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92.弱みに寄り添い、強みを引き出す。


就活における自己PRについて、今日は友人とあれこれと談義している中で、また新たな発見を得た。


それは、私の「人好き」には根拠があったということである。


自分の幼少期を思い返すと、はじめから人好きではなかったことが判明した。


いじめや仲間外れ、スクールカーストに裏切りなど。
自分や誰かが体験する「人の醜さ」が現れる現象が本当に嫌いだった。


でも私は、憧れていた。

プリキュアやセーラームーン、イナズマイレブンといったアニメに出てくるような、「個性が組み合わさり団結するチーム」の形に。


人の弱みに寄り添い、人の強みを引き出していく。


彼らの胸を熱くするドラマを見て、幼少期の頃から目を輝かせいていた。


そして。そんなこんなで高校生にまで成長した私。


ついに、楽器のチームリーダーを任された。

やっと理想のチームを体現する時が来たんだな…!と今の私は過去の自分に期待した。けれど、ちゃんと思い出してみると全然そんなことがなかった。


チームメンバーの弱みばかりに目をつけて、「どうしたら直してくれるのだろう?どうして練習してくれないのだろう?」とそんなことばかり考えていた。


私はリーダーとして失格だったと思う。
でも、ある時から少しずつ考え方が変わっていった。


大好きなディズニーのキャスト育成に興味を持ち、「弱みも強みも肯定しあえるチームづくり」に感動する。
そこで自分も、相手を楽しませながら弱みを克服できる方法を考えたり、「できるよ!」という声かけを増やしてみたり、相手の得意分野にも目を向けてみることにした。


すると、周りにいる人達には「強み」が多種多様な花として沢山咲いていることに気がついた。また、「強み」にこれからなり得る兆しが蕾(つぼみ)として潜んでいることにも気がつくようになった。


誰にでも可能性があり、やり方次第では大きな花を咲かせることができる。
また、それらがうまく集まれば、とっても綺麗なブーケができることも分かった。


そこでやっと、私は人が好きになったのである。


また、その瞬間が「人好き」として人生を歩むはじめの一歩だったのである。



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