【013】退職を踏みとどまった方がいいと思う2つのタイミング
これまでに退職を5回経験しているのですが、退職のタイミングについて、なんとなく貫いてきたポリシーがあるので、整理ついでに書いてみました。
退職しないほうがいいと思っているタイミングは、2つああります。
(1)会社から得ているものに対して、自分の貢献量が圧倒的に足りていない時
「会社から得ているもの」は、給与に加えて、上司から学んだことや、与えられた機会なども含めています。こうした「会社からのギフト以上に、自分がその会社に貢献できたか」を自分に問うてみて、自信がもてないなら退職は踏みとどまるほうがいいと思います。
成果を出せないままで退職してしまったらなにか不都合があるの?
会社に残された人から見ると、退職する時のスナップショットが永久に記憶に残ります。だから「あいつは仕事ができない給料ドロボーだった」という記憶を残して退職することになってしまうかも…。
それに、成果を出した社員ほど退職時には強い引き留めに会うけれど、会社に貢献した人物ならば、やめた後もその職場の仲間とのよい関係は続けることができます。何より、後ろめたさを感じることなく、堂々と退職ができるのがいいです。
(2)会社の業績が傾いている時
多くの人は、会社の業績が傾いている時こそ退職すると考えるかもしれません。でも、業績が傾いている時の会社にはいろんなチャンスがあります。
・どんどん人がやめていくので、やりたかったポストが空く
・責任感がありメンタルの強いチームメンバーが残るので、価値ある人脈になる
・普段は見られない経営のドラスティックな意思決定や変化を体験できる
・業績回復の中心人物になることができる(底まで落ちたらあとは浮かぶしかない)
でも、会社の業績は回復せず、万が一倒産したら・・・?
倒産したら失うのは職だけで、得るもののほうが勝ると思います。
・なにより、倒産という貴重な経験ができる
・倒産したとしても、転職活動で「逃げずに最後まで尽くした」責任感が評価される。むしろプラスに見てもらえます。
実際にいくつかの会社の業績の底を経験していますが、苦しいけど得ることの方が大きかった、というのは実体験による実感です。ワンチャン倒産も覚悟していたのですが、残念ながらまだ倒産の経験ができていないのが未練です。
(3)退職するのに絶好のタイミングは?
だから、逆の時が退職に絶好のタイミングだと思っています。
・自分が会社に対して十分貢献をしたという実感が持てた時
・会社の業績が好調である時
そうでなかったら、自分の成果や会社の業績が好転するまで、もうちょっと踏ん張ってみたらよいと思うのです。そうしている間に、仕事が好きになってしまって、退職すること忘れちゃってたりするんですが(笑)
それもまたアリですよね。
独り言ではありますが、もし退職を考え中の人がいたら、ご参考までに。
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