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2022年8月の記事一覧
「ひまわり」の裏バージョン?~「昨日・今日・明日」
いまだ戦火止まぬ世情の中、それがオーバーラップする作品として1970年公開の傑作「ひまわり」が注目を浴びている。監督はヴィットリオ・デ・シーカ、主演はマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン。
このトリオによる作品が実は7年前にもあったという。それが1963年公開「昨日・今日・明日」
これは3部からなるオムニバス形式。3つの話は無関係。ただ、男女の艶笑話をモチーフにしている点で、一本筋を通
哀しみと喜びと、絶望と希望と~サミュエル・バーバー「弦楽のためのアダージョ」
先日、映画「プラトーン」を見た。戦争映画の傑作である。
戦場のリアル、人間の善悪と葛藤を描いていて、凄惨な場面も多いのだが、全体的に覆うのは静謐さだと感じた。
それをより効果的にしているのが音楽であろう。
たとえばこの、中盤で主人公の上官が見殺しにあう場面。プラトーンと言えばこのポーズが頭に浮かぶが実はこれはこの上官の最後を描いている。
そして、エンディング。主人公が負傷により戦場を離れるシー