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推薦書無しでのポスドクの企業就活(研究職) ~解決編~

※この文章はフィクションです。

~導入編~では、お先真っ暗となった若手ポスドクの末路、のような文の終わり方でしたが、実際に本人のメンタルもそのような感じでした。

実家に帰り、激動の引っ越し続きの生活から解放されてから2週間ほど経過し、私は考えます。「これから、どうすれば良いのだろう?」と。A教授のもとには一度ラボを追放されているわけでどうやっても戻れないですし、二枚舌のB教授のもとで学振PDの本来のルール(学位を取った研究機関からは異動しなければならない)に抵触したグレーな状態なまま、ある意味無給(学振PDのお金は本来A教授のもとで働く名目で支給されているものです)で今までのように働くべきなのか?そこに倫理・正義はあるのか・・・?

おのずと、答えは「否」でした。

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