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RioSamです!|本業:対欧米豪州販促戦略企画|マーケ屋さんのアタマの中▶『企画稿本』|サッカー好き▶︎『死海文書』『戦術白書』(13記事メディア掲載)

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リオネル・メッシ。バルセロナで選手以上の存在。

ナプキンで契約した少年は天才だった。 頭一つ出ている程度の話ではない。6度のバロンドールを受賞する空前絶後の天才。 突如現れたレシャック最後の隠し球はドリブラーとして開花する。 あらゆる試合で空間を切り裂き、カペッロのユベントスを相手に右サイドを蹂躙した。その切れ味は「1年でいい。貸してくれ。」と試合中に言わしめた。 ペップが戦術的革命をもたらした短くも濃い年月のうちに、偽9番の先駆者として覚醒。ロジカルな戦術に彩られたバルセロナ黄金期、高レベルの均質化に隠れた突然変

    • 飢えるバルセロナ、クラシコ勝利の意味。

      ここ2年のバルセロナは、早朝から観るのに気力と体力を要した。 タイトルに恵まれなかった訳ではない。昨シーズンは国王杯を獲得している。結果が何年も出ていないなどの実績部分では、むしろそこまで悲惨な状態ではない。 身が引き裂かれるようなことが多すぎた。 不穏な空気を如実に感じたのは、2020年7月のアルトゥール放出を端に発する「哲学を捨ててカネを取った」と揶揄されんばかりの立ち回り。 当時バルセロナのDNA喪失問題がピッチ上に噴出する中、希望とされる選手の放出に呆然とした。

      • メッシが遺したもの。

        「今日もメッシは出る」 それが恵まれていたことを全身で体感している。 ラポルタの公式会見を経てなお、紺と臙脂の色ではもう観られない事実を「今すぐ受け入れろ」というのは無理な話だった。 お別れを言う準備すらできないまま、情報と事実だけが無情にも揃っていく。 奇跡を観ている時間が長すぎた。 ジョアン・ガンペール杯でユベントスを蹂躙し、クラシコでハットトリックを決め、ヘタフェに5人抜きをかましてなお19歳。未完の大器。 長期離脱するまでのメッシは、単独突破において無双状

        • 今こそ、世界最高の90分を。

          正直、緑と白の姿に覚えはない。 ただ赤い悪魔を身に纏い、イングランドの芝を駆け抜けていた記憶は忘れようがない。 速さでブチ抜き、足下で惑わせ、肩の高さまで跳び、長距離から砲撃する。深くまで抉れば光線のようなクロスを逆足だろうがラボーナだろうが飛ばしてくる。 無茶苦茶だった。スピードもスキルもフィジカルもパワーもあって、数多のアイデアに支えられる決定力が段違いすぎる。 バルセロナでロナウジーニョが下降線を辿る時期、クリスティアーノ・ロナウド擁するユナイテッドがミランに次

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        リオネル・メッシ。バルセロナで選手以上の存在。

          【死海文書】最後の残滓が、バルセロナを苦しめる。

          この記事の内容が杞憂であることを切に願う。

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          【死海文書】最後の残滓が、バルセロナを苦しめる。

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          バルセロナ史上、最高の「9番」

          ​正直思った。「ヤバいやつ呼んじゃった」と。 悪魔的な決定力を誇り、野生的と言っていいシュートセンスや嗅覚で得点を量産するリヴァプールの絶対的エース。 普通そんな選手が来るとなれば、両手を広げて歓迎するに決まっている。 だが周知の通り、別の実績のおかげで良い印象などあろうはずも無かった。 2010年W杯のハンドや噛みつきで、知れた話だけで前科4犯。そのうち1回はバルセロナ移籍かと騒がれた年のW杯でやらかすスキャンダラスっぷり。 裏経歴書は明らかに問題児である。印象は

          バルセロナ史上、最高の「9番」

          バルセロナは死してなお輝けるか。

          どこかのタイミングで必要な敗北だったと思う。 ドイツの最強兵器に対する圧倒的優位な下馬評に対し、「相手はバルセロナだからなあ」と警戒する一応の様式美。申し訳なさすら覚えたのは自分だけだろうか。 無尽蔵の体力でハイプレスを継続し、4点差をつけても集中力はそのままに、決して手を抜かず、終始「らしさ」を貫く。バイエルンはとんでもなく強かった。 これだけ強い力に歴然たる差をつけられ、世界に無様を晒したことを幸運に思う。 リヴァプールやマンチェスター・Cの戦術の先端性が話題にな

          バルセロナは死してなお輝けるか。

          データで見るバルセロナ。『実質4-4-2』の弊害。

          昨今のバルセロナには情報が多すぎる。 SNSスキャンダル、アルトゥール移籍、監督と選手の信頼問題、ここ最近2日に1度は何か出る。こんな中でメンタルを立て直し、試合に臨み、勝ってさらにタイトルを獲るまでを求められる状況に奇妙な思いを禁じ得ない。 ヘタにタイトル獲得の可能性がほんの僅かに残っている現状と、クラブの凄惨な状態とを照らし合わせると、早起きして毎朝の試合を一体どんな顔をしながら見ればいいのか分からなくなってきた。 だが、バルセロナと戦う相手にとって内輪の話など関係

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          データで見るバルセロナ。『実質4-4-2』の弊害。

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          無念。

          公式発表を待つまでもないと、情報がすべてを伝えてくる。 「我々には金がない」 そんなもん知ったことではない。 散々かき集めて自慢してきた売上はどこへ行ったのか。 「選手給与で70%消える」 30%はどこへいった。カットした後のバッファは。 ソシオの会費を、本当は一体何に使ったんだ。 未来を巻き込むな。 紺と臙脂をその身に纏い、カンプ・ノウでプレーしたい。そう語ってやまなかった若者を捕まえて、己が背骨を砕いてでも人柱にする意味は「P/Lの帳尻を合わせるためだった

          【死海文書】メッシの時代は終わる。ジョアン・ビラの金言を懐へ。

          クラブの哲学に合う選手を外注するようになって久しい。 現行のスカッドで言えば、強度が足りないとユベントスからビダルを、試合の支配力を補おうとグレミオからはアルトゥール、アヤックスからはデヨングを連れてきた。 結果的に、解としては良かったと思っている。 事実、ビダルは前線や守備でも体を張る粉骨砕身の動きで、アルトゥールはシャビに自分の分身と言わしめる技術力で、デヨングはボールの回収と配球精度で、それぞれ頭一つ出ている。 スタイル適応に時間がかかるバルセロナで「即戦力」と

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          【死海文書】メッシの時代は終わる。ジョアン・ビラの金言を懐へ。

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          【戦術白書】3戦目の大一番。デジャヴとツケ。

          下位相手から上位対決へのギャップはあった。 それでも勝たなければならなかった。 降格圏のチームに連勝するのは弾みをつけることに繋がったはずだ。 対マジョルカは左サイドの連携確認と得点感覚復活に、対レガネスは組織守備の打開策発見に一役買ったはずだった。 それらがほぼ全く活かせなくなるとは思っていなかった。 確かにロペテギの修正力は流石としか言いようがない。一方で、セティエンのそれは発揮されることなく試合が終わった。 さらに、やはりこのレベルでのインテンシティに直面すると

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          【戦術白書】3戦目の大一番。デジャヴとツケ。

          【戦術白書】レガネスの3陣形。対バルセロナ包囲網の攻略法。

          コロナ明け、実感としてやはりペースが早い。つい先日のマジョルカ戦の余韻をまだ引きずっている。 残留がかかるという意味で、マジョルカ戦と同じような強度を想像していたら、徹底された守備陣形を目の当たりにすることになった。 この試合でスタメン上のかみ合わせを確認する意味はほとんどない。組織的守備でゾーン気味に守るレガネスを、バルセロナの工夫と発想でどう打破していくかにかかる。 ①レガネスの守備陣形3パターンブライスワイトとエンネシリの2大エースを失ったレガネスは、現在いる選手

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          【戦術白書】レガネスの3陣形。対バルセロナ包囲網の攻略法。

          「多様性」を信じ切っていたあの日。頭の中にある謎の一枚絵。

          フットボリスタ最新号に掲載された、ささゆかさん×北健一郎さんの対談を読んで、5年前のTEDxKOBEに参加したことをまざまざと思い出した。 それは二十を少し超えた頃の自分が、「ほぼ完成された」と浅はかにも勘違いした己の価値観をものの見事に粉砕し、今後の人生をかけてそれを再構築することを余儀なくさせた。 当時のテーマは"Dive into Diversity" 世界各国で様々な活動を行っている方々が一同に会し、プレゼンを行う。 使用言語は日本語、しかしプレゼンのクオリティは

          「多様性」を信じ切っていたあの日。頭の中にある謎の一枚絵。

          【戦術白書】バルセロナが帰ってきた。怒涛の過密日程1撃目。

          最後の試合から100日近く経った。 久しぶりのバルセロナの試合。 楽しみすぎた。楽しみすぎて寝られないのを予見し、エビスビールを3本放り込んだ末に酒の力で寝てやった。 4点ぶち込んで圧勝。優勝争いに不安を残さない盤石さを示してくれた。 最高の朝だったと思いつつ、不安要素も鑑みながら試合を振り返っていきたい。 ①先手必勝で見えた形。開始1分で試合が動くとは思ってもみなかったが、今日の狙いどころはここに集約されていた。 久保のロストからデヨング、アルバと左大外へ一瞬逃が

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          【戦術白書】バルセロナが帰ってきた。怒涛の過密日程1撃目。

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          【死海文書】ゼロを望むシャビ。会長選挙における4つの視点。-Rewrite-

          バルセロナの試合が恋しい。 新会長選挙目前でコロナ問題に引っかかり、飛ばし記事やフェイクニュースが蔓延する中でカオスを極めているが、そんな状況でもリーガが再開してやっと試合が観られるのは本当ありがたい。 ただ、クラブとしての問題は何も解決していないし、寧ろ面倒なことになっている気もする。現行の経営陣について全く期待できないのはほぼ全てのクレにとって周知の事実だろう。試合が止まろうが始まろうが、時期が来るまで頭は変わらずアンポンタンである。 ドタバタしながら始まった今季、

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          【死海文書】ゼロを望むシャビ。会長選挙における4つの視点。-Rewrite-

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          【死海文書】ゼロを望むシャビ。

          「ドレッシングルームに毒のある人間は要らない」 日本のどの記事かは敢えて明言しないが、シャビが「こう言った」という報道に違和感を感じた人はどれほど居たろうか。 グアルディオラ就任時のデコ、ロナウジーニョ追放を念頭に置いた文書である可能性も百歩譲ってなくなくなくないが、多分無い。 「・・・え?毒はドレッシングルームだったか?」 シャビは、インタビューでは特に(毒があっても)言葉を(ある種)正確に伝えようとする男である。また、監督斡旋を断るほどクラブの内情に明るいはずの彼

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          【死海文書】ゼロを望むシャビ。

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