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【商業出版する方法+α1】〜ベストセラー編集者と組んで売れる本出したい!と言う方々に対して思うこと

「ベストセラー級の編集者と組んで次こそはヒット作を出したい!」


とお考えになる(特に)”著者の人”ってすっごい多いなーと感じています。


そういうご相談もよくいただくし・・・。。
うんうん、理解できるところも・・ありますよ。。


ベストセラー編集者とかエース編集者とかと組めば、自分も良い本の知恵やアイデア・切り口を瞬時に授けてもらって、ヒット本を必ず作れて売れてもっと有名に、もっと認知度も自身のコンテンツも売れていくはずだ・・・!


みたいなイメージですかね?




ただですね。これって落とし穴というか、結構厄介な問題も出てくるんですよ。

というのも、ベストセラー出している編集者とかって、基本「著者とコンテンツを見る目のハードルが、倍々に上がっていることが多い」ので、ちょっとパッと出たくらいの実績や認知度では、根本的に相手にしない(されない)ケース多発!なのですよ。


持ち込みの企画書を、そもそも相手にしないことも多いと思いますね。


そういうベストセラーの編集者とかって、起業家・経営者からみて「優秀な編集者さん!」って感じで、自分のも必ずヒットに育ててくれる!なんて思っていらっしゃるかもしれませんが、ぶっちゃけ・・・


”手がけている本全てがベストセラーになってません”から。


へんにご自身の中だけで期待度上げるのもどうかな・・・?って思います。


思うほど、ヒットにならなかった本、うまく売れなかった本だって、実はたーくさんあるんですよ。


影に隠れてしまうだけで。


どうしても、人は華々しいところしか見ないですから、売れている事ばかりが目に付くし、編集者サイドもビジネス上アピールする必要もあるから、芳しくない結果の本は隠されがちです。



そうそう。1つ事例がありますよ。
私が担当編集した著者で、私が担当した本は増刷に増刷を重ねているのに、某社のベストセラー編集者”某氏”とかいう方が担当しても、増刷しなかった・・・ってこと・・現実としてありました。
ベストセラー連発している某氏が編集したからといって、必ず「売れる本」になるとは限らないのね〜、ってめっちゃ実感しましたね。


ベストセラー編集者だって「完璧」でも「パーフェクト」でもないのです。
でも起業家や経営者の人って、「魔法」を求めたがるんですけどね。


でもね。
よくよく考えてみてください。
何はともあれ、本の主役は誰ですか?
著者ですよ。著者であるあなたが、そもそも良質なコンテンツを生み出したりその「種」さえもアウトプットしていない限り、ベストセラー編集者だって料理しきれない。

素材は未熟で粗悪なんだけど、世界一美味しいフランス料理にしてくださいよ!って、無理難題突きつけているようなものでもある。
良い料理は「素材あって」のものでしょう?


商業本については、素材こそ「著者が育てる・用意するのが基本」ですよ。


あと、優秀な編集者に出会いたい!一緒にお仕事したいと思うのであれば、しっかり人脈を広げておくことです。
そして、ご自身とビジネスのステイタスもアップにアップを重ねておいてください。
でないと、相手にしてもらえない事だって往々にしてあります。

ベストセラー編集者だって、「売れるコンテンツ持ってる著者」をハンティングしようと躍起になってますから。
そういうステイタスアップをご自身でもしっかりやっておかないと、すぐに「あ、この人・・そんなに大した事ないな」って見切られますw。


が!
私が真に思うに・・・本当に大切なのは「相性の良い編集者と組む」ことです。
出版企画やあなたのビジネスコンテンツを見て「わー、すごくいいですね!私が、良い本作りたいです!」って言ってくれる編集者を引き寄せ、その人とご一緒に本作りすることですよ。
そっちの方が、結果的に良い形になることも往々にしてあると考えます。


全力で、あなたとあなたのコンテンツを評価し、「自分が担当して売れる本をご一緒に作っていきたいです!」と言ってくれる編集者と出会いお仕事を一緒になさることです。
そして、売れる本を作る・育てることが一番なのではないでしょうか。


ベストセラー編集者とか、目立っているエース編集者とかって、クセやアクが強い人も結構いるので、面倒なタイプだなあ・・とご自身が嫌な思いする事だってあるかもしれませんよ(^^。


「著者」「読者」「編集者(出版社)」の三方よしの理想的な出版ビジネススタイルを築くのが、今後の出版界におけるキーポイントだと思うので、焦らず自分らしさをしっかり受け入れてくれる編集者との出会いを粘り強く探していきましょう!

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