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【読書日記】喫茶店に行き、友人や家族と過ごせる時間を想う
ここ何日かで読んだ本2冊
『東京の喫茶店』
喫茶店巡りしたいなぁ。
憧れ。多分叶わない。
なぜかって?行動力にばらつきがあるから。
かな。
そんな私ができるのは、本で出会うこと。
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コーヒーの香りと、店によっては古くからの煙草の匂いが写真から感じる。
木のテーブルに白い皿の上に綺麗に切り揃えられた、たまごサンド。
ねこが店番をする店も。
猫と本とコーヒー。最高の空間。
それならウチでも良いのかな?
いや、非日常と居心地の境界線は外にある。
初めて訪れた街角で見つけた喫茶店。
扉を開くとそこはなぜか懐かしく、寛げそうだったら最高。
小さくて細長めのグラスに、氷のない冷えた水。グラスにうっすら汗。
周りを見回して何を頼もう。
そんな妄想を楽しめる一冊。
原田マハ『あなたは誰かの大切な人』
小説を読むことは、現実からの浮き上がりと、現実と手を繋いで進む、の両方を味わうこと。
この本には等身大のワタシが大勢出てきた。
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先日親友と話した時、
「残りの人生の時間のうち自分の親と過ごせる時間は延べひと月もない」らしい
という話になった。
今更だけど親と会える時間を大切にしよう。
そしてあなたと会える時間も大切にしよう。
いつまでもあると思って無限って勝手に思っていたけど、時間には限りがあるんだね。
とお互い話して、こころの中で号泣した。
この本はそんな気持ちが、色々な形でぎゅっと詰まって、短編になっている。
父親が遺した謎の鍵
異国で感じた母のこと
認知症になった母と過ごす時間のこと
様々なシーンで自分の姿が浮かび上がってくる。
そして涙で曇る。
目の前にリアルに浮かぶいろいろは、
原田マハさんのマジックなのかもしれない。
今回は等身大の自分との綱引きを
楽しんだ2冊。
今度はまた浮世から離れた世界を浮遊したいかなー
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