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#7 [インタビュー] 様々なバンドを渡り歩いてきたバッドボーイベーシスト''Ataru''

◾️2019年3月に私はロックンロールバンドを組むために地元福岡県から東京へ上京しました。
バンドメンバーを集めるためにTwitter(現X)やメンバー募集サイトなどでメンバー募集の記事を投稿していました。
その時期に東京でバンド活動をしており、髪を逆立てておりモッキンバードのベースを弾いている派手なベーシストをSNSで見つけました。その人の名前はAtaruといいます。
私は早速Ataru氏にアポを取りました。うちのバンドでベースを弾いて欲しいのでどこかで話せませんかと。すると快く「いいですよ」と返事が来ました。

それから実際に会って話してみて、それ以降バンドを一緒にやることはなかったですが今に至るまで仲良くしてもらっています。よく呑みに行ったり、遊んだりとそんな仲ですがまだ聞いたことの無い話やファンの皆様も知らないこれからの展望等も聞くことができましたので皆さまにインタビューの様子をお届けします。



※Ataru氏はこれまでにORANGE ECHO、九龍、絶対零度、Embrasse、No Way Out等のバンド活動、サポートベーシストを経て現在はLEATHER ROSEのサポートベーシスト、Faoudにて活動中。東京生まれ東京育ち。


◾️先日はLEATHER ROSEワンマンライブでのサポートベーシストとしてステージに立たれましたね。おつかれさまです。
今の今までにベーシストとして様々なバンドで活動をされてきましたが、Ataruさんが初めて楽器を手にしたときから今に至るまでの経歴を教えていただけませんか。
Ataru(以下 A):
カスタネットだよ。生まれて初めての楽器は。保育園の時の発表会だね。先生に持ちなさいと言われ(笑)そこから間は空くけど、小学校の時には既にバンドを組みたいと思ってたよ。
◾️小学生の頃には既にベースギターを持っていたんですか。
A:
いや、まだ持っていなくて実は最初はベースギターではなくギターが欲しかった。ギターを持ってて弾けると女の子にモテると思ったからね。 ギターを買おうと思ったときに女の子の友達が「ベースってかっこいいよね」と話をしていてその話を聞いて、一気に方向転換をしてベースギターを買おうってなったね。
それから LOUDNESS を聴いて、自分もこんなバンドを組みたいってなったね。他にもかっこいいバンドだなと思ったバンドは 氣志團、MONGOL800だね。
今挙げたグループを小学校4年生から中学校2年生くらいまで聴いてたね。MONGOL800のCDを父ちゃんか母ちゃんに買ってもらって、自分で初めて買ったのはロードオブメジャーのCDだったね。

氣志團


LOUDNESS


◾️かなり意外でした。AtaruさんとはLOUDNESSの話をする機会がこれまでにありましたが、氣志團、ロードオブメジャー、MONGOL800も通ってきたのはかなり意外でした。
Ataruさんのステージを観るとNikki Sixxや恩田快人さんが好きなのかなと思う人もいるはずです。AtaruさんはステージでNikki Sixxモデルのベースを弾いてますが、MOTLEY CRUEを聴くキッカケはどんな状況でしたか。
A:
俺がよく通っていたTSUTAYAが1階と2階に分かれていて、1階が本屋、2階がレンタルビデオとレンタルCDのフロアだったんだよ。んで本屋でBURRN!(ハードロック/ヘヴィメタル専門誌)を読んでいて、すごく派手なルックスのバンドが載ってるな!と。そのグループがMOTLEY CRUEだったのよ。そしてすぐ2階へ行ってMOTLEY CRUEのCDを借りたよ。
◾️そのCDを聴いてNikki Sixxにハマったということでしょうか。
A:
いや、やっぱ最初はギターを弾きたかったからMICK MARSのギターサウンドを聴いていたよ。あとはJACKS'N'JOKERを聴いてこんなバンドをやりたいっておもったね。でもバンドに入ったり組むのは苦労したね。どこもベース弾かせてくれないし、門前払いだったしね。まあそれは俺の置かれた環境からも影響受けたね。高校行ってないし、周りにバンドやってるやついなかったね。だからバンドをやりたくてもやれないときがあったね。ハードロックやヘヴィメタルバンドを組むのには憧れたね。

JACKS’N'JOKER

◾️なるほど。Ataruさんは以前に ORANGE ECHO というバンドで活動していました。その当時のメンバーは同年代だったというのを聞いた事がありますが、同年代でバンド活動をできた時はどういう気持ちでしたか。
A:
やっぱり当時は手応えはあったよ。19歳とか20歳の時だね。他のバンドには負けないって自信はあったよ。お客さんは居なかったけどね(笑)
◾️今までにORANGE ECHOの頃の心境を聞ける機会がこれまでに無かったので聞けてよかったです。私の中でのAtaruさんは Embrasse での活動が印象強いです。Embrasseは色々な音楽の要素が詰まっていて、そこでの活動がAtaruさんを更に強く成長させたのでは無いかと思っていますがどうでしょうか。
A:
本当にそうだね。メンバーの衝突も無いし、各々が好きにやっていたね。好きにやれるって本当にいいよね。
◾️Embrasseもそうですが、Ataruさんは割と自分らの親世代の方々たちとバンドをやることも多かったと思います。最近ではLEATHER ROSEでの活動ではAtaruさんはどういう役割でしょうか。
A:あまり年齢とか気にしなかったね。Embrasseは付いて来たかったらついてこい。って感じだったしね。LEATHER ROSEに関しては、彼等の考えに対して俺は応じてベースを弾くってことかな。そういったところかな。

◾️LEATHER ROSEのライブ会場やSNSでもAtaruさんのベースはLEATHER ROSEに合ってるという意見や投稿も数々見受けられました。
A:
それはかなり嬉しいよね。
◾️最近では10代、20代と若い方々のハードロックファンやロックキッズが増えている気がします。Ataruさん始め、LEATHER ROSEも音楽シーンを盛り上げていってほしいです。
A:
今ではインターネットですぐ知る事ができるし、サブスクだったりとかさ。若い子はそういうのに強いから若い子同士でもすぐ共有はできるし、ロックの良さがどんどん広がるといいよね。スマホを通じて情報を発信して共感できるからね。年下に対して壁になろうとか思ってないしね。とりあえず美味しくお酒呑めればいいよ(笑)ただ、LEATHER ROSEは酒弱いからなぁ〜
◾️これまでにかなり精力的に活動されてきたわけですが、これからの予定や展望を教えてもらえますか。
A:
LEATHER ROSEにも動きあるだろうからそれにも力を添えたいね。あとは ORANGE ECHOで音源を制作してるんだけど配信はすると思うよ。もしかしたら御蔵入りするかもしれないし。まぁね〜俺自身の願望言うとORANGE ECHOで音源制作してライブもやりたいね。当時活動してたころより今の方がイケイケかなと思うしね(笑)
◾️なるほど。これからの活動に目が離せないですね。今回のインタビューでこれまで聞けなかった話もあり、ファンの方々もこれから期待してると思うので、この記事を読む皆様に一言どうぞ。

魚釣りが趣味のAtaru氏


A:土手で俺と会おうぜ!!釣りが好きだからね...(笑)


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