アップルパイとモンブラン
本を書いていたことを離れて暮らす父に伝えていなかったのですが、
実家に1冊送ったところ「お父さん、びっくり!!」とLINE。
父が自らを、「お父さん」と表現したことにほっこりしています。
さて、話は「食欲の秋」の話。
福岡県宗像市にある道の駅「道の駅むなかた」 に行ってきました。
目的は魚!ここにくると、スーパーで買うものより良いものが手に入る気がして、年に数回遠征します。
地元(愛媛)に住んでいたころは、今治市にある「さいさいきて屋」に週1通うほど、どばーーーーっと野菜が並ぶ光景が好きです。
どちらも地方に住む特権的な施設だと思います、
是非お近くにいらっしゃた際には、お立ち寄りくださいね。(車が止めやすいのがいい)
「ちょっと頂戴」
子供の頃に「○○(弟)は、人のご飯を欲しがらない」と、家族間の「ちょっと頂戴」というコミュニケーションを指して、母が言った。
それから、人から言われる「ちょっと頂戴」がストレスになった。
当の母は今でも平気で「ちょっと頂戴」を言う。おそらく、当時のその言葉に深い意味はなかったのだろう。しかし私は、弟と比較され、否定されたように受け止め、この年になるまで捕らわれていた。
秋になると店先に並ぶ旬のアップルパイとモンブラン。
「ちょっと頂戴」ができない私は、自分用にひとつづつ。一度に両方を食べたい。片方ずつ順番では意味がないのだ。
今、人からの「ちょっと頂戴」には、抵抗なく提供できる。
しかし自分で言うことはない。私自身にかけられた呪いはとけていない。
食べ物以外もそう。
サプライズ的にプレゼントするのは好きだが、その場の空気で頂戴と言われると扱いに困る。「注文する?」と返しても気を悪くしないでほしい。
欲しい気持ちと、あげたい気持ちが成立しなければ、どちらかが悲しむことにならないか? と思うが、世間では如何なものか。
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