ちゃっかり妻と必死な夫~「オー・ブラザー!」
ただいま、コーエン兄弟・集中視聴期間。
と言いつつ、あまりコーエン兄弟らしくないかもしれない作品を紹介してしまう。2000年公開「オー・ブラザー!」
コーエン兄弟というと(ここまで観た作品は)ヘンな登場人物と独特の間と不思議なテンポなどが特徴なのだが、本作は登場人物はヘンではあるが全体的に見やすい仕上がりになっている。
原案はオデュッセイア。そう聞くと本家「ユリシーズ」が思い出される。
本家と違うのは、妻が夫の帰りを待っていないというところ。
また物語の序盤からちょいちょい伏線を忍ばせているのも、当時の作品としてはまだ珍しかったかも。それで大団円につながっていくのだが、ポマードの”だて男”は何かの暗示だったのだろうか。。
ジョージ・クルーニーというと今では「オーシャンズ」シリーズなどでイケオジ風な役がマッチしていた印象があるのだが、実はほぼ本作が最初のヒットになる。最初からこういう売り出し方だったんだな。
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