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【商業出版する方法+α209】”いい作品”を作って、広める!が商業出版ではない、って話

元KAODAKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント/編集者/ビジネスプロデューサーの渡邉です。

「〜な本を書きたい」
「〜な本にしたい」
「〜な本で人々を救いたい」
「メッセージを伝えていきたい」
「多くの人に学んでもらえれば」


…わかります。


だけどそれって、自分だけではできないですよね。
商業出版の場合は「出版社の了解を取り付け」なければならないのです。
出版社に否が応でも「協力頂かないと」実現しません。

そのためには・・・出版企画書書かなきゃ。
そして出版社にアプローチしないと。
行動しなければ、何も現実は動かない。
そして、その行動は「やみくも」ではなく「正しい努力」が大事です。

とはいえ、求めて動かないと「与えられ」ることもない。

そして。
出版社側の意見だって色々あります。

〜のような本にしたい。


はい。希望はわかりますよ。
要望はとてもよく理解できます。
思うことを自分の言葉で表現したい、伝えたい。伝わったり、学びましたとあなたの本を読んで感想が来たら・・そりゃあ、嬉しいでしょうね〜。
著者さんはね。。


でもですね。

あなたの希望を叶えるために出版社は本作りも、営業もしているわけではないです。

その意味でもビジネス・実用書の出版社は「あなたの本を出版します」ではないです。
以下の記事もぜひ読んでください。

「本出したい気持ち。わかります。けど、これ、いくら売れると思います?どれだけ利益が出せると考えます?本が売れるために、あなたは何ができます?」

・・そういう世界です。

本は商品。おまけに1500〜2000円程度の低価格。

どんどん、たくさん売らないと儲けは出ません。

売れるために、どうしますか?

こういう発想が、意外とご自身のビジネスではできるのに、本の世界に目を投じるとなかなかできない起業家・経営者って多いように思います。

本は「商品」です。

出版社も売れる商品を作りたい。

”いい作品”を作って、広める!じゃないです。

そんな気持ちで、本作りの現場はやってないです。

売って、儲けを出したいの。

売りたい本、作りたいのです。

そのためには「売れる良質なコンテンツ」を創造することが、著者の仕事として大事でしょ?って話なのです。

ここの発想で、本の企画やネタは考えていきましょうよ。って改めてお伝えしたい。

出版、となるとへんな形で自我や冷静さを欠き気味な欲望が「ポワワ〜ん」としている人、まだまだ多いと思いますよー。

ただ「世のため人のためになるから、商業本を作る」・・・ではないです。

そこに「売れ要素」がついてくるかどうか。販路をご自身でもどう構築していくか。どう売るか。ビジネス・実用書の世界はここを無視しては成り立ちません。
 
本にしたら人に伝わる、というのは違いますよ。
本をいかに広く伝えているか、という点に視点を向けられた方が、よりリアルです。
リアル視点で考えていってくださいね。
 
 
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