか緊張です。

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まずお一人目は、イギリスで勉強中の18歳の若者男子。自己紹介の後に、日本のことや、ヨーロッパでの生活のことなど、いろいろと興味をもって質問を投げかけてくれるお陰で、とても話しやすかったです。言いたいことが言えない時や、よりよい言い方がある時も、うまく助け舟を出してくれました。非常にリーズナブルなお値段なので、気軽に「軽い会話」が練習できそうです。

お次は、マダム先生とのレッスン。落ち着いた雰囲気の先生でしたが、何だかとても緊張してしまい、タジタジでした。フランス語をしっかりと修正してくれましたが、肝心の会話がうまく弾まず、ワンツーマンなのに距離を感じてしまいました。興味の共通点がなかったり、会話のリズムが合わないと母国語でも話しにくいのですが、外国語だと尚更かもしれません。お母ちゃんのフランス語がもう少し上手ければ、いろいろとお話をお聞くことができるのでしょうが、今はまだ力不足のようです。

最後は、ジャーナリストの仕事の傍らフランス語講師をやっている30代のパワフルな女性。お値段は若者男子の倍以上ですが、次から次へとテンポよくレッスンが繰り広げられ、さすがプロ講師です。内容は、個人的な話よりも、写真や時事問題を使って、どんどん話させる「フランス語反射神経トレーニング」のような感じです。お気軽レッスンではありませんが、簡単ではないけれど難し過ぎず、質問が次々と飛んできますが厳し過ぎず、いい塩梅でした。

いろんな先生がいて、教えるスタイルもいろいろですが、お母ちゃんにとっては、こういうことが大事なようです:

① 笑顔がいい先生。
緊張がほぐれ、安心して、話すことができます。

② 好奇心旺盛な先生。
いろいろと質問してくれると自然に会話が弾んで、ノリやすいです。

③生徒の上達を願う先生。
いろいろと工夫をしてくれる先生は頼れます。

④話をよーく聴いてくれる先生。
先生はあまり話さずに、話を引き出すことに徹している先生と練習すると、達成感が違います。感覚的に7〜8割は生徒に話させる感じです。

⑤ ゆったりと待ってくれる先生。
しばらくは、話すスピードも遅いし、言葉がうまく出てきません。どんどん読み取って手助けしてくれる先生よりも、絞り出す作業を見守ってくれる先生の方が鍛えられます。

子育ては日々反省なわたくしですが、この先生のイメージが、こうありたいなと思う母親・父親像と重なることに、気がつきました。「先生」を「お母ちゃん」に置き換えると:

・笑顔がいいお母ちゃん。
・子供の話に好奇心旺盛なお母ちゃん。
・子供の成長を願うお母ちゃん。
・話をよーく聴いてくれるお母ちゃん。
・ゆったりと待ってくれるお母ちゃん。

こりゃ、いい感じのお母ちゃんだ。 心に留めておこう。

お母ちゃんのフランス語は、台所でPodcast、洗濯畳みながらテレビでローカルニュース、読書は児童本。できればNetflixや映画を見たいけれど、あれやこれやで、なかなかそこに辿り着けませんが、ぼちぼち頑張りまーす✌︎('ω')✌︎


おまけの一枚:スーパーで見かけるとついつい買ってしまう、個性的なロマネスコくん。オリーブオイルと塩胡椒とで、オーブンで15分程でいただきます。

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お母ちゃんのフランス語奮闘記(時系列):


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