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ボタニカル哲学(32)一歩退いて世の真実の姿を観る

低い地位に居るからこそ、高い地位に上るのだろうが、危険をわきまえておくこと。
人目につかない暗いところに居るからこそ、明るいところに出るだろうが、でしゃばりをわきまえておくこと。
世間から退いて静けさを守っていたからこそ、動きたくなるだろうが、働き過ぎをわきまえておくこと。
世間に対して言葉少ないを守っていたからこそ、多弁の騒がしさをわきまえておくこと。

つまり、君子は、対極に在る時に学び、対極に行きて活かすという戒めを忘れてはならない。

言い換えれば、欲望に任せた過剰反応、反動は厳に謹むのが君子ということ。


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