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レモンケーキの夢の中でセシル・ビートン気取りたいぼくのうたかたの日々

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レモンケーキの夢の中でセシル・ビートン気取りたいぼくのうたかたの日々

最近の記事

秋の日に願いをかけながら

最近、自分の中で物を選んだり 何かを選んだりする基準が 「品の良さ」になってる気がする。 私の中の今の気分。 世の中には、誰が見ても可愛くて綺麗で美しい プロダクトが溢れていて、 それは本当に素晴らしいと思うのだけど、 でもそれに加えて「丁寧さ」とか 「手がかけられた時間」とか「思い」が乗っている作品にはストーリーと魂が宿っていて、 そのもの自体に凛とした自信が宿っている気がするし、 それが「品の良さ」みたいなものなのかな、 と思う。 そういうものを選んでいきたいという気

    • クオリアの交差点で出会う時

      わたしたちは誰かの頭の中を覗くことはできないし、共感や理解を試みても結局は自分のフィルターが邪魔をするから他人の思考についてやその人の生きている人生について、完全な真実を知ることは出来ない。 だからこそ人の数だけオリジナルな世界が存在しているのだと思う。 存在というか、表れ方というか。 同じ地平を共有しているけれど、 見えている世界は同じじゃない。 でもたまに、本当に感覚が交わるような瞬間がある。 たくさんの世界が並行してこの地平に並んでいるなかで、足元の誰も目に止めない花

      • ここは静かな街 尾道②

        前回の投稿から日が空いちゃった、、、 けどせっかく撮った写真を載せないのももったいない気がするのでちゃんと投稿します(偉い)(自己満足だけど何でもそんなもんだよね!笑) 五感が満たされる体験したな〜〜、 この街でいつか被写体写真撮らせてもらうのが夢です、 (とテレパシー送っておいて、今回の記事はおしまい!)

        • ここは静かな街 尾道①

          ずっと来てみたかった尾道。 ここ最近訪れた街の中で1番好きかもしれない、 こんなに静かで穏やかに時間が流れる場所があるんだって感動しました。 「感動しました」とかってちょっと安直すぎる気もするけど、でも心が満たされるような、 むしろ不思議な感覚。 来てみたかったHIBI COFFEEさん。 おいしくて、全部が可愛くてきゅんしかない! プティ・アノンさんでは、 海沿いの街と電車を眺めながらただゆっくりとおいしいご飯が食べられて、 ずっと映画の中にいるみたいでした。 あと、

        秋の日に願いをかけながら

          全ての言葉はさよなら

          昔、量子力学か何かの本で読んだのだけれど、 宇宙の法則性として「全てのものは拡散していく」というのがあるらしい。 (エントロピー増大の法則) 確かに、というか、収束は一瞬で、 その後は散り散りになってしまうものばかり。 人体であり、星であり、木であり草であり。 宇宙だって膨張し続けているっていうし。 不思議な事に、それは物質の性質だけじゃなくて、社会学的な事にも当てはまっている気がする。 「あの時とても仲が良かった女子グループ」とか、「家族」とか「一緒にサッカー応援した仲間

          全ての言葉はさよなら

          悪い夢ならいいのに

          現実世界だと思っている「今」の方が夢で、 ある時目が覚めて「とてもひどい夢だった」って 思える瞬間がくればいいのにと思う。 いつもいつもそんなテンションでいたら とてもじゃないけどこの世界をやりすごせないし笑、 「生きてたら楽しいこともあるから生きていこうね!」みたいなことも言えるし、 そんな気持ちや「ポジティブ」と括られる感情を感ないわけじゃないんだけど、 そういう気分は麻薬みたいなもので、しばらく経てば普通にしんどいなと思う。 「順応する」っていうスキルは、 この世界

          悪い夢ならいいのに

          推しがミューズの世界線

          セルジュ・ゲンズブールにとっての ジェーン・バーキン。 ジャン=リュック・ゴダールにとっての アンナ・カリーナ(などなど )。 わたしが好きだなと思ったフランス映画は大抵、 とても素晴らしい監督と、 その監督が愛してやまない「ミューズ」によって 出来ている。 (※芸術家とミューズについて、なにそれ?って思った方はぜひ一度調べてみて下さい) 監督は好きな人の魅力を良く理解して撮ってるんだから、ミューズたちは作品の中で最高に輝いていて キュート。 監督の人間性に加えて、役柄の

          推しがミューズの世界線

          フォトコンとフレンチトースト

          EKINONEKIさんというカフェでフォトコンテストが開催されていたのですが、わたしの写真を店長賞に選んでいただきました! 誰かに自分の写真を良いなと思ってもらえるのって 本当に嬉しいなと思う。 雨の日と桜の風景って、 すごくメランコリーで切ない。 でも世界がずっとただ透き通るような青空なら、 僕らがこういう気持ちを分かり合うこともなかったんだろうな。 さみしさや憂鬱さの中から生まれる心の色彩もあるよね。 自分の写真を見にいくついでに、 フレンチトーストも食べてきまし

          フォトコンとフレンチトースト

          カメラの中 3秒間だけぼくらは

          今日はカメラの話をしようと思う。 ꙳ 「そもそもなぜ写真を撮るのが好きなのか?」 というと、 「わたしに見えている世界を君にも見てほしいから」。 写真を撮る他の人たちがどうなのかは分からないけど、 わたしには結構これ、明確なアンサーかな。 さらに付け加えると、 「わたしが見ている世界や君がどれほど素敵か知ってほしい」、かも。 常々「人の写真を撮るのが1番好き」って言い続けてるのもまさに同じ理由で、 「だってわたしが切り取る君の一瞬が世界で1番素敵なんだもん」って本気で

          カメラの中 3秒間だけぼくらは

          ぼくの瞳の中のセンター

          元SKE48の須田亜香里さんが、 かつてAKB48のシングル選抜総選挙で選ばれた時に 「いつもステージの端っこにいたけど、 皆さんが瞳の中のセンターにしてくれたから ここまで来れました」ってコメントしていて。 今でもすごく良いなって思う。 今回のタイトルはそこからです。笑 わたしは人の写真を撮るのがとても好きなんだけど、同じくらい花の写真を撮るのが好きなんだよね。 というか、カメラを人に向けている時と花に向けている時の気持ちは大体同じな気がする。 「わたしの世界で咲く君はい

          ぼくの瞳の中のセンター