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家時間が長い日の「もう夕方…」を回避する3つのテクニック

気がついたら眠りに落ちていた。身体を起こすと、頭が鈍く痛い。

ふと、レースカーテンのすき間から橙色の光が差し込んでいることに気づく。
朝起きたときは「充実させよう」と決めていたはずなのに……。

家で過ごす時間が長い日ほど、時間を浪費しがちな傾向にある。

それは〆切がないからだ。

仕事や子どもの登園という"着地点"があれば、間に合わせるために、自然と動きが速くなる。
間に合いそうもなければ「洗濯は帰宅後でいいや」「洗い物は後で」などと、取捨選択できる。

〆切がない。

たったそれだけで、動きはゆっくりになり、今すぐできることも後回しでいい気がしてくるのだ。

今でも、こうした"ナマケモノ癖"を完全になくすことはできない。何歳になっても、後悔した日を0にすることはできないと思う。
でも、3つのテクニックを使うことで、”後悔しない日”が生まれるようになってきた。


1.スリークエスト

1つ目のテクニックは、「スリークエスト」。

「次の正時までに3つ」優先的に終わらせたいことを決める時間術だ。

ポイントは2つある。

1.「1時間」じゃなくて「〇時まで」

キリのいい時間を目標にすることで、爆発的な集中力が生まれる。
さらに、今が何時何分であってもスタートできる。たとえば「14:55」にスタートするなら、「15時までの5分間で終わりそうなこと3つ」を選んでいく。

2.「3つだけ」というハードルの低さ

「3つだけ」でいいなら、覚えやすいし、なんだか頑張れそうな気になれる。しかも、何度かくり返すと、「今日はたくさんのことができた!」と達成感が生まれる。

▼実例紹介
https://twitter.com/Rinca_366/status/1755535363815444738

Twitter時代から、ハッシュタグ「#1h3q」を使って投稿していて、たくさんの人に利用してもらった。

もう少し詳しく知りたいという方は、過去のブログや著書『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割』へ。

↓↓↓

2.スリーブロック・スケジュール

2つ目のテクニックは「スリーブロック・スケジュール」と名前を付けた。

1日の時間帯を「午前」「午後」「夜」の3つに分けて、それぞれに3つずつ、「この時間帯のテーマ」を決める方法。

例:一人暮らしの社会人。予定がない日曜日
午前中にやりたいこと…トイレ集中掃除、ゆっくり朝食、寝具洗濯
午後にやりたいこと…積読を15ページ読む、お風呂掃除、作り置き3日分
夜にやりたいこと…翌日のスケジュールチェック、録画したドラマを観る、翌日の準備

・スリークエストとの違い

スリークエストと似ているけれど、スリークエストは「今、目の前にあること」に注力する方法。スリーブロック・スケジュールは「ゆるい計画」という違いがある。

・軌道修正がかんたん

それぞれの時間帯は、数時間ある。その中で3つ達成すればいいのでハードルが下がる。

たとえば、午後のテーマを「洗面所掃除・読書15ページ・トイレ掃除」に決めていたとする。もし2時間昼寝をしてしまっても、この3つさえ終われば「クリア」したことになる。

▼より詳しい情報はこちら。



3.トリプルアクション

3つめのテクニックは「トリプルアクション」。

たくさんあるToDoの中から、今やることを選ぶときに、「3つの要素」をかけ合わせて決めていく方法。

1.「静」と「動」

「静」は、座って行なう作業。たとえば、書きもの、書類整理、パソコン作業、確認、電話など。
「動」は、立って行なう作業。たとえば、家事全般、散歩、運動など。

「静」→「動」→「静」「動」→「静」→「動」のように、一番終わらせたい作業を真ん中に持ってくることで、集中力をキープできる。

例:勤務中。面倒な集計業務がある…
①動→階下の自販機に飲みものを買いに行く
②静→集計用ファイルを開く
③動→デスクの整頓をする

2.「義務」と「癒やし」

やらなくてはいけないことがあるのに、どうしてもやりたくない。そういうときにおすすめの方法。

例:休日。賃貸契約の更新が近づいている…
①義務→書類一式と筆記用具を用意する
②癒やし→差し入れでもらったお菓子と、ちょっとおいしいコーヒーを用意する
③義務→更新手続きの書類をよく読み、やることをメモする

3.3種類の場所

場所を変えることで、集中力をキープする方法。

例:休日。仕事の合間に資格取得の勉強をしているが、捗らない……
午前中→カフェでモーニングを食べながら勉強
午後→図書館のスタディスペースを利用して勉強
夜→自宅のダイニングで勉強

▼より「家事」寄りで実例を出しているものはこちら。休日に溜まった家事を片づけたい人などにおすすめ。(※家事で考えていたときは「3種混合家事」という名称にしていた)


人には、ざっくり分けて3タイプの性格があると考えている。

1.「動いてから考える」とうまくいく人
2.「考えてから動く」とうまくいく人
3.飽きっぽいため、それぞれを気分に合わせて使い分けるとうまくいく人

わたしは、圧倒的に「3」。3タイプの性格を動物にたとえた診断を作っていて(実際にはもう少し細かく5種類)、「3」は「気まぐれ猫タイプ」と呼んでいる。

▼診断をやってみたい人はこちら。家事ブログなので”家事”に沿った結果を書いているけれど、ベースは家事以外でも使える。

”気まぐれ猫タイプ”。
わたしは、この性質のために長年悩んできた。

体調も万全。嫌なことがあったわけでもない。それなのに、先週はできたことができない。
部活に入っても、しばらくしたら違うことがしたくなってしまう。
半分だけ読んだ本や、やりかけの刺繍などがあちこちにある……。

そんな自分のことが情けなくて、恥ずかしくて仕方がなかった。


考え方が変わってきたのは、最近。
「飽きっぽさ」はわたしの魅力なのかもしれない、と。

これを短所にするのではなく、自分の持ち味として生かせる方法を見つけられるようになってきた。

それはまた、機会があれば書きたいと思っている。


追伸、
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
実用書作家の三條凛花です。秋が行方不明ですね。着るものに困ってたんですが、ブラウンやベージュの ”秋色夏服” を着たらいい感じでした。

普段は暮らし系コラムのお仕事をしています。家事ブログは今 3,550日 連続更新してます。
コラムもブログも大好きなんですが、違うことも書いてみたくなったんですよね。この10年で5,000以上の文章を出してきたというのに、書いても書いても、飢えています。

noteは、役に立つことだけじゃなくて、青森と香川の人にしか通じない話だったり、フィクションとノンフィクションの間の話だったり、なんのはなしかわからないことまで集めた、小さな私設図書館のように使ってみるつもりです。
お好きな話題をマガジン(書架)から選んでみてくださいね。少しずつ充実させていきます♡

気軽に”りんか”と呼んでください。由来はあだ名の”りんごちゃん”です🍎

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▼小説も書いています。完結済&短編が20作品以上あるので、すきま時間にいかがですか? 読まれるのは異世界恋愛ばかりなんですが、現代ものも好きです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます♡