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Human Frontier Science Program (HFSP) 留学プログラム採択者の採択時の業績を探る

どうも、ロジーさんです。実はと言いますか、ワタシ全てが左利きでして、駅の改札口では左手でピッっとやろうとして毎回変な体勢になるのが日課となってしまった悲しきモンスターなのです。

はい、どうでも良い話はさて置き、今回はHuman Frontier Science Program (HFSP)のLong-Term Fellowship (LTF)の歴代採択者の(採択時における)業績を探る、というテーマで記事を書きます。

業績と実際の申請に関しての私の考え方は前回の学振SPDの記事を見ていただければ分かると思いますが、「実際の申請書の中身は見れないが、採択者がフェローシップ申請時にどれくらいの業績を積んで挑んだかであれば公開情報のみで推察できる」という考えに基本的には立脚しています。

もちろん、フェローシップの獲得に必要な研究計画立案書 (申請書)には、科研費などのいわゆるグラントと呼ばれる研究補助金の申請の際と同様に、実際に行う(予定の)研究の具体的なテーマや戦略、綿密な年次計画等を記載するわけですから、そういった部分で各々の採択者がどのような書き方で挑んだかは本人達に実際にコンタクトして見ないことには分かりません。が、当然のことながら審査員もプロの研究者ですから、「コイツに(多くは税金を原資とする)お金を配って研究させて大丈夫か?」「この研究計画ってホントにできるのか?」を判断する上で、これまでの業績、とくに論文業績が大きな判断材料となってくる訳です。ここまではよろしいでしょうか。



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