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【商業出版する方法+326】商業出版でよく聞かれる「間違った噂」7選を斬る!

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+コンサルタントの渡邉です。

KADOKAWAの編集者時代からもそうだし、
今でも「出版にまつわるいろんな噂や情報」を耳にします。

そしてその7割以上が

「それは実は誤った認識」
「正しい情報とは言えないな〜」
「かつてはそうだったけど、今は違う(情報が古い)」
「勝手な先入観でしかないな〜」
 
といった状態です。

なので、その辺をバッサリ斬っていきたいと思います(笑。

①著者として本の販促するなら「Amazonキャンペーン」一択だ!

→こういうことを教えているビジネス塾があるそうです。
 でもこれは、、不正解。
 Amazonキャンペーン以外でも、著者側で広報や販促などができる方法は他にもありますよ。

出版記念セミナーなどのイベント、
講演会での書籍販売やチラシ拡散
クラウドファンディング
SNSやブログでの発信
メルマガでの告知  
ビジネス広報のキャンペーンプレゼントしての譲渡
メディアPR(マスコミの取材やインタビューを受けたり・・コラム書いたり)

等・・・なんでも!いくらでも!やれることはあります。
著者や著書のステイタスにそって、広報や販促方法を選んで行っていけば良いです。
 
ただ今は「クラファン」での書籍PR戦術は、非常に効果的なので、クラファンなどは特におすすめです。
 
 

②出版企画書はA4一枚にまとめないと、編集者は忙しいから読んでくれない

→そんなことはありません。
 編集者は企画書には目を通します。企画書に目を通すけど、送ってくれたからって、必ずあなたの元に連絡しないだけ、です。
 出版化に向け本格的に検討したい企画や著者に対してだけ、連絡する。これだけです。
 なお、さらにぶっちゃけると、A4一枚にまとめた企画書って、、KADOKAWA時代でも受け取ったことありますが、残念ながら内容が「浅薄」であることが多く、読めたものではないことの方が多いです。
出版社の編集者がこの著者候補にメールで連絡したい!と思える内容になってないこと9割だからです。
ということは、出版社に提供する情報の内容と整理方法にも問題があると言えるでしょう。
私のコンサルでも、企画書はA4一枚にしましょう〜なんて伝えてません。
出版社の編集者でさえ、企画決裁用の企画書は1枚なんてことないのですから。

なお企画書に関して最新の情報はこちらをどうぞ↓↓


③企画書は1通しか送ってはいけない!

→大嘘です。
違う企画を複数送っても問題ありません。
私もコンサル時に2通〜3通送ることがよくあります。
ただそれのどれを「選ぶのか」は出版社の編集者マターです。
「1通しか送ってはいけないんだ」とかたくなになる必要はないです。
 
 

④商業本出したいなら出版合宿いかないと!

→これも違います。出版している人みんなが出版合宿に参加はしてないです。いろんな方法で出版の道を辿ってます。
出版塾に行く人もいるし
プロデューサーやコンサルに頼む人もいるし
自力で出版にこぎつけられる人も・・・います。

いろんな方法やルートがあるよ、ってことをフレキシブルに捉えておきましょう。
 
 

⑤本出したいなら出版社にお金払わないといけない

→商業出版は原則的に「著者が製作費などを支出しない」出版です。
なので、出版社に何か支払うとしたら「自費出版」や「協力出版」という形式になります。
ただ、出版業界は「ボランティアではありません」
あなたの本を出版するために、熱心に動いてくれるボランティア支援団体ではないです。
れっきとした「ビジネス」業界です。

ゆえに、出版社もいろんな「出版形態」をとって、コンテンツを世にだる動きをしています。

「協力出版」なら、その理由とパターンが諸々あるし、出版社全てがお金を払うわけでもないので、その辺はよくよく「業界調査」「出版社調査」を行うことが大事でしょう。
 
 

⑥ビジネス書や実用書のほとんどは「持ち込み企画で成り立っている」はずだ

→大嘘です。
本を出したい!と思う人からの持ち込み企画が本になる確率は「全体の3〜4割」と少ないものです。
大多数は「編集者が企画をたて、その企画に沿った著者に依頼する」という出版社の編集者主導で本になるケースがほとんどです。
本を出したい!人のために本が出ているわけではないので、ご注意ください。


⑦著書は自分で書けない場合は「ゴーストライターに書いてもらうんでしょ」

→「ゴーストライター」という言い方をビジネス・実用書の業界では行いません。なぜか。コンテンツの著作権が「著者」にあるからです。
だからゴーストになりえません。
ビジネス書や実用書で大事なのは、小説や文芸の世界に見られる「文章力や文章表現&ストーリー構築力」ではなく「コンテンツ力」です。
だからそれを文章に起こしてもらえる人がいればいいだけ。
ビジネス書や実用書の世界では「ライター」「ブックライター」という呼称になることを覚えておいてください。



商業出版って本来は

「自由さ」と
「無限の可能性」が

ある領域です。

1+1=3.5!?

という不可思議な宇宙法則(笑)みたいなことも起きやすいですしね
(ヒット作やベストセラーが生まれる場合がこんな感じ)。

あれはダメ

これもなし

これは正解!

・・・みたいに白黒つける世界じゃないです。
 

出版って、クリエイティブの可能性の塊。

むろん「出版する上での基本条件」はあったりするし、誰でもかれでも簡単に安易に到達できる世界でもないけど、、 

公平性と可能性に対しては広がりのある世界です。

ゼロヒャクの思考で望まない。
勝手に決めつけない。
噂をまに受けない。

「遊び心」と「フラット」な心をもって動いてもらえると、うまくいきやすいですよ!

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