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わし流 芸術の春夏秋冬

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美術館・文学館・映画館など、いろいろ行ってます。
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2021年11月の記事一覧

なんで男は怪獣が好きなんですかね、おやっさん…わし流 芸術の秋⑬「生誕120年 円谷英二展」国立映画アーカイブ展示室

なんで男は怪獣が好きなんですかね、おやっさん…わし流 芸術の秋⑬「生誕120年 円谷英二展」国立映画アーカイブ展示室



⑫の縄文展のあとハシゴしたのが、おなじみ国立映画アーカイブ。幼少のころ、「ウルトラQ」のガラモンを見て以来、ある程度怪獣に取りつかれてしまってから半世紀以上のワシとしては、見逃すわけにはいきません。

この日、ワシと同じ時間帯にこれを見ていた人は、すべて男性。なんで男は怪獣が好きなのかね…。

とはいえ、展示は怪獣ばかりでなく、まぼろしの「かぐや姫」や「ヒコーキもの」の一部も紹介されていました

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ワシんち近くから出た石槍もあったよ…わし流 芸術の秋2021 ⑫「縄文2021 東京に生きた縄文人」江戸東京博物館

ワシんち近くから出た石槍もあったよ…わし流 芸術の秋2021 ⑫「縄文2021 東京に生きた縄文人」江戸東京博物館



写真のように、縄文時代の土偶はちょっとマンガのようで、とにかく面白い。展示物を見ていろいろと学習するのもいいけれど、なんも考えずにながめてもなんかほっとする、そんな感じでした。

なお来年度は改装のため休館するらしいので、久々に常設展示も見ておきました。

▼縄文ど~ですか?

けっこういいのを持ってますな…わし流 芸術の秋2021 ⑪「創立100周年記念 青梅信用金庫所蔵美術展」青梅市立美術館

けっこういいのを持ってますな…わし流 芸術の秋2021 ⑪「創立100周年記念 青梅信用金庫所蔵美術展」青梅市立美術館

画像は横山大観の「杜鵑(ほととぎす)」という作品ですが、そのほかにも青梅と縁の深い川合玉堂をはじめ、平山郁夫、東山魁夷、伊藤深水などなど、ビッグネームの作品がズラリ。「そこらの川でよく見る鴨も、平山郁夫だと波紋を重視してこんなふうに描くんかい…!」などと感じながら堪能しました。

美術館の近くの多摩川で撮った写真を絵画風にすると、こんな感じです。

ところで久々に行った青梅の街はほとんどの店のシャ

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名所でない場所にも美を見出す…す、素晴らしいと言うしかない…わし流 芸術の秋2021⑩「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」SOMPO美術館

名所でない場所にも美を見出す…す、素晴らしいと言うしかない…わし流 芸術の秋2021⑩「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」SOMPO美術館

このところいろいろなところでたて続けに見ている新版画の川瀬巴水。画像の左は最も売れたという「芝増上寺」右が2t番目に売れたという「馬込の月」です。

増上寺はともかく、「馬込の月」や「古ま形海岸」など、名所でもなんでもないような場所にも美や味を見出しているのが素晴らしい。大正から昭和中期くらいまでの東京の風景の数々は、写真とは違った貴重な記録ともいえるかもしれません。

今後も1年に1回ぐらいはど

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