【管理栄養士解説】背筋をピンとかっこよく食べよう！食事の集中力を高めるポイント3点👆

本日の子育てお悩み相談～食事の集中力がない～

今回の子育てお悩み相談のテーマは「食事の集中力がない」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

我が家はダイニングテーブルでハイチェアを使って食事をしています。
１歳半の息子は食事中に椅子から降りたがったり、足をぶらぶらして遊び始めたりしてしまい、なかなか食事が進みません。
食べたり遊んだりを繰り返していると、全て食べ終わるまでに50分以上かかることもあります。
親も落ち着いて食事ができないので困ってしまいます。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、わんぱくキッズのママ管理栄養士、齋藤由紀子です。

わんぱくキッズのママ管理栄養士　齋藤由紀子

お子さんが食事の時間帯に落ち着いて食べてくれないのですね。
せっかく食事を用意したのに落ち着いて食べてくれないと、お母さんも困ってしまいますよね。

子どもが集中して食事の時間を過ごすには、食事の内容だけでなく使用するイスや食べる時の姿勢が大切になります。

集中して食べることの大切さ

厚生労働省が公表している「楽しく食べる子どもに～保育所における食育に関する指針」では、3歳以上児のねらいで
・「調理をしている人に関心を持ち、感謝の気持ちを持つ」
・「挨拶や姿勢など気持ちよく食事をするためのマナーを身に着ける」
を挙げています。
これらのねらいを達成するためにも、食事の時間に集中して食べることは大切ということが分かりますね。

食事中の姿勢チェック！3つのポイント

普段使用している食事のイスはどのようなものでしょうか。
テーブルとイスの高さがあっているか、地面や足台に足がついているか、背筋を伸ばした姿勢で食事ができているか、3つのポイントを確認してみてください。

① テーブルとイスの高さの確認
テーブルが胸のやや下に来る高さに座れるように調整し、テーブルと体の間はこぶし1つ分あけるのが理想です。

② 地面や足台に足がつけるか
足が地面についていないと、食事に集中せず足をブラブラさせて遊ぶことに気持ちがいってしまいます。
台がないイスの場合には足の高さに合う踏み台を使用したり空の牛乳パックなどをテープで固定し、手作りの踏み台を作るのもおすすめです。

③ 背筋を伸ばして食べる
食事の時間が長引くとお尻の位置が下がってしまったり、背もたれに体を倒し姿勢が崩れてしまいます。
体位が安定しないとうまく飲み込めずに咳き込んでしまう恐れもあります。
姿勢をキープするために、背もたれとの間に薄いクッションや折りたたんだバスタオルなど入れるのもおすすめなので、お試しください。

3つのポイントを紹介しましたが、いかがでしたか。
お子さんが食事の時間に集中できるように環境を整えてみてくださいね♪

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