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【自律神経失調症】復職目前だったのに。

初パニックを起こし復職が白紙に

前回の記事『「家事+4.5h労働」の療養生活?』をご参照いただければ軽くご存知かと思いますが、6月28日にパニックを起こしたことによって、大変私は落ち込むこととなり、せっかく心優しい上司が手配してくれていた、7月からの新しい環境での4.5時間労働も、全て白紙にせざるをえなくなりました。

信じられなくなってしまったのです。普通だった頃の自分を。

社会に出るとありとあらゆる情報が溢れています。その中で、私がもし極度に苦手なものと出会ってしまった時、自分がどうなってしまうかわからないと思いました。それゆえに、まだお仕事に復帰することは困難だと感じたのです。


何があったの?

その日、何があったかお話ししましょう。

私は夫とともに私の実家に帰っておりました。

母からは、もうすでに私の目つきなどから、あまり私の調子が良くないようには見えていたらしいのですが…

まず、家族との大好きな餃子の夕食時、謎の深い悲しい感情に脅かされ何も食べられなくなりました。(理由は謎です。強いて言うなら蛍のドキュメンタリー的なものをTVで観ていて『火垂るの墓』を思い出したとか?)

次に、お風呂あがりにたまたま母と妹が見ていたショッキングなツイートを見てしまい、

「どうして私は自分のことで精一杯なのにそんなものを見せるの!?」

「私にはこの可哀想な事実をどうしようもできない!」

という強い怒りと悲しみで今まで出したこともないような大声で10分以上も泣き叫んでいたようです。


私の苦手なものと「不安」の関連

そのツイートの内容は、殊更私が苦手とする「弱い立場の子供や動物が虐げられる」ものでありました。

この世に存在する残虐残忍なことなどは、許せないと思いながらも、普通の人たちはある程度自分と切り離し、目をつぶって生きています。その時の私には、それが出来なかったのでしょう。

それが私の初パニックでした。


自分は精神障害と思い込んだ

そうして初めてパニック(のようなもの)を起こした私は、「自律神経失調症」と診断された私は疑心暗鬼になり、「私は不安障害なのではないか」「私は強迫性障害なのではないか」「私はパニック障害なのではないか」「難病手帳持ちの夫と精神障害者手帳持ちの妻となって先が見えなくなるのではないか」

と焦り、とことん落ち込み、夫に休みを取ってもらって付き添ってもらい、翌日再度病院へ行きました。

おそらく私は、「自律神経失調症だけじゃない」と思い込み「[頓服]で精神症状を抑える薬を処方されていること」に、自分の病状を軽視されていると思い込んでいました

昨日のパニックによって、てっきり自分はなんらかの精神障害だと思い込んでいた私は、先生に「精神治療に移行してください!」と頼みました。しかし、(以前の記事「心療内科と精神科、お医者さんを信じるところから。」でも書きましたが)最終的には先生にはこのように言われたのです。

「自律神経失調症というのはとても広義な名前なんだ。その中でもあなたは強迫性や不安といった要素が強いことはわかってるよ。自分を不安にさせたりイライラさせたりする要因を認識することと、それらを自分の力では抑えられない時に精神症状を抑える頓服薬を飲むこと、それがあなたにとっての精神治療になる」

これを聞いて「私は適切な精神治療を行っているんだ」と納得し、自分の療養生活を改めて見直すことにしました。


長引いた療養生活を有意義なものに

それで、前回の記事のように、復帰目標である4.5時間労働に備え、家事以外のことでスケジューリングを行ったわけですね。

そのスケジューリングの詳しいことは前回の記事『「家事+4.5h」の療養生活?』をご参照ください。


最後までご覧頂き、ありがとうございました。


あなたのこと忘れない