ロジーさん, PhD

平成生まれのBiomedical研究者の端くれ

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最近の記事

軍儀の考察 第二弾 公式ルールと棋譜 必勝法はあるのか?

どうも、ロジーさんです。今はアメリカで研究を行っていますが、日々文化の違いに驚かされる一方です。あとは、ただただ日本食が恋しいです。外食高すぎィ。 いちおう、個人的には熱心な将棋ファンです。 そんなことはさておき、この前に一時帰国した際にユニバーサルミュージックから発売された公式の「軍儀」セットを購入したので、今回は公式配布のルールとそれを踏まえた考察を行います。 なお、軍儀公式セット(既に生産終了)には「通常版」と「ハイエンド版」の2種類があり、前者後者共に駒とル

    • 資格ハンター戦記

      概要 随時アップデート予定。個人的備忘録も兼ねています。あんまり見せ物としては適してなくてスミマセン、自分のモチベーション維持の目的が強いです。基本的には全て独学です。バイオ系R&Dを本業とし日銭を稼ぎながら、資格どこまで取れるか戦記。教育訓練給付制度の活用にも触れます。 ※あくまで生命科学・医学・製薬・IT分野での国内外での就活に効きそうなものを選んで受けているので、ご当地検定等を片っ端から受けているわけではありません

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      • 替え歌コレクション

        Twitterに投稿した替え歌集です(備忘録)

        • Human Frontier Science Program (HFSP) 留学プログラムについて探る - 続編

          こんばんは。ロジーです。 今年は資格試験を受けまくっていますが、何回か壁にぶち当たったものの何とか国家資格も含め複数取得できそうです。無難に、個人的な朗報でした。 今回の記事は、以前に書いたHFSPのフェローシップに関しての記事(以下)で、採択基準や(日本人の)採択者数の少なさに関して、少し中途半端な調査と考察で終わってしまっていたので、この度その続編とした位置づけとして、もう少し深く行きたいと思いまして作成しました。なお、HFSPに関する概要や制度の詳細、近年の採択者の業

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          はじめての研究論文の書き方

          こんばんは。ロジーさんです。 最初の記事でこの内容を書くと言っておきながら、はや2年、いやはや時間の過ぎるのは早いものです、諸行無常(言い訳) 色々と盛り込みたいこともあるのですが、この記事は簡潔な内容に留めておきます。 今回は、簡単に「はじめての研究論文の書き方」に関して、僕の経験を踏まえていくつかポイントを踏まえて記していきたいと思っています。なお最初に定義しておきますが、この記事における「研究論文」とは国際誌・査読付き・生命科学分野の原著論文 (original ar

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          バイオ系若手研究者のキャリアプランについて考える (地獄のアカデミアに残るか?去るか?新しい道を開拓するか?)

          こんにちは。ロジーさんです。今回の記事では、表題の通り、「バイオ系研究者のキャリアプランについて考える」というテーマでつらつらと僕の経験を踏まえ、平成後期〜令和の「地獄のアカデミア時代」においてバイオ系の若手研究者がどうサバイヴして行けば良いのか?に関して書いていきます。なお、この記事ではバイオ系研究者とは主に生命科学・基礎医学・薬学・生態環境学・農学・獣医学等において博士を取られた方もしくは取得見込み(or目指している)の方、と広く定義します。”若手”は文科の基準よろしく4

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          軍儀のルールを考察して駒を自作してみる?

          こんにちは。漫画HUNTER×HUNTERに登場する「軍儀」、ご存知でしょうか? キメラアント編ではストーリーのキモになる、作中では囲碁や将棋と同等の扱いを受けている作者冨樫先生オリジナルのボードゲームです。 この記事では、あくまで原作での描写に基づいて、作中で結局明かされなかったルールの詳細について考察していきたいと思います。 ※なんと初登場から10年以上の時を経て製品化が決定しました。 発売は2022年末、ルールは複数あり作成中とのことですが、こちらにも注目です。

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          バイオ系院生・ポスドク向けの留学フェローシップまとめ (2022年時点)

          前略 どうも。ロジーさんです。暑くなって来ましたが、皆さま普段はちゃんと眠れていますか?不眠症は万病のもとです。ベンゾでも抗オレキシンでもGABAでも漢方でも良いので、ちゃんと毎晩6時間以上安眠してくださいね。私からは以上です。 草々 ・・・ではなく、今回は表題の件、「バイオ系の大学院生およびポスドク、若手教員の応募可能な海外留学フェローシップ」に関して纏めてみました。 HFSPに関しては前回の記事でも触れましたが、ここでは他のフェローシップなどとも比べながら、特に締切時期

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          Human Frontier Science Program (HFSP) 留学プログラム採択者の採択時の業績を探る

          どうも、ロジーさんです。実はと言いますか、ワタシ全てが左利きでして、駅の改札口では左手でピッっとやろうとして毎回変な体勢になるのが日課となってしまった悲しきモンスターなのです。 はい、どうでも良い話はさて置き、今回はHuman Frontier Science Program (HFSP)のLong-Term Fellowship (LTF)の歴代採択者の(採択時における)業績を探る、というテーマで記事を書きます。 業績と実際の申請に関しての私の考え方は前回の学振SPDの

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          今は亡き 学振SPDの採択時の業績を探る

          どうも、ロジーさんです。大変肌寒い季節となって参りましたが、皆様の両方の脚は、まだ1Gの地面にきちんとついておりますでしょうか?私は先日、凍死の淵を彷徨いかけました。。 さて今回は、(制度の変更によって)今は亡き 学振SPDの採択時の業績を探る、というテーマで記事を書きます。 学振SPD、もとい日本学術振興会 特別研究員SPDに関してはこちらのページをご参照ください。平たく言うと、各分野で博士号(PhD)を取得した、若手(学位取得後5年以内)の研究者を志す人からの申請を学

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          推薦書無しでのポスドクの企業就活(研究職) ~導入編~

          こんばんは。ロジーさんです。 結局前回の記事からものすごく時が空いてしまいました。三日坊主症候群って怖いですね。皆さん、まだ五体満足ですか? さて、今回は私の経験した今までのキャリア史上最大の苦難「推薦書無しでのポスドクの企業就活(研究職)」に関して書きたいと思います。タイトルの通り、ハイ(笑)業界歴が長い方にはお分かりかと思いますが、上司からの推薦書が無い時点で研究業界の就活ではほぼ負けゲーとされる事が多いのです。ですが、今回の記事では、「何故そういった状態になったのか

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          推薦書無しでのポスドクの企業就活(研究職) ~解決編~

          ※この文章はフィクションです。 ~導入編~では、お先真っ暗となった若手ポスドクの末路、のような文の終わり方でしたが、実際に本人のメンタルもそのような感じでした。 実家に帰り、激動の引っ越し続きの生活から解放されてから2週間ほど経過し、私は考えます。「これから、どうすれば良いのだろう?」と。A教授のもとには一度ラボを追放されているわけでどうやっても戻れないですし、二枚舌のB教授のもとで学振PDの本来のルール(学位を取った研究機関からは異動しなければならない)に抵触したグレー

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          学振申請書を書こう!

          ・Cover letter こんにちは。ロジーさんです。 今日のこの記事は令和の初日に書いています。5/1と言えば、(博士課程の学生には)言わずと知れた日本学術支援機構 特別研究員(通称:学振)申請の提出締切まで残りわずかですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 今日は、その学振について、僕の体験談(ほとんど失敗談)を交えて書いていこうと思います。 ※生物・医学系の話なので他の分野とは少し勝手が違う場合があります なお、僕の書く記事は科学論文を投稿する時と同じような

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