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出席番号10番 志賀山コウタ「また、隣ね」 4月、そう声をかけてくれたのは、七島さんだ。七…
出席番号18番 矢上ショウヤ 「おい、ショウヤ」 「悪い、また明日」 俺は、カズマの呼びか…
出席番号3番 臼井カズマ 「マジかー、だめだったか」 電話は、もう1時間も続いている。…
出席番号12番 瀬戸リュウキ 周りはなんだか騒がしい。カズマとマイカは最近ぎこちないし…
出席番号13番 槻田ミツキ 青色、ミルクティー、コマドリにシロツメクサ…、カエデが好…
出席番号2番 飯野川ジン 俺には、人望がない。なんとなく最近そう気づいた。今年の春に…
出席番号6番 河合ヨシト 「はい、集合!」 部員はたったの7名。僕は、卓球部のキャプテンだ。 「なに張り切ってんだよ」 ノブが、小声でからかってきた。久しぶりの新入部員だ。力が入って当然だ。 「じゃあ、今日の練習は…」 僕は、手を滑らせてボールの入った箱を落としてしまった。彼女は、微笑んで、転がったボールを拾い上げると、僕に手渡した。 「どうぞ」 その笑顔は、天使だった。見とれていると、ノブがお腹にパンチをしてきた。 つい最近、入部してきたのは、1
出席番号7番 紀野カエデ 私はずっと、言えないでいる。 腕についた傷は、ミツキのせい…
出席番号8番 佐々木ヒカル 文化祭の実行委員。そういう役割は決まって私にやってくる。壇…
出席番号4番 江森カイト 「相田は、まだ出てこないのか」 先輩の声に、僕は足を止めた。…
出席番号17番 森藤サイカ ただ、海に行こう、その一文で私は、学校を抜け出した。多分、周…