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心療内科と精神科、お医者さんを信じるところから。

まえがき

私はご存知の通り(初めての方は私のプロフィール記事などをご覧ください)、ちょうど1ヶ月前に自律神経失調症と診断されていて、療養中です。自分の状態や心境、時には記録を綴るアウトプットもいいけれど、インプットもしてみようと思いまして、本を買いました。

…正直いうと、治療から1ヶ月が経ち、薬の効果も出始め?、ようやく活字を読む気力が出てきた、というのも本当のところです。また、「自律神経失調症」という曖昧な病気についてもう少し勉強したいと思った、というのも本音で、以下の写真の本の気になるページを読んで、【要約】【感想】【自分との紐付け】をやってみようかなというわけです。

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【要約】(上記紹介本『コラム「必ず治る!」と信じることが完治への道』)

p.124『コラム「必ず治る!」と信じることが完治への道』の要約をしますね。↓

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自律神経失調症の患者は一人で不安を抱え込んだり、ものごとを懐疑的(疑ったり否定的に考えたりすること)に捉えてしまうような傾向がある。だからこそ、医師とのコミュニケーションを深め、医師を信じる気持ちが大切で、治療の効果を信じることが病気を早く治すための近道である。

また、納得できないことや、気になる症状が出てきた場合は、自己判断せず医師に報告して確認するべきである。症状の状態、治療法などをしっかりと説明をして同意を得る、いわゆる「インフォームドコンセント」はとても大切である。

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これを読んでの軽い感想

私は、こんなに短いコラムを読んでいて泣いた。だって、すごい自分と当てはまるんだもの………。私は基本的に悩みや問題はまず自分で解決しようと努めるべきだと思ってたし、なんらかの主張や意見に対して「いや…でも…」と一旦疑うところがある。

そう、自律神経失調症者の中には、私のように、人間不信で、自ら熟考することこそが自分にとって最も信頼できることであり、安心できることだと考える人がいっぱいいるんじゃないかな。


実体験①「初診時」

私は自分にヤバイ症状が沢山出て、藁にもすがる思いで心療内科に行った。(それまでに何があったかを知りたい方は固定記事を見ていただけると幸いです)

問診票に書ききれないくらいの既往歴やら現在の症状やらを書き、名前を呼ばれて診察室に入っただけで泣けてきそうだった。色々と話をした後医師はこう言った。

「昨今精神医療は大変進歩していてね、君のその生きづらい性格もしばらくこの薬を飲み続ければ、人が変わったように楽になるよ」

私は崩れ落ちるようにしてその場で泣いた。

だって約24年間、周りの目を気にして自分を孤独に追いやって、イライラしやすくて、予定や計画を細かく立てないと落ち着かなくて、それがうまくいかないとひどく不安になって、物事ひとつひとつに敏感に反応したり熟考したり、いわゆる「楽観」「ポジティブ」の真逆を生きてきた私が楽になれるなんて信じられなかった。

でも、それと同時に、ああ、私にとっての夢みたいな生きやすい性格に、これからなれるんだって嬉しかった。

信じられなくて、でも嬉しすぎて、泣いた。

私は懐疑的だ。でも弱り過ぎて、きっとその未来を信じるしか生きる希望が見えなかったんだろうね。


実体験②「素直にやってみた」

実際、当時、胃痛、腹痛、軟便、イライラ、常時不安感、破壊欲などなど数えきれないほどの症状を抱えてやってきた私に、医師はそれぞれの症状に効く薬いくつもと、入眠剤(より上質な睡眠を促すもの)と、抗うつ剤(最近出たとてもオススメの薬らしい)を出され、およそ10種類近い1週間分の薬が処方された。

それとともに、「自律神経を調えるためには交感神経と副交感神経のメリハリをつける。そのために絶対に昼寝は厳禁。23〜7時の睡眠を守ること。」と言われ、私はそれをひたすら遂行している。

おかげで胃痛腹痛軟便といった身体的症状はほぼ無くなり、精神的症状は出るが頓服薬で抑えられるようになり、以前に比べてずっと楽に過ごせるようになった。


実体験③「医師とはとにかく話して理解し合う」

もちろん前述したように、基本的に人間不信なのでちょっと医師にきついことを言われたり、納得いかないことがあると、その医師は合わないんじゃないかと思ってセカンドオピニオンを求めたくなる時もある。

…………が!しかし!ここで踏みとどまることも、大切である。

そもそも医師は患者を治そうとしているのであって責めているわけではない。だから正直に「今先生のおっしゃることはすごく私にとって辛く感じるんです」とか「先生のおっしゃることが今の私にはよく理解できていなくて、大事なことをもう一度簡潔に言っていただけますか」とか言ってみると意外と医師は驚き、別の言葉に言い換えてくれるかもしれない。それでもダメだったら…医師の語彙力がうんぬんということにしておこう。

つまりね、治療、診察の中で、医師との間に壁を作らずちゃんと言葉で伝え合うことが大切なんだよ。恋愛と一緒だね!笑


あとがき

私、正直な話、「自律神経失調症」と診断されて1ヶ月治療してるけど、なかなか精神症状が治らなかったの。個人的には「強迫性障害」「不安障害」「パニック障害」「うつ」の傾向があると疑っている。でも「不安時はこれ」「イライラ時はこれ」って頓服薬で出されてるだけだから、私の精神症状をちょっと軽視されてる感じがしてたんだよね。だったら心療内科じゃなくて精神科行ったほうがいいのかな、みたいな。その思い、私、ちゃんと先生に伝えたんだ。

そしたらちゃんと答えてくれた。

「自律神経失調症というのはとても広義な名前なんだ。その中でもあなたは強迫性や不安といった要素が強いことはわかってるよ。自分を不安にさせたりイライラさせたりする要因を認識することと、それらを自分の力では抑えられない時に精神症状を抑える頓服薬を飲むこと、それがあなたにとっての精神治療になる」

私は、自分がモヤモヤしていることを先生に話して、徹底的にお話できて良かったと思ったよ。

あなたのこと忘れない