セルフブランディングは必要なのか?
こんな相談があった。
「セルフブランディングが大事」って言われるけど、起業したら本当に必要なことなんですか?
今、仕事をしていて、結構「素」でもやっていけているので、本当に必要なのかな?と思うんです
■セルフブランディングが出来ていると・・
セルフブランディングが出来ていると、似たようなサービスを提供している人がいた時に
「差別化」
ができたり、あるいは、さらには
「自分や自分のビジネスと相性がいいお客さんを集める」
ことができることで気持ちよく提供できるし、お客さんの満足度も上がる。
そして、これが自然に出来てしまう人もいれば、意識しないと出来ない人に分かれる。
■困っていなければ必要ない
つまり、
・自然と、差別化できていて、集客に困っていない
・自然と自分のところに相性がいいお客さんしか来ないようになっている
のであれば、不要となる。
それは、本人が認識していないだけで、相手から見たら
「ここが強い人」
「〇〇屋さん」
というコトが伝わっているからだ。
ただ、その場合でも、気をつけるとしたら
「競合がいない」
状態でうまく行っているのか
「競合がいる」
状態ででうまく行っているのかというコトだ。
たまたま、商圏内に競合がいないだけでうまく行っている場合は、競合が出て来た時に売れなくなる可能性がある。
■コンサルタントの場合
ぼくのコンサルティングという分野は競合だらけだ。
その中で、ぼくの場合は
「創業後支援(創業して1年目~3年目で既に売るものがあり、ただ、経営の仕方を知らない人)」
「なんでもいいから売り込んで稼ぐではなく、自分の事業を楽しみ、相手に価値を提供し、対価として売上を上げること」
を軸にしている。
だから
「想いはあるが何をしていいかわからず結果が出ない」
「目をギラギラさせてガツガツ売るのは苦手」
「お金も大事だけど、でも自分の想いややりがいも大切にしていきたい」
「おんぶにだっこではなく、自分の力で道を切り開いていきたい」
という人たちがやってくる。
結果として、ぼくと相性がいいので
「話をしていて納得感がすごくある」
「知りたいことがわかった。すごくわかりやすかった」
と言ってもらえ
「半年から2年の間には、卒業して自力で稼げるようになる」
「ステップアップして、法人化したり、企業から依頼が来るなど、ステージが変わった時に、また相談に来る」
といった流れになっている。
また「会うと元気が出ていいことが起こる動くパワースポットだ!」といわれたりしている。
最後のはコンサルタントとしては、これだけ取ると怪しげだが、でも、これもセルフブランディングだ。
ただ、これは、ぼくが意識して広めたものではなく、相手が判断したものではあるが。
でも、それがプラスに働くのであれば、それも大事だ。
■セルフブランディングのためのはじめの一歩
なお、セルフブランディングが必要な人はまず
「自分が大事にしている価値観」
を整理するだ。
ぼくであれば
「ビジネスタイムを楽しく」
「ひとりひとりの強みと可能性を活かす」
というものだ。
ここを起点に、
「誰をどのように幸せにしたいか」
といった、顧客設計と価値設計を行っていくといい。
なお、価値観については、
・尊敬する人
・座右の銘や好きな言葉
・どんな時でも大事にしていきたい想い
などを書きだしてくると見えてくるものがある。
また、商売は「何を」「誰に」「どこで」売るかなので、「誰に」や「どこで」を絞り込むことで差別化ができるようになる。
もちろん「誰に」「どこで」を変えずに「何を」のバリエーションを増やす方法もありだ。
なお、もし、セルフブランディングについて、自分ひとりで整理が難しい人は、ひとりで抱えないでコンサルタントに相談するといいだろう。
もちろん、ぼくもその分野を得意としているひとりだが、東京であれば他にもたくさんいるので
「セルフブランディングが得意」
で
「自分と相性がコンサルタント」
を見つけていくといい。
東京で起業している人であれば、TOKYO創業ステーションでは1週間毎日、4名のコンサルタントがいて無料で相談でき、いろんな人に相談してみることができるので、これらを活用するのもいいだろう。
▼TOKYO創業ステーション「プランコンサルティング」
https://startup-station.jp/m2/services/consultation/planconsulting/
【経営のレシピ】
セルフブランディングは、
「差別化」
「自分や自分の事業と相性がいいお客さんを集めること」
が出来てる人であれば不要。
「差別化」
「自分や自分の事業と相性がいいお客さんを集めること」
が必要であれば、行う。
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