見出し画像

【聴く】の魔力

みなさんこんにちは。りりすけです。

コミュニケーションをとる上で、
【聞く】と【聴く】の違いについて見聞きしたことが
皆さん一度はあるのではないでしょうか?

今回は私の経験を通して感じた、
【聴く】ことの魔力についてお話ししようと思います。


【聞く】と【聴く】

一般的によく見る【聞く】と【聴く】の違いは簡単に言うと次のようなものだと思います。

聞く:自然に音が耳に入ってくる
聴く:意識を向けて耳を傾ける

受動的か能動的かの違いと言えるでしょう。

非常に単純明快。
すぐにでも実践できそうですよね。
ただ、
これだけ色んなところで言われてるということは、
出来ている人が少ないということ。

ではなぜ少ないか?

それは、
意識し続けられる人が少ないから。

【聴く】を深掘りすると、
意識する点は驚くほどたくさんあります。

ただ、全部意識したら疲れるし、続かないので、
今日は1つだけ意識すれば変わることをお伝えします。

これは若い頃の自分にも教えてあげたいです。笑


親身に聞いていてもなぜか距離を感じる

私は職業柄、高齢者を含め多くの方の相談を受けます。
その内容のほとんどが生活に関するものです。

話を聞く中で、
「この人の場合、このサービスが良いかもしれない」
「この方法が一番はやく解決できるな」
「専門の方を紹介してあげよう」
などいろいろ考えています。

そんな中で、きちんと課題を解決に導いているのに、
なぜか相談者の方と距離を感じることが多くありました。
悪い言い方をすると、すごくドライなんです。

でも、逆にすごく感謝をしてくれる人もいました。
そんなに感謝しなくてもいいですよっ!と言いたくなるほどの方も。

相談内容が似通ったものであっても、
同じようにギャップを感じる場面が何度もありました。

この差はなんなんだろうと考えた時、
1つ明確なポイントがあることに気が付きました。


意識する1つだけのポイント

そのポイントとは、

ズバリ、
視点を相手に移して話を聴けているか
です。

え、そんな当たり前のこと?知ってるよ。
そんな声が聞こえたような気がします。笑

ここで言う、相手視点は単純に相手目線になるという話ではありません。

相手の話の背景はもちろん、
その人の生い立ち、形成された価値観、現在の状況、人生の優先順位にまで
思考を巡らせていくことです。

そこまでできてやっと相手の視点に立てることになります。

私が相談者に対してドライに感じていた時は、
相手目線に立っている気になっていただけの時だったのです。


【聴く】の魔力

相手の視点に立つことを意識するようになると、
相談者の方から聞くことのできる内容や反応はこれまでと大きく変わりました。

自分が相談する側だったら、話をする側だったら、
自分のことを理解してくれようとして、かゆいところに手が届く発言をしてくれる人の方が嬉しいですよね。

実は私、営業職だった時期もあるのですが、
成績のいい営業マンは総じてこれが出来ていたように思います。
お客様のニーズのヒアリングの質が全く違うし、感謝されるレベルも段違いでした。

【聴く】ことができると、相談者(お客様)からどんどん話してくれますし、話を引き出す事が出来ます。
そして、その後の関係性も非常に良いものになる可能性がぐっと高まります。
これは日常生活においても同様です。

【聴く】ことができれば、すべてのサイクルが順調に回りますし、対人関係におけるストレスも軽減されていきます。

びっくりするくらいに双方にとっていい事しかないので、
私はこれを【聴く】の魔力と呼んでいます。

まとめ

さて、今回は【聴く】の魔力についてお話をさせていただきました。
気づけばすごく長い文章になっていて、ここまで読んでくださった皆さんにはほんと感謝です。

今の時期はもうすぐ新社会人を迎える方もいれば、来年度から立場が変わる方など、いろんな変化がみなさんに起こると思います。

だからこそ、【聴く】ことを意識すると仕事もプライベートもより円滑に進み、充実すると確信しています。

ぜひ、今回お伝えしたポイントを意識してみてください。
陰ながら皆さんを応援しております。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?