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個性=繊細であることを活かす

前提として。今の私はメンタルがめっちゃ強いです。

おはようございます。仕事初めまでにnoteへの投稿を習慣化させようと思い、連日の投稿になってます。
今後は、週1回くらいの更新を目指しています。ちょっとでもいいなと思ってくださったなら、今後も見ていただけると幸いです。

今回のこの記事の内容は、タイトル通りです。「個性=繊細であることを活かす」ことについて書きます。その前に少し、自分語りをさせてください。

「繊細なんかじゃない」と思いたかった

私は母子家庭の長女です。両親は私が幼稚園の年少の頃に離婚しました。母は体を壊しながらもパートで働き、私と妹を今日まで育ててくれました。感謝してもしきれません。

そんな家庭環境もあってか、私は幼い頃からずっと周りの人から「我慢強い子だね」「本当に強いね」と言われて育ちました。間違いなく私は強いんだと、自分でも思っていました。

でも、「強いね」と言われるたび、「本当は強くなんかないのに」「強くないってことを知ってほしい/気づいてほしい」と思う自分がいることにも最初から気づいていました。弱音が吐けず、一人お風呂場やトイレで泣くことも少なくありませんでした。こんなこと、誰にも言ったことがないので、この記事を読んでくださっている人だけの秘密です。

強くないことを自覚している自分にも、辟易していました。「弱くなんかない」「繊細なんかじゃない」。ずっと自分に言い聞かせていました。

友達の何気ない一言に救われた話

数年前、小学校からの友達が、私もいる前で、他の子たちに「🔔ちゃんは、本当は繊細なんやで」と口にしました。
そのとき、その友達は、本当に私のことを繊細だと思って言ったのか、真相はわかりません。ですが、その一言で、「あ、私はやっぱり繊細なのかもしれないな」「(成り行きで言っただけかもしれないけれど)繊細だって気づいてくれる人もいるんだ」と、肩の荷が下りたような感覚になったことを今でも鮮明に覚えています。

ただの繊細ではないかもしれない

そして、繊細だということ、いえ、繊細な部分もあるということを認めるようになってから、しばらく経った大学生の頃のことです。あるYouTuberの方の動画を見ていたときです。そのYouTuberさんは、それまで投稿された動画で、視聴者の方から「もしかしてHSPではないですか?」というようなコメントを多くもらっていて、そこで自分が「HSP」であるということに気づいたとおっしゃっていました。
※お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。そのYouTuberの方の投稿はこちらです↓

この動画を見たことを機に、私は「HSP」について調べ、自分が「HSP」ではないかと疑い、その疑いはどんどん確信へと変わっていきました。さらに今では、HSPの中でも「HSS型HSP」に該当するのではないかと思っています。HSP、HSSについては下記のサイトを参照してください。 

繊細な教師であるということ

私はそれまで人の感情を読み取りすぎたり、人の感情に共感しすぎたり、些細な刺激に敏感であることについて悩んでいたのですが、HSPであるということを自覚してからは、これは教育に活かせるのではないかと考えるようになりました。

例えば、1つ目と2つ目の「人の感情を読み取りすぎる、人の感情に共感しすぎる」という点について。
これまでの人間関係において、
「あ、多分この人は今あんまり機嫌が良くないな」とか「あ、今嬉しそう」といったことを感じ、それを意識しすぎるがゆえに、自分自身のことが疎かになり、
機嫌が良くない人がそばにいると自分のせいで機嫌が悪くなったんじゃないかとか、
その機嫌の悪さを肌で感じることもあるので、今すぐにこの場から逃げ出したいと苦しくなることもありました。

でもこの点について良いように考えれば、子どもたちの感情の変化に人一倍速く気づくことができて、対応することもできるし、
その感情に共感することもできるので、子どもに寄り添って話を聞くこともできます。

自分の個性をとことん活かす

前回の記事の中の「私は一体何者か」の部分にも書きましたが、私の教育観の中に、「子どもの多様性を認める」というのがあります。

https://note.com/ringringo_15/n/ne2354b7250d5

これは、教員採用試験の勉強をしてきた人ならもう耳タコだとは思いますが、「一人ひとりの個性を大切にする」という、教育において当たり前のことを意識して決めた教育観です。当然のことですが、私は一人ひとりの子どもたちの個性を大切にし、個性を伸ばしていきたいと考えています。

そのために、まず自分自身の個性を大切にし、それを活かすという姿勢を子どもたちに見せていくことが必要なのではないでしょうか。私は、自分の個性(=HSS型HSP)をしっかりと受け止め、子どもたちのために活かし、そして私が子どもたちの個性を大切にして伸ばすことはもちろんですが、子どもたち自身にも同様に自分や他者の個性を大切にしていくことの重要性を伝えていきたいと考えています。

最後に

今回は、私自身のことをもう少し深堀りし、それをどう教育に活用していきたいと考えているかということについてお伝えしました。

私の場合は「繊細であること」でしたが、みなさんお一人おひとりにも、個性があると思います。その個性をぜひ、否定的に見るばかりでなく、肯定的にも見てみてください。

もしかしたら、これまでより少し、自分のことが好きになれるかもしれません。前向きになれるかもしれません。

そして、その前向きな姿を、大切な子どもたちにも見せていってください。一人でも多くの先生方が、自分のことを大切にし、明るく前向きに向き合えば、きっとそれに伴って、一人、また一人と、子どもたちの笑顔も増えると思います。

今日もお疲れさまでした。明日からも、無理なくがんばってくださいね。私もがんばります。
読んでくださった方、ありがとうございました。次の記事も読んでいただけると幸いです。

以上です。