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DIYでピアノ防音室作り【ライブハウスからもらったゴムマット】~8畳和室を浮き床式防音室へ~

防音室作り2024継続中

DIYでピアノ防音室作りにチャレンジしています。プロの業者には頼まず、すべて一人で手作りしています。防音室作りは3回目なのですが、今までの経験とノウハウを活かし、人生最後の防音室だと思って精一杯頑張ってます。

前回のnoteからの続きなので、よろしければ、以下の記事もお読みいただければ嬉しいです。


捨て貼りの床は防音室を載せる土台

捨て張りの床ができました。この床はこれから防音室を乗せるための土台であり、壁と構造的に縁を切った部屋に浮かぶ小島のような物です。

これから先、捨て張り床に対してはもう釘やビスは打ちません。載せるだけです。あまり考えたくはありませんが、いつか防音室を解体する日が来た時にも、この床は残す前提で作ってあります。

上の素材でもビスは使うが、捨て張り床には到達しないように調整する

さて作業を進めていきましょう。

遮音シートを全面に敷く

遮音シートを床全面に敷きます。遮音シート自体の防音性能は限定的だと思いますが、何かと何かの間に遮音シート挟んで加工するのは、有効だと思います。

素材の隙間を埋めるコーキングと同じような効果を期待できる
壁と床を縁切りして、96Kグラスウールを挟んだ箇所。グラスウールが飛散しないように遮音シートをかぶせてある

パーティクルボード(1層目)

防音・遮音には重量(重さ)が重要です。コンクリートや鉄板などが使えない場合は、石膏ボード、ALCパネルなどが素材として候補に上がりますが、パーティクルボードもそれなりに重さのある素材の一つでしょう。

今回はパーティクルボードがたくさん手に入ったので、積極的に使用することにしました。仮で並べてみたところ、部屋の幅に5枚がぴったり。

ちょうど部屋の幅に5枚収まった

実際は千鳥張りをしていきます。

もうちょっとというところで材料が足りなくなり、押し入れだった箇所はいびつな形で敷いてあります。

合板を重ねてがっちり固定

パーティクルボードを敷いただけではグラグラするので、合板を重ねてビスを打って固定します。部屋の形の大きな1枚の板ができるイメージです。

パーティクルボードとは目地が異なる場所になるように工夫して貼っている

この合板はもともと畳の下にあった下地板(荒床)で、あまり綺麗な材ではありませんが、どうせ見えなくなるので良しとしましょう。

足りなかった部分にはグラスウールを詰めて隙間を無くします。

高密度グラスウールボード96kで浮き床作り

ついに96kグラスウールボードの登場です。浮き床の「浮き」の部分を実現するためには、これしかありません。新品を用意できれば良かったのですが、残念ながら使い古しです。

パズルのように床いっぱいに敷き詰めました。

足りなくなって、一部スタイロフォームで代用しようかと思ったのですが、考え直し、追加で材料を調達しました。

押し入れだった場所も含め、床全体に96kグラスウールを敷き詰めることができました。

新しいグラスウールは色が明るい

グラスウールの上で昼寝をする犬。

チクチクしないのかな?

パーティクルボード(2層目)

96kグラスウールを床全面に敷いたので、再びパーティクルボードで覆いかぶせます。これは920x1830サイズの大型のものです。予算都合で、一部MDF材になっています。

材料が足りなくて、苦肉の策だったこの部分は、やっぱり気に入らず、後日やり直しました。

ツギハギはいまいちなのでやり直した

ライブハウスからもらったゴムマット

いつか使えたらと思ってストックしてた材料なのですが、厚手のゴムマットです。地元のライブハウスが閉店・解体した際、ステージに敷いていた厚手のゴムマットをいただきました。衝撃吸収ゴムシートです。

いざ広げてみると、結構汚れが気になったのですが…

電動サンダーで根気よく汚れを落として床一面に敷きました。

第二のゴムマットライフ、再び音を受け止めてもらいましょう。

石膏ボード

ミルフィーユ状に積み重ねてきた各種素材ですが、ようやく最上段に近づいてきました。ゴムマットの上に石膏ボードを敷いていきます。

石膏ボードは扱いも加工も苦手なのであまり使いたくないのですが、石膏ボードがないとなかなか防音室は建ちません。ある程度は使います。

使い古しの石膏ボードの再利用ってほんと無知だと思いますが、今回は予算の都合もあり、あまり汚れていない石膏ボードは整形し直して、リサイクルして使っています。

この上にもう1層、合板が乗りますが、水平についてはこの石膏ボードで仕上げのつもりで、15センチピッチで石膏ボードビスを打ちまくります。

ネジの頭がめり込まないように気をつけて

無垢材のフローリングは諦めて合板の床に

床の仕上げは、本来なら無垢材のフローリングを貼りたいところですが、予算都合で下地の合板を電動サンダーで磨いて、そのまま仕上げとしました。

ただ、私の手掛けるリノベーション物件はすべてこの「合板の床」を採用しています。

結局、最初の捨て貼りの床と同じ光景になってしまいました。

次は壁や天井を作っていきます。

続く)

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