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〆親を好きになれない私は、ダメな子ですか?


「お父さんもお母さんも、同じぐらい憎んでいます。」


ちょうど1週間前くらいに、

私はこの言葉を最後に、父のLINEをブロックしました。


私の以前の記事を見てくれている方は分かるかと思いますが、私は3歳の時に両親が離婚し、父に引き取られました。

そして、私は今26歳。

当時は、そもそも片親が珍しく、私は良く言われていました。

「お前ってお母さん居ないんだろ?」

居ないわけじゃ無いけど、とか色々突っ込みたい所はあったけど、当時はそれよりも涙が出そうになって、話せなかった。

「そうだよ。」

保護者会の役員の投票で配られる名簿。私の所だけ、母親の欄が空欄で。クラスが変わるたびに、他にも空欄の子が居ると安心している自分がいました。

思春期真っ只中の小学四年生の時には、
母親の新しい旦那さんを紹介され、
その後すぐに、父からは新しい母を紹介されました。

私の居場所は何処なんだろう、と思うことも沢山あったし、私が我慢したら丸く収まるだろうという思いもありました。

そして、そんな私に、辛いよね大丈夫?なんて声を掛けてくれる人なんて誰も居なくて、

みんな、楽しい家族のカタチを追い求めているようでした。

祖母は、私を育ててくれてとても感謝しているけど、

「新しいお母さんと仲良くしたら、お父さんも喜ぶよ、お父さんは今まで貴女を一生懸命育ててくれたんだからね」

とか、

「お父さんは、お父さんは」ばかりで、

自分の息子のことになると、
私の気持ちなんて1ミリも汲み取ってくれませんでした。


町内のグランドゴルフ。

祖母に新しいお母さんも含めて、家族みんなで出ようと言われ、私は嫌だったけど出ました。

また家族ごっこ、って内心思いながら楽しいふりをして、凄く疲れた覚えがあります。

そこで、父がホールインワンを取ると、
父の仲のいい町内のおじさんが、
父の背中を叩きながら、

「嫁が居るとちがうなあ〜!」

と、楽しそうに言いました。

父は近くに居る私なんか目にも入らず、
恥ずかしそうにはにかみ、喜んでいました。

家では、新婚生活のように新しいお母さんとくっついて台所で料理をし、甘え合う2人を毎日見ていました。

親として、思春期だった私の気持ちを考えた事はあるのかな?って何回も思いました。


私は、父に不満をぶつけた事なんか一度もないし、反抗期も来なかった。ただ、新しいお母さんや、母の新しい旦那さんと仲良くして、平穏を保っていました。


22歳になって一人暮らしを始めました。

あまりにも楽な生活と、初めて自分の居場所ができた瞬間でした。

今までは、誰かと居るのに寂しい気持ちでいっぱいだったのに、1人だとそれも感じなくて、凄く充実した毎日。親と離れてからは、無駄な期待とかもしなくなって本当に楽でした。

一人暮らしをしてから、色んな事を1人で解決したり、乗り越えることに不安もありました。

コロナになった時は、死ぬかと思ったし

車が擦られてたりして保険がどうの、とか焦ったり。

祖母に電話をしたりしたけど、父からは連絡一つなく。

なぜか友達のお父さんや、彼氏のお父さんに色々と手続きしてもらっていました。


そして、つい1週間前。父から珍しく連絡が来たかと思ったら、

「貴女の産みのお母さんの旦那さんに、よくしてもらって居るとか、話を聞きました!貴女に孫ができたら、取られるんじゃないかとおばあちゃんが心配してるよ!まあこんな事になったのもお父さんがわるいんだけどね!その辺よろしくね!」

今までの色んなことがぷっつり切れました。

母の旦那さんはとても良い人で、たまにしか会わないけど、私が車を擦られたときに板金屋さんを紹介してくれたり、色々お世話になってました。

その話などを、何処かで聞いたのか、そんな事を絵文字たっぷりのおじさん構文でLINEしてきて、思わず、LINEを返しました。

「こんな家族の形になって、私は、お父さんもお母さんも同じくらい憎んでいるのは事実です。」

「でも、その分、〇〇さん(新しいお母さん)やお母さんの旦那さんとか色んなご縁があって、そのことを大切にしたいと思って生きてきました。」

父の欲しかった答えかは分からないけど、自分でも何を言ってるか分かんないけど、初めて少し本音を言いました。

しかし、父は

「憎んでるって、、、。お父さんも一生懸命生きてきたつもりです!」

あ〜こりゃだめだ、と思って思わずブロックしました。

どうしても、親が好きになれない私ってだめな子どもでしょうか。

なんで何だろうって罪悪感しかなくて、

でも、どうしても好きになれない、むしろ嫌い。

欲を言えば、結婚式になんて呼びたくないし、呼ぶくらいなら結婚式なんてしたくない。

ごめんなさい。

育ててくれた親なんだから、と思う人もいるでしょう、でも、

ごめんなさい。

どうしても嫌いなんです。

正直ブロックして、ストレスフリーな自分がいます。

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