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ブランディングは、ビジョンがないと始まらない。

社名のない会社はなく、活動内容のない会社もないでしょう。詐欺まがいの事件で、実態の無い怪しげなトンネル会社の存在が報道されたりしますが、そんな会社でも、社名もあれば、トンネルと言う活動、役割を持っています。。。笑

会社は何らかの活動をしているわけですが、ブランディングを行っているかどうかに限らず、名前と活動がある以上、お客さんとの繋がりができて、お客さんからの一定の評価があるならば、結果的になんらかのブランディングは自然に起こっています。

ただ、それをブランディングと言うにはあまりに消極的で、やはりブランディング活動をしていると言うことは、目的とゴールをイメージしながら、積極的にブランディング活動を行っているものをブランディングといいたいです。



なぜ、ブランディングをやるのか?

ブランディングには、しっかりとした目的を持つことが大事です。何となくブランディングをやって、なんかいい感じになったらいいなぁと言うのでは、ちょっとフワフワしていて、目指すところには行けそうにありません。何となくやっているので、そもそも目的とゴールは希薄です。
何となくやって、まあまあそこそこいい感じになったらいいというので良ければ、それは経営者次第なので、それでもいいのでしょうが、そんな会社は、ブランディングどころか、そもそも会社経営自体も適当になってしまっているのではないでしょうか?

経営と顧客体験

ブランディングを行う上で、会社の経営コンセプトを明確にすることは何より大事です。経営コンセプトが明確でないと、ブランディングは始まりません。なぜなら、ブランディングは、経営コンセプトを表現し、具現化する中で、その表現の品質をより高めたり、より明確にその思いが伝わるようにしていくことだからです。
何となく見た感じをカッコよくしたり、印象や雰囲気をよくすることは、ブランディングの活動の一部でしか無いからです。(その人にとっていいと感じるものにして行くという方が正確でしょう・・・価値観)


数年先にどうなっていたいのか?明確ですか?

経営コンセプトの中でも、もっとも大事なことは、ビジョンの明確化です。

あなたの会社のビジョンは明確ですか?

あなたの会社の3年後、5年後どんな感じでいたいですか?10年後はどうでしょうか?
今の時代、変化が余りに激しくて、10年後のビジョンは描きにくいかもしれません。描いたとしても、数年先に、あなたのビジョンはやっぱりこっちかなと方向転換するかもしれません。それでもいいと思います。
ただ、3年〜5年後は、今やっていることの結果につながっていくと思うので、数年先にどうなっていたいかは明確にしていく必要があります。

例えば、紙を置いて、左端に現在、右端に5年後の点を描きます。この二つの点に定規をあてて一直線に線を引きます。見事な一直線の線ができます。
2年後、3年後は、果たして、その線の上にポイントされるでしょうか?
これはわかりません。たぶん、そこにはない可能性が高いと思います。
でも、5年後の結果をそこに近づけていくことは可能です。それを実現したいという強い思いやモチベーションがあって、諦めない熱量があれば、そこに行けるはずです。そして、10年後はこんな感じになりたいというビジョンは、定規で結んだ5年後に向かって、ベクトルは伸びていくでしょう。

5年後に向かって、どうしたらいいか、思いあぐね、なかなか行動しないでいると、半年、1年行動しないと、5年後は、6年後になります。
大体の目安をつけて明日から行動を始める人は、体験と何らかの結果が生まれ、少し違っていたら、修正、改善ができます。1ヶ月、3ヶ月続けてみれば、振り返ることもできて、自信につながるかもしれないし、さらにこれまでの体験を踏まえ、今後どうしていくかの対策や戦略を立てる糧になります。
やってきた実践、行動を振り返ると、かなりジグザグで、時にはかなり遠回りしたなということも見えるかもしれません。

手漕ぎボートで、女性4人組がサンフランシスコ〜ホノルルまでの太平洋横断すると言うドキュメンタリーを見たことがありますが、それは成功し、世界初の偉業を成し遂げることになりました。
彼らは交代で24時間、ひたすらボートを漕いで、ゴールを目指して西へ西へと進んでいますが、彼らが航海してきた何百キロという道程の記録を見ると海流の影響で流されたりしながらも、しっかりと目標を目指していることがわかります。拡大すると、日々ジグザグに進んでいるのです。


目標を目指す日々の活動とはそんなものです。起こる外的な出来事や自身の体調不良など、何の影響も受けずにまっすぐ行けることなんてありません。
何しろ、行動を始めたもん勝ちです。頭で考えるよりも、体験の数、場数を踏んで、行動した方が得るものがたくさんあります。

問題は、行動しようというモチベーションです。


実現せずにはいられないという、熱い思いの熱量。

モチベーションは、あなたのそれをやりたいという思いの熱量情熱次第です。やらなければいけないと、仕方なくやっていたり、義務的にやることに情熱なんて起こりません。あなたが成し遂げること、成し遂げられることは、あなたがそれをやりたいという熱量が全てなのです。

なぜ、それをやりたいという熱量が高くなるのか?情熱が湧き、モチベーションが上がるのか?
それは「ビジョン」です!

先ほどの女性4人組の手漕ぎボートの太平洋横断は、女性だけで、太平洋を手漕ぎのボートで横断するという世界初の偉業を成し遂げようと言う熱意、情熱です。

あなたのビジョンは、会社経営をやっているから、先々の目標を明確にしないといけないので、とりあえず目標をこのあたりにしようかというものではないのです。

ビジョンは、それを実現したい!夢を叶えたい!実現せずにはいられない!そんな思いから描かれるものです。
あなたにとって、そんな思い、実現したい事は何でしょうか?
それはもしかしたら、会社で実現すること、できることを遙かに超えているかもしれません。
あなたの夢や思いが余りに大きくて、今のこの仕事や人生では実現できるはずがないと思っているようなことかもしれません。

それは、あまりに途方もない夢のように思えて、それを実現しようと行動に移すなんてバカげている。周りからどう言われるかわからない。行動に映して、途中で失敗したらどうしよう。投げ出したら笑いものになるじゃないか。途中で挫折したら、自分でも嫌な思いになるし、自信を失ってしまうかもしれない。

そうだ、失敗するくらいなら、最初からやらない方がいい、始めない方がいい。始めなければ、失敗する体験もないし、周りからどう評価されることもない。夢なんか見ない方がいい。どうせできっこないんだから。
ビジョンなんか描いてしまうと、行動しなきゃいけなくなる。だから、未来をイメージせずに、目の前のことをそこそこやっていけばいいじゃないか。偉業なんて目指さなくったって、そこそこいい感じで上手く生きている人はたくさんいる。何かすごいことを成す人は、心の奥底で満たされていないものや無価値感強い承認欲求があるんだろう。
そもそも、彼らとはDNAが違うんだ。どだいそんなことをやろうなんてことが無理な話なんだよ。何となくそこそこいい収入が得られて、そこそこ満足な感じでいいんじゃないかな・・・

そんな生き方をするのは、先ほどの手漕ぎボートで言うと、目標地点無しで、ひたすら漕ぐだけ漕いでいる状態で、気が付けば同じ所をグルグル回っているかもしれません。


会社の前に、あなたの人生のビジョンを打ち立てる。

いま、NHKの朝ドラでやっている「らんまん」の植物学者・牧野富太郎さんは、らんまんで描かれているようにピュアで、真っ直ぐで、思い込んだらやり遂げるまでやり続ける。そんな人だったのでしょう。牧野さんの情熱はすごいものがあります。


ビジョンは持っていい。いや、あなたの中にビジョンは必ずあるはずです。でも、先ほどのような思いが無意識にあって、それすら気が付かないでいるのかもしれません。

経営者のあなたは、会社のビジョンの前に、あなたの人生のビジョンを打ち立てる必要があります。どんな人生を送りたいたいのか?どんな人生でありたいのか?
このお話は、ブランディングを超えています。とても大事なことなのです。

まず、あなた自身がどんな人生を送りたいのか?こんな人生を送りたいなぁ。こんな人生を生きたいなぁという、その夢や思いがないとしたら、まず、それを描くことから始めましょう。


どんな願いでも叶えられるなら、どんな人生を生きる?

何でも叶えてくれる女神が現れて、あなたの夢や望み、あなたが生きたい人生全部叶えてあげる。それを叶えるために、あなたが心配することはすべて私が保証してあげます。何も心配することなくあなたが実現したいことこんな人生をいきたいというものを言ってみてください。

そんな女神が現れたら、あなたは何を女神にお願いしますか?

ただ、その女神は、わずか3分間しかあなたの前に現れません。その間に望みを言わなければならいとすれば、いつ女神が現れてもいいように、日頃からその望みを準備しておかなくてはいけません。

あなたの最高の1日を考えて見ましょう。
あなたが、朝どんなところで目覚めて、どんな一日を始めて、どんな風に過ごすのか?あなたは誰とどんな環境に暮らしていて、どんな人生を生きているのか?どこで、どんな人と会うのか?そして、どんな風にその素晴らしい一日を終えるのか?

そんな最高の1日を過ごすために、あなたはどんな人生を実現している必要があるのか?

そんなことを考えるのは、楽しいと思いませんか?
ネットで、Pinterest(ピンタレスト)や画像検索で、あなたの欲しいものの画像を探して、コレクションしていくのもいいでしょう。
言葉で表現する言語化も大事ですが、ビジュアルで具体的なイメージを持つことも大事です。
これは、ビジュアライゼーションと言ったり、プリントアウトして、ボードに貼って、ビジョンボードを作ってもいいでしょう。

そんなあなたが実現したい人生、夢、ビジョンを描く
会社のビジョンは、その中にあります。あなたが経営者なら、それを描かずには、会社のビジョンは描けないでしょう。

ブランディングは、ビジョンを描くところから始まります
あなたが実現したい夢、思い、願望を、誰もあなたにナンセンスだとか夢物語だとか、できっこないなんていいません。
あなた自身の制限、リミッターを外して好きなように思う存分自由に発想し、思い描いてみてください。
そして、それを大切に、きっとそれは叶う!そうなる。
そんな自分の思いが実現して、その人生を過ごしている姿を、目を閉じて感じてみてください。それが本当に実現したいこと、生きたい人生ならば、それがリアリティとして、あたかもそこにいるように、その人生を生きているように湧き上がって来ることでしょう。
それほど体感覚としてイメージできることは、きっと実現するはずです。

あなたのビジョン、もしまだ明確でないなら、ビジョンを描いてみてください!ビジョンがある人は、さらに、ありありと具体的なものとしてイメージして、それを生き始めてみてください!


ブランディングやマーケティングの初回無料相談もやっています。
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