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ボタニカル哲学(65)見せかけの清貧

名誉欲を捨てきれない者は、口では謙遜して謙虚ぶっていても、周囲には全てバレている。競争心を捨てきれない者は、たとえ世界を富ませ、後世にまで恩恵を与えたとしても、結局は無駄骨にある。

つまり、口先だけの人格者は、実際の生活が物欲まみれで、競争に現を抜かしているのはバレバレで、どんなメリットを社会与えようと、何れは捨てられるということ。

言い換えれば、活人の敵は活人の過去だと言える。

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