理月@カプチーノ

短編小説から、長編書いたりしてます。 腐向けを書いてたら疲れてると思いながら 楽しんで…

理月@カプチーノ

短編小説から、長編書いたりしてます。 腐向けを書いてたら疲れてると思いながら 楽しんでいってください( ᐛ)

マガジン

  • あまシオ

    甘味×塩味=無限大のスペースです! ここにドンドコ更新していくので気になる方はぜひ是非見てってください!:(っ'ヮ'c):

最近の記事

撮影

俺はカメラマン。 様々な被写体を探し旅に出ている。 今日の依頼はとある小学校での行事を撮影して欲しい。との事だ 詳細までは記述されていなかったが 学校の行事となれば絞れられる。 身支度を済ませ玄関の扉に手をかけた。 ............... ...... 『ここが依頼の小学校か』 門をくぐり抜けると懐かしい気持ちと 幼き頃の視点と今の視点の高さにギャップを感じてしまう。 「佐藤さんー!こちらです!」 少し遠くから先生らしき人が手を振って 手招きをされ俺は足を進めた。

    • 俺は眠る

      時間よ早く進めと願う日々。 君を求めていないという演出をしたい。 求めたら求めるほどに遠くなり 姿が霞に消えてしまう。そんな気がしてならない ならば俺は君を求めずに、君を近くに居させて 姿をはっきりさせよう。 その為ならば俺は何をしても構わない。 時間を早く進める行為。今日も一日、時間を 早く進ませる《ムダにする》

      • 海水

        海、それは広大で美しく、人に感動や楽しさ、時に恐怖を与える。 暑い夏でも、ひんやりした海 ボートで移動する時も涼しい風と共に潮風を浴びる。 そんな海でもしてはいけない事がある。 それは.....海水を飲む事だ。 海の上では飲み物が尽きた場合や興味がある時しか、飲まないだろう。 渇ききった喉。船から届く海水 コップに入れると、透き通った色で 冷やさなくてもひんやりしていて 気付けば喉を鳴らしてしまう。 少し口に含むと、とてもしょっぱい。 しかし、かなり冷えている。 二口

        • 普段の俺

          普段の俺は皆によく見られたい。 クールで、飄々としていて 気分屋で時に人を甘やかす。 友好関係は程よく良好で頼られる事もしばしば そんな自分を過ごす事でポテンシャルにもなるし 嫌われようがその人には合わなかった。だけだと 割り切れる だけどキミにだけ、その仮面を着けることはしない、いや、着けれなくなっているんだ。 本当は、かっこよくて頼れる仮面を被って キミを魅了したいのに、キミに嫌われても 合わなかった。で割り切りたいのに。 仮面が外れた俺に、魅力はあるのか、頼ってく

        マガジン

        • あまシオ
          1本

        記事

          泣き虫な少年

          道を歩いていると啜(すす)り泣く声が聞こえる。 ふと気になって声のする方に足を進めると 路地裏で、人目がつかない場所で少年が一人泣いていた。 どうしたの?と聞いても上手く答えれずに 咳や涙ぐんだ声で何も聞き取れない。 少し頭を撫でて、大丈夫だよ。と安心させるように優しい声で伝える。 すると、泣きながらどこかに走り出し見当たらなくなってしまった。 別の日。また少年を見つけた。 今度は公園で大きな声を出して元気いっぱいに笑って皆と楽しんでいた。 その中では一際目立つ少年。とて

          大好物

          私はご飯に興味が無い。 むしろ面倒臭い。食べなくていいなら食べないし 点滴を打てるなら打ちながら、他のことをしていたいそう思っていた。 カレと出会うまでは。 カレは私と真反対な人、ご飯を食べるのが好きで 食べてる姿はいつも、美味しそうに食べる。 (何がそんな楽しいんだろ)と見ていたら 『え、欲しいの?あげるよ?』って私が ご飯を興味ないことを知っていながら得意げに笑う。 普段なら要らない。と返すところだが ふと、カレの驚く顔が見たくなって 「要る」と答えるとカレは少し驚

          猫になる。

          甘え上手 愛されキャラ すました態度 気分屋 そんな猫になりたい。 ここまで重く、デレデレし、ずっと一緒がいい そんなの俺ですら嫌なのに。 例えるなら、ハンバーグが大好きでも毎日は食べられない。 ハンバーグもたまに食べるから美味しいのだ。 毎日食べては寧ろ好きだったものが嫌いになる。 猫も普段ずっと甘えないからこそ魅力があり 気品があり、美しく、愛らしいのだ。 俺も気品があって、美しく、魅力的な存在。 猫になりたい。

          UNTITLED

          お前になんか興味が無い。 合わせているだけ。 あの人は凄い。魅力的だ 自分を見てみな?何も魅力がない。 そんな言葉が脳裏に宿る 現実を見ると、自分とは不釣り合いな人とよく 仲良くしている。仲良くしてもらっているのか。 よく分からなくなる。 だから俺は夢を見る。 今日は疲れてるだけなんだ。 今は気分じゃないんだ。俺が嫌われるなんて.... 覚めない夢を見よう。そうしないと 現実を見た一方的な気持ちが キミを傷つけてしまうから。

          甘味×塩味=無限大 【あまシオ】

          私は一国の姫、メアリー。今日は初仕事と言われ 連れられた場所。そこは──。 群がる群衆、飛び交うヤジ 少し上をみて周りを見るといつでも狙える位置に 狙撃手が その大きな大きな舞台の中心には手足に枷をつけた大罪人が座っている。 そう、ここは処刑場だ。 第0話 一国の姫のお仕事 罪は詳しくは聞かせていないけれど 危険物を持ち込み、この国を破壊しようとしたとか。 私の仕事はこの人を裁くこと。 『私をお許しください』と言われたら 「ならば、許しましょう。神のご慈悲の為に」と手

          甘味×塩味=無限大 【あまシオ】

          豚の貯金箱

          その貯金箱は、陶器でできていて 蓋が付いていない。 途中で取り出すことが出来ない仕様だ。 とお金を入れる前はそう思っていた。 後日いざ使ってみると チャリンチャリンと硬貨が落ちる音や、たまに紙幣が下敷きになって音が鳴らない時がある。 そんな日々を繰り返しているとふと頭によぎるのが 最後には割るしかないのか──。 この事だ。最初の頃は少し可愛いと思って購入した。だが割りたく無くなるほどに お金と愛情をこの貯金箱に注ぎ込んでしまっていた。 また買えば

          自惚れ

          君は僕を必要としてくれる。 尊敬してる人も僕を必要としてくれる。 僕を大好きだと言ってくれる。 言われている時はただ嬉しくて仕方がないのに 一人の時間が多いと【自惚れるな。そんなハズはない】その自分から生まれた言葉が 鎖となり枷となる。 もしも願い事が叶うなら、心の底から【自惚れ】が出来る心を下さい。そう願うのに──。

          大好きな事。

          仕事は面倒臭い。 行くまでが特に。 仕事が終わるその時間をいつも待ち遠しく思う。 人と話すことも面倒臭い。 気を遣わなければならない。 だから俺は好きなことをする。 ゲーム、アニメ、漫画、映画鑑賞 コレを妨げるやつは誰でも許さない。 でも、そんな好きなことをしていても 携帯を何度か確認してしまう。 大好きな君に送った【おはよう】の返事。 それは僕にとって何よりも待ち遠しいものだ。

          愛猫

          うちの猫はいつも、体の一部に触れて寝ている。 家族でテレビを見ている時なんてテレビの前に居座りテレビの邪魔してくる。 走り回って寝転んでいる主人のお腹を踏み台にして『ウボゥハ』なんて声上げても知らんぷり だけど寂しい時。君が居てくれる。それだけで僕は心が満たされているよ。これからも元気でいてね? 僕の愛猫さん

          何かを失う度に

          自分が生きているのも 家族がいる事も、友人が居ることも 尊敬できる人が居ることも。 全て当たり前だ。そう思っていた。 だが僕はお気に入りのカフェが潰れたことにより いつでも気軽に楽しめてたクリームソーダが もう飲めなくなってしまった。 またいつでも大丈夫。気が向いた時でいい。 ただ、そう思っていただけなのに──。 失った時に気付くこの想いは 天からの罰なのか。そう悲観していると 『なに、辛そうな顔してんだよ。』 「クリームソーダがもう飲めないんだ...」 君は呆れ

          何かを失う度に

          初めては誰も分からない

          ボクは《恋》をしらない。 好き?という気持ちも ドキドキする気持ちも今まで味わったことが無い そんなある日友人とゆで卵の話になった。 「ねぇ、ゆで卵って美味しいよね」 『わかる。でも俺、キミが好きなんだよね』 え───。 頭が真っ白になり 不自然に思われないよう、急いで脳を動かす。 すると卵の黄身の話だと言うことにすぐ気付いた。 その後の会話は全然覚えていない。 ただそこから、目を瞑ると必ず友人の笑った顔が見えてしまうようになってしまった。これは一体なんなんだろう。

          初めては誰も分からない

          君が居ないと僕は

          仕事から疲れて帰ってきたらいつも君は居る 休みの日も、寝る時もずーっと一緒。 君の温もりが無いと僕は凍え死んでしまうんじゃないか、そう思ってしまう。 その事を友人に言うと『ほんと好きだね』とからかうように笑われてしまう。 「君の家にも居るんだろ?」と聞くと もう居ないよ。と答えられ 『もう7月なんだからお前もそろそろ早く《しまえ》よ?』 友人に言われた一言を脳に何度も何度もコダマさせながら家に着く。すると君は今日もリビングに佇み僕は今日もコタツ(君)で暖を取る。

          君が居ないと僕は