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第5回「隣の芝生(企業)は青い」調査

今回は弊社独自で行っているリスモン調べ「隣の芝生(企業)は青い」調査を取り上げたいと思います♪

「リスモン調べ」とは、リスクモンスターが独自に調査するレポートのことです。「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでおります。

こんにちは、佐々木正人です。
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■ 調査の概要
1.  調査名称 第5回「隣の芝生(企業)は青い」調査 
2.  調査方法 インターネット調査 
3.  調査エリア 全国 
4.  期間 2022年5月23日(月)~5月24日(火) 
5.  調査対象者 20~69歳の男女個人 1,000人 
6.  有効回収数 1,000サンプル 
7.  回答者の属性

1.調査結果

[1] 知人・友人の仕事に対する羨望度

「知人や友人の勤め先に対する羨望の有無」を調査したところ、「羨ましいと感じたことがある(以下、羨ましい)」(回答率32.7%)が「羨ましいと感じたことはない(以下、羨ましくない)」(同67.3%)を下回り、約7割の人が、隣の芝生(企業)を青いと感じていないことがわかった。

前回調査との比較では、「羨ましい」が0.9ポイント低下しており、第1回の調査以降、「羨ましい」割合は低下し続けている。

「羨ましい」と回答した内訳を、「性別」、「婚姻の有無」、「年齢」、「職業」、「企業規模」、「年収」ごとに集計したところ、男女別では、「男性」(回答率31.2%)よりも「女性」(同34.2%)の方が、回答率が高い結果となった。世代別では、「20代」(同41.0%)が最も高い回答率となり、60代(同19.0%)と比べて22.0ポイント高く、世代差が見られる結果となった。

一方、「羨ましくない」に関しては、世代別では「60代」(同81.0%)、職業別では「無職」(同85.0%)、「パート・アルバイト」(同84.8%)、「専業主婦・主夫」(同82.6%)にて高い回答率となり、無職または非正規雇用層において、他者への羨望度が低い傾向がうかがえる。

企業規模別では「ベンチャー企業」(同78.3%)、年収別では「1,000万円以上」(同75.0%)において、回答率が高い結果となった。(図表A)

※図表Aは一部です。続きはPDFからご確認ください。(6頁)

[2] 羨ましいと思う企業の規模

知人・友人の勤め先を羨ましいと感じている人に対して、「羨ましいと感じる企業の規模」を調査したところ、「大企業」(回答率54.1%)が過半数を占めて最も多く、次いで「中小企業」(同21.4%)、「公務員」(同17.1%)、「ベンチャー企業」(同7.3%)の順となった。

「性別」、「婚姻の有無」、「年齢」、「職業」、「年収」ごとに集計したところ、ほとんどのセグメントにおいて「大企業」が最も羨ましい企業の対象となった。また、「パート・アルバイト」や「無職」においては、安定を求める気持ちの表れか、「公務員」に対する羨望度が高い結果となった。(図表B)

※図表Bは一部です。続きはPDFからご確認ください。(7頁)

自身の勤める企業規模別で集計したところ、羨ましいと感じる対象は、「大企業」と「自身の勤務先と同規模の企業」に集中している様子が表れている。また、チャレンジ精神旺盛な「ベンチャー企業」勤務者は、安定性が高いイメージの「公務員」や「大企業」への羨望度が低い結果となった。(図表C)

[3] 羨ましいと思う勤務先ランキング

知人・友人の勤め先を羨ましいと感じている人に対して、「羨ましいと思う勤務先」を調査したところ、1位「国家公務員」(回答率13.1%)、2位「地方公務員」(同12.8%)、3位「トヨタ自動車」(同5.8%)、4位「キーエンス」、「ソニー」(同1.8%)となった。

「公務員」は、第1回から継続して1位、2位を独占し、「トヨタ自動車」は民間企業の1位を堅持しており、羨望度の高さが際立っている。また、4位の「キーエンス」については、高給のイメージに後押しされ、2年ぶりにベスト5にランクインした。

隣の芝生(企業)は青い調査においては、順位が変動しやすい傾向にあり、今回の調査においても、6位「TOTO」(前回54位)、8位「アサヒビール」(同54位)、12位「ヤマハ」(同54位)、「三井物産」(同54位)、「全日本空輸(ANA)」(同54位)、「東レ」(同54位)、「富士フイルム」(同54位)の大幅ランクアップや、第4回にて上位であった「味の素」(前回6位)、「NTTドコモ」(同6位)のベスト20圏外への大幅ランクダウンが生じている。(図表D) 

※図表Dは一部です。続きはPDFからご確認ください。(9頁)

[4]羨ましいと思う企業の理由

羨ましいと感じる企業を選択した理由について、自由回答で尋ねたところ、1位の「国家公務員」、2位の「地方公務員」については、「安定している」といった回答が多くみられた。3位の「トヨタ自動車」をはじめ、上位にランクインした企業においては、「安定している」、「給料が高い」、「福利厚生が充実」といった回答が多くみられる結果となった。

平均年収が高額であることで知られる4位「キーエンス」は、「高収入」という回答が集中した。(図表E) 

※図表Eは一部です。続きはPDFからご確認ください。(10~12頁)

[5] 羨ましいと思うポイント

知人・友人が勤める企業について、羨ましいと感じる理由を調査したところ、「給料が高い」(回答率61.8%)が最も多く、次いで「福利厚生が充実している」(同40.1%)、「会社に安定性がある」(同39.4%)、「休みがとりやすい」(同24.8%)、「会社の知名度」(同24.5%)の順となった。

羨ましいと感じるポイントについて、性別、世代別に調査したところ、上位3項目は共通しており、総じて老若男女問わず、給料が高く、福利厚生が充実し、安定している点を羨ましいと感じる結果となった。

その他、「福利厚生が充実している」(回答率 男性33.3% 女性 46.2%)、「テレワーク等、働き方改革に取り組んでいる」(同 男性17.9% 女性 25.1%)、「昇進の機会が多い」(同 男性19.9% 女性12.9%)の項目では、男女間で羨ましいと感じる度合いに差があり、若い世代ほど「昇進の機会が多い」、「残業が少ない」ことに羨ましいと感じる傾向も表れている。(図表F) 

さらに、羨ましいと感じるポイントを年収別に集計したところ、年収800万円未満の層においては、「給料が高い」が半数を超える回答率を得て1位となっているのに対して、「年収800万円以上」では「残業が少ない」の回答率が高く、年収の多寡による羨望ポイントの相違もうかがえた。(図表G)

[6]テレワーク実施別の羨望度

テレワーク実施別に「知人や友人の勤め先に対する羨望の有無」を調査したところ、「羨ましくない」と回答した割合は、「週4回以上」(回答率75.0%)及び「実施していない」(同67.6%)で6割以上を占めた。

「週4回以上」では4人に3人が羨ましくないと回答しており、テレワーク頻度の高い働き方に満足している様子がうかがえ、「実施していない」層においては、業務柄テレワークができない勤務者が、テレワークの必要性を感じていない背景があると考えられる。一方、週3回未満の層では、約半数が「羨ましい」と感じる結果となった。(図表H)

 また、テレワーク実施別に羨ましいと感じるポイントを調査したところ、「週1回」においては、「テレワーク等、働き方改革に取り組んでいる」(回答率31.8%)が全体に比べて10ポイント以上高く、テレワーク回数の少ない層は、多い層に対して羨ましいと感じている様子がうかがえた。(図表I) 

[7]自身の仕事・勤務先への満足度

自身の仕事・勤務先への満足度と、知人・友人が勤める企業への羨望度について調査したところ、自身の仕事・勤務先に満足していない人における羨望の有無が、概ね半々であったのに対して、自身の仕事・勤務先に満足している人においては、約8割が「羨ましくない」(回答率 77.4%)と回答し、「羨ましい」(同 22.6%)を大きく上回る結果となった。(図表J)

また、自身の仕事・勤務先への満足度について、世代別、年収別にみると、世代とともに満足度が上がり、60代では60%以上が「満足している」と回答しており、年収別では、年収600万円以上の層において、満足しやすい傾向がみられる。

[1]において、知人・友人の勤め先に対する羨望度が、60代や高年収層では低い傾向が表れており、自身の仕事・勤務先に対する満足度との相関性がうかがえる結果となった。(図表K)  

2.総評

自分のものより、他人のものの方が良く見えるということの例えとして、「隣の芝生は青く見える」と表現される。自身が勤める企業と比べて、知人や友人の勤務先がどれほど「青く見えているのか」を調査したものが本アンケートである。

今回の調査によれば、3人に1人が知人や友人の勤務先について羨ましいと感じており、若年層や派遣・契約社員を中心に、隣の芝生が青く見えている結果となった。一方で、羨ましいと感じていない層について分析したところ、「60代」、「パート・アルバイト」、「専業主婦・主夫」、「無職」、「ベンチャー企業勤務」、「テレワーク週4回以上」、「自身の仕事・勤務先に満足」といった属性において、羨ましいと感じにくい様子が表れており、「高望みをしない」、「現状に満足している」という意識が「羨ましいと感じない」ことにつながっているものと考えられる。 

また、羨ましいと感じる勤務先としては、「公務員」が「安定性」が評価され1位、2位を独占したほか、民間企業では、「トヨタ自動車」や「キーエンス」が「高収入」が評価され上位にランクインした。羨ましいと感じる企業の要素としては、「安定している」、「給料が高い」、「就業環境が良い」といった意見が多く見られており、従業員の立場から他社の芝生が青く見えやすいポイントが浮き彫りになったと言える。

 隣の芝生が青く見える要因としては、単に他者の環境が恵まれているように感じるだけでなく、自身の環境に満足できているか、という点も大きく関わっている。必要以上に恵まれた環境を際限なく求め続ける姿勢には疑問符が付くものの、足るを知る範囲では、自社の社員の多くが他社を羨ましがることがないようにするためにも、経営者には、社員が「自社の芝生こそが青い」と思えるように、待遇の改善や働き方改革に取り組んでいくことが求められよう。

本日の内容は以上になります。
次回もお楽しみにでは

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