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私の処女は2万円だった。上

17歳の初夏。
私は知らない男性に処女を2万円で売った。

その時の私はわずわらしかった
処女を早く捨てたかった。
それに持病の精神疾患のせいで
バイトが持続してできず、すぐにクビになっていた。
だが、その時一緒に住んでいた母親はそのことを身近で見ていたはずなのに、手をさし伸ばしてくれなかった。
そんな母親はしょっちゅう外出、外泊を繰り返していた。幸いにも電気、ガス、水道は払っててれたお陰で何とか生活できていたが……。
冷蔵庫に食料がない、生理ナプキンがない。日用品がない。

それで私はどうしようかと思った。
ピピーン!と来た。そのピピーン!はその時には天才的な発想だと思ったが今思い返してみればただ単に躁状態なだけだった。

勢いに任せ、Twitterを登録する。
そして処女を売ります、とツイートをした。
ツイートした瞬間にピコンピコンとTwitterの通知音が鳴り止まない。
暫くして、通知が落ち着いた時にDMをみた。
ずらっと並ぶ捨て垢、裏垢からの処女を買いたいという有無のDMだった。

その中の一人であったお兄さんとDMでやりとりをして、その人に処女を売ることにした。
処女の相場というものがあった。
可愛い子の処女なら20万とか余裕ではらうひとがいるとか。
残念ながら私は残念な方なので高くても
5万円とか3万円とかが相場だったようだ。
お兄さんは2万円なら大丈夫と。私と長らくメッセージしてくれて、この人なら売れる、と思いお兄さんさんと会うことになった。

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