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【商業出版する方法+α81】商業出版って「やっぱり難しい」のか?

元KADOAKAWAのビジネス・実用書コンサルタント+編集者+ビジネスコンサルタントの渡邉です。
 
「本を出すのって、やっぱ難しいんですね」

そういう言葉をいただくことも多いですね。

私が「難しいんだぞー」バリバリな発信をしすぎているのからかもしれませんけど(笑。

難しいかどうかは、、ぶっちゃけ個人それぞれの「価値観」だとも思います。

出版社に協力してもらって本を出すことについて「難しい」と捉える人もいれば、

「ほうほう。そういう条件をクリアすればできるのね。じゃあ、やりまっす」とかいってサクサク行動して、パパパパーん!と本出して、あっという間に売れっ子になる人もいます。

またそんなに商業本とか意識してなかったけど、SNSやブログ・youtubeで発信してビジネスを色々動かしてたら「出版社から”本出しませんか”と連絡が来て、それに乗ってみましたー」みたいに、あっけらかんとされる著者も多いですね。

だから、「捉え方」にもあるんじゃないかしら。とも感じます。

なお商業出版の世界について編集者的視点に立って言わせてもらえれば、、


誰でも「公平」に「開かれた」門戸ではあります。だから誰でも挑戦は可能です。

・しかし「選別はされてしまいます」。出版社によって「著者として迎えられるかどうかのジャッジはどうあってもされちゃう」ので、ここは抑えておいてくださいな
(その意味で、あなたの思い通りには絶対いかない。出版社も出版社の方針があるのですから)

・となると、誰でも簡単にラクに出版できる!とは言い切れない。でもチャンスはあるので、どんどんトライしていこう〜


ってところでしょうか。

ちなみに出版できる人って、「出版社が欲しいなー!」と思える著者としての人材価値が高い人ですね。

やっぱね。。本だしたら1万〜3万部くらいは、パパパーンと売り抜ける期待感が持てる人、です。

絶対そうでないとダメ!ってなことではないです。
「本が売れる期待値が高い」ってステイタスとコンテンツをもっている人ですね。

そして、出版社が出したい本と「マッチした」ステイタスとコンテンツを保持している人、といっても良いでしょうか。

繰り返しますが、商業本を手がける出版社は「あなたの本を出版します」の観点にはいっさい立っていません。
そういう意図を持った出版社は「自費出版サービス会社」になるので、そちらへいきましょう。自分の本を出したい!のであれば、そっちの方が結構幸せになれたり、成果が高い出版ができます。

商業出版を扱う会社は、言い方が悪いですがある種「著者も商品価値として高いか」みたいな見方はどうしてもしてきます。
だって、出版という行為でビジネスもしてるわけですから。

多くの編集者は「どんなコンテンツを本にするか」以上に「売れる本を出せる著者と組みたい」が本音ですから。

売れる本を作る。
売れる商品やサービスを作る。

ここが本質です。
ビジネス・実用のジャンル本は「消費財」であり「嗜好品」でもありますよ。
エンターティメント商材でもある。

決して学校の「教科書」ではないので、そこの認識は間違えないように。
良いこと書いてるから、売れるわけではありません。


売れる・伝わる、その上で楽しく学べて、理解できて、最終的に読者が行動したくなる。

そういう本作りが、良いビジネス・実用書の本作りでもあったりするので、改めて抑えておいてください。



ということで、若干テーマからずれ始めておりますが・・・。。


私からいうと、商業本を出すのはそんなに難しいことではないのに、9割以上の「本を出したい!」と考えるビジネスパーソンは、

「自分のことばっかり主張だけして、出版社や読者のことがすっぽり頭から抜けて動いているもんだから、難しいんだ」と実感しています。


要は「商業出版の著者として求められること」を無視して、勝手に自分の中だけの「出版に対するイメージ」を膨らませて行動するから、よくないんだよねー、って感じなのです。

出版社や読者の「言い分」にも耳を傾けてもらいたいです。

何か参考になれば幸いです。


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