創作人形作家 moko

布の創作人形を制作しています。もの作りと猫が大好き!「作る」にまつわること、日々の生活…

創作人形作家 moko

布の創作人形を制作しています。もの作りと猫が大好き!「作る」にまつわること、日々の生活の中で感じたことを書きたいと思います。どうぞよろしくお願いします!

最近の記事

「文通」したことありますか?

私が中学生のある日 高校生の兄の元へ、見た事もない数の手紙が届いた え…これって一体何ごと? 兄によると、毎月購入している学習雑誌の巻末にある「ペンフレンド募集」のコーナーに申し込んだものが掲載され、文通希望者から手紙が届いた、という説明だった この異常事態は、約1週間ほど続き、最終的に100通越えの手紙の山ができた 好奇心旺盛なお年頃の私 この、何ともワクワクする「文通」の正体をもっと知りたいと思った 兄は、手紙自体には全て目を通すものの、その後の対応は一様ではなか

    • 誕生日の呪いを湯布院一人旅で解く

      子どもの頃、私にとっての誕生日は、何ら特別なものではなく、ごく普通の昨日と同じ一日だった 大好物のご馳走が登場するでもなく、ケーキのロウソクに願いを込めてフーッと…なんていうものもなく、プレゼンをもらって狂喜乱舞、もなかった 友達のお誕生会に呼ばれて出かける時、他の子達は、玩具屋さんや文具店で買った、いかにも子どもがもらって喜びそうなプレゼントを用意して出かけたものだが 私の母は、我が子に買い与える玩具にも確固たる教育方針を持っており、例えそれが友達の誕生会という場であった

      • 転ぶ、落ちる、滑る

        自分では、それほどそそっかしいとは思っていないのだけど、振り返ってみたら、結構痛い思いをしていた ちょっとした怪我は、殆どしないから、逆に気を付けないといけないかもしれない ▶銀行員の頃 バスで買い物へ ギャザーの多いロングスカートをはいていた バスのステップを一段降りて二段目に足をかけようとした時 靴のヒールがスカートの裾の「縁」に引っ掛かり 出す予定だった足が出せないまま、落下 手のひらを擦りむき、脛を打撲 「お客さーん!大丈夫ですかー!!」 運転手さん、お気遣いは嬉

        • 犬に嫌われる私の人生

          私は、猫愛強めの人間 気が付いた時には、既にそうなっていた 私の母も、お祖母ちゃんも、そのまたお祖母ちゃんも… その先を溯ったことがないので、一体どこから始まっているのかは不明 3人の娘達も揃って猫派 で、どういうわけかお婿さん達も猫派 目下、孫を同じ世界に引き込むべく日々洗脳中… そんな私に起こる不思議な出来事 普通に道を歩いている 一軒の家の門扉の向こう側で、犬が一匹、デロ~ンと寝そべってる 犬は、私が視界に入ったと思われる辺りから 「ウウウウウ‥」低くうなり声を

        「文通」したことありますか?

          娘の結婚

          離れて住む三女からウェディングフォトが送られてきた 夫婦揃って医療従事者 コロナ禍も影響し、とにかく多忙な日々を送っているようで挙式と披露宴は、ちょっとお預けらしい ウェディングフォトかあ~ オシャレな2人のことだから… きっと、拘り強めのスタジオとか、都内近郊の屋外のどこかか… なんて、勝手な想像してた私に届いた写真は、全く別の世界観のものだった 白い砂浜 薄い水色の波が寄せる海 2人の背景に広がる巨大な地層 え…?どこ?日本? 撮影場所は、福島県のとある海岸 未曽

          トム・クルーズと焼きビーフシチュー

          今週明け、久々に映画を観に行った 何日か前に、三女が「ベイビーブローカー観て来た」とラインに上げてたのを読んで急に観たくなった 映画にはかなりシビアな目を持つあの子が観に行ったんなら、間違いなく面白いはず! 人の少なさそうなレイトショーの時間を選んで、映画館へ マンションから徒歩3分 殆ど映画館に住んでるような距離感 時間のせいだろうか、お客さんは私の他に男性1人、女性1人、3人しかいない どういう訳か、館内に対角線上に、三人がほぼ等間隔で並んで座ってるという、なかなかシ

          トム・クルーズと焼きビーフシチュー

          血液型と性格って関係あるの?

          以前テレビで面白い実験をみた ・場所:とある幼稚園、血液型毎に部屋を分けてある ・参加年齢:5歳児 ・実験内容:子ども達を血液型でグループ分けして、それぞれに「秘密基地」を作らせる、というもの ・制限時間:1時間 各グループに、段ボール、色画用紙、マジック、クレヨン、ガムテープ、セロテープ、その他飾り付け用のアイテムを渡す 果たして、血液型の違いは出るのか? 途中経過を覗き見る… ▶A型グループ 静かな話し合いの中、民主的に物事が進んでいく 騒いだり、泣いたりする子は

          血液型と性格って関係あるの?

          あなたの想い出買い取ります

          公園のベンチに座る一人の男性 家と会社の往復だけで毎日が過ぎて行く 家族のためにと、仕事一筋で生きてきた彼 もはや、家は安らぎを感じる場所ではなくなっていた どこにも居場所がない 少ない小遣いでは気軽に飲みにも行けない せめて、お金でもあったなら… 夕暮れのベンチで、何をするでもなくただ座っている男性 と、そこへ見知らぬ男性が声をかけて来た 「あなたの思い出、売りませんか?」 唐突な話し 新手の詐欺か? 半信半疑のまま、男性はふらふらとその男に付いて行ってしまう

          あなたの想い出買い取ります

          気を付けよう!昔は痴漢、今は・・・

          娘の家に遊びに行った帰り道 娘「オカン!気を付けて帰らんばよ」 私「大丈夫よ!こんなオバちゃん、誰も襲わんって」 娘「いや、襲われる理由って、ひとつじゃないからさ」 娘が案じたのは、痴漢ではなく、引ったくりだったとわかって大笑い たしかにね この歳で痴漢目的で襲われるなどあるわけない…ない? ▶----------追いかけて来る男 上京したての頃 満員の山手線に乗っていた時、背後で何やら怪しい動きをする男性に気づいた 不自然過ぎる密着、何とも知れない不快さに、思わず身が

          気を付けよう!昔は痴漢、今は・・・

          人は見かけによらぬもの

          地元の商店街には、時として不思議なオジサンが出没する。 数年前には「マジックオジサン」と呼ばれるおじさんがいた。 ごく普通のサラリーマン風で、きちんとしたスーツに身を包みネクタイも締めて。 なのに… 頭をマジックで隙間なく塗りつぶしてる。(多分、油性) 何故そうなってるのか? 誰も本人に聞いた人はいないだろうから、誰も訳なんて知らないに違いない。 平日の商店街にどこからともなく現れて、普通に歩き過ぎていく。 行き先に興味があったが、ついていくのもそれはそれで怪しすぎる。

          人は見かけによらぬもの

          昭和の映画

          テレビが大型化し、ネット配信が進んでいたりと映画館離れは加速するばかりのようだ。 小学生だった頃に住んでいた片田舎の町では、後にも先にも、映画館はただひとつのみ。 老若男女の憩いの場として欠かせない大切な場所だった。 当時住んでいたこの町の小学生たちは、映画は個人でというより、課外授業の一環として先生に連れられて行くことのほうが多かった。 映画は、遠足よりも学芸会よりも地元のお祭りよりも子どもたちを興奮させた。 当日、教室に集まった時から「昨日は嬉しくて眠れんかったー」「

          筋金入りの方向音痴

          数年前、用があって上京。 浅草のホテルを予約した。 浅草橋は何度も行ったことがあったが、浅草駅を利用するのは初めて。 早速、スマホの道案内のアプリにホテルの住所を入力し、歩き始めた。 いざ!ホテルへGO!(そんなに気合入れる必要があるのか) ■ココでとても大事なことがひとつ。私は、超が付くほどの方向音痴です。■ 見逃してはなるものかと、食い入るようにスマホを見つめ、ナビの指示通りに歩く。 歩きスマホはいけません!と言われても、歩かなければナビは使えないのです。 歩き出

          筋金入りの方向音痴

          時給100円

          イベントを企画したり、様々な創作活動をしていると「あなたって好きなことしてお金になって良いよね~。ほんと、羨ましい。」と、微妙な誉め言葉をかけられることがある。 しかし、 材料費、制作日数、販売価格などから時給を算出してみると、「¥100.-」 県の最低賃金をも遥かに下回る金額だ。 人生100年時代とか、老後の資金2000万円とか。 数年前までは、どこか他人事だった数字が、何だかとても現実味を帯びて迫ってくるようになって来た我が身。 そろそろ「時給100円とか笑っちゃうわ

          長女の嫁ぎ先

          長女は、私をはるかに超えるユニークな子に育ったので、果たして将来この子はお嫁に行けるんだろうか?と、ずっと気がかりだった。 しかし、そんな親の心配をよそに、3年前に無事結婚。 今では2児の母として育児に追われながら、ちゃんと仕事もこなしている。 娘は、家事全般が決して得意ではない。 結婚の際、私は母親としてその点が一番気にかかっていたので、お婿さんに聞いてみた。 「お料理とかお掃除とか、この子、ちゃんとできないと思うんだけど それって大丈夫?」 すると、彼は「あー。それは

          長女の嫁ぎ先

          パンツも手縫い

          オギャーと生まれたその日から、私は、母の手作りの服を着せられて育った。 「靴下」以外は、全て手縫い。 そう。パンツも。 小学校に入った時、体操服は、学校の指定のものを買ってくれたが、ブルマはお手製だった。 みんながはいている、いわゆるブルマとは少し形が異なる「ゴム入りのショートパンツ」みたいな形。 オリジナルデザインと言えなくもないそのブルマは、決してヘンではなくて、むしろ、時代の先を行くスッキリしたものだったのだが、自分だけが他と違うことが子どもには辛かった。 1年生の

          パンツも手縫い

          テレビがなけりゃ本を読む

          制作をしている時、全くの静寂だとかえって集中が出来ない。 音楽を聴きながら…もありだが、テレビをラジオのごとく「テレジオ」的に聞きながらというのも結構好きだ。 ジャンルには特にこだわらず、何かしら「音」がしていれば良い程度。 小学生の頃、テレビは1日に2時間だけと決められていた。 出来ることなら一日中でもかじりついていたいほどテレビを愛していたが、母の「テレビは百害あって一利なし」という教育理念には到底太刀打ちできるはずもなく、2時間ルールに従うのみだった。 中学生になっ

          テレビがなけりゃ本を読む