自信が無いとかどーでもいいからさっさとやれ!
風俗店に挟まれたスタジオから、世界に発信しているミュージシャン、オモシロ音楽学校校長のRiYuKaです。
『自信が無い』というワード。
よく聞かれます。
私は、自信があるとか無いとか、考えたことがありません。
考える前に、毎日本番でしたので、悩む暇すら与えて貰えず、
ひたすら毎日、弾いたことはおろか聴いたこともない曲を、
即弾く、しかも三度下げとかで弾かなくてはならないストレスと戦っていました。
でも、不思議と逃げたいとか辞めたい、はありませんでした。
それは、
『生ピアノで歌わせてもらった!』
という価値や贅沢さを、歌った後にお客さんが感謝の気持ちを伝えてくれたから。
『出来ないかもしれない』
『失敗したらどうしよう』
そんなことを思う間もなく、現場に出されてひたすら走りました。
自信が無いのは、おそらく本番を経験していないからだし、本番が無ければ、ステージは自分で作ればいいのです。
失敗してはいけない、というタガを外すのです。
ミュージシャンには、テクニック以外に、精神力と、他人と協力し合うコミュニケーション力が必要です。
ステージ上では色んなことが起こります。
モニターから音が聴こえない、
自分の声やメンバーの音が聴こえない、
思いの外照明が暗くて譜面が見えない、
ケーブルが断線した、
電池が切れた、
機材が壊れた
等々
起こる物事を多面的に捉える冷静さが必要です。
トラブルは起きて当たり前、
起きたらどのように対処するかは、経験値がモノを言います。
一度失敗したら、次も同じように失敗するのではないか、と思い癖がついてしまいます。
思ったことが起こるのが法則ですので、当然失敗します。
そもそも、悠長に音楽なんかやらせて貰える環境に居られること自体がラッキーなんだから、楽しめばよいと思います。
そう、人生丸ごとね。
自信が無いだの、ウダウダ言ってると、時間はあっという間に過ぎていきます。
『自信が無い』なんて言っていられる暇があるなら、死ぬほど練習して、死ぬほど本番を経験すればいい。
うちの生徒にはそんなことは言わせない。
だって、本番のステージをたくさん創って、知らず知らずに自信をつけていくようにしてるから。
最初はおっかなびっくりな人でも、早くライブやりたい、人前で歌いたい!って変わっていきます。
ステージに立つ喜びが、自信の無さを超えるときがくる。
私達、育成する者は、一人一人のタイミングを見計らわなければならない。
下手すると、二度とステージに立ちたくないって思うから。
仮免で充分走らせて、本番のステージに立たせます。
それでもダメなら、多分一生ダメだな。
これは、自分との闘いだもの。
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