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映画『こどもかいぎ』見てきました

見て本当によかった!
保育や育児に関わる人だけでなく、ほっこりしたい人、アイデアに詰まってる人、パワーもらいたい人、いろんな大人にぜひ見てほしい★

東京郊外の保育園で子どもたちが『かいぎ』をする様子を一年に渡り撮影したドキュメンタリー。

保育士の先生がファシリテーターになり、輪になって座っている子ども達に、明確な答えや結論のないトピックスを投げかける。子どもたちは素直な気持ちでそれぞれの思いや考えを発表する。

どうして生まれてきたの?
雨はどうして降るのかな?
ケンカはどうしたら止められる?
などなど。

奇想天外な発言にクスッとしたり、ハッとさせられたり。

同じ場所にじっとすること、
自分の考えを発表すること、
発言している人の話を聞き続けること。

5歳の子ども達にとってはどれもとても難しい。途中でふらーっとどこかへ行ってしまったり、発言したくても言語化できず沈黙のまま会議が終わってしまったり、友達の話に途中で飽きてしまったり。

でも、だからといって、大人である私達が、子ども達よりも生産的な会議ができているって言い切れるんだろうか

真剣さも、熱意も、発想も。もしかしたら、いや、もしかしなくても。子ども達の方が自分に正直で、本来会議が目指す目的を果たせているんじゃないか。

会議の目的。こどもかいぎの場合は、一人だけでは思いつかなかったアイデアが、みんなが集まって対話を重ねることで、ぽつぽつと湧いてくること。
思いや考えを伝えあうことで、自分に自信が持てるようになり違う意見があることに気付き友達とより親密になること。

映画の中、会議を通じて子ども達が見せてくれた表情や、手を挙げて発表してくれた思いや考えは、大人の会議よりキラキラしていた。

映画の中で特に私がいいな、と思ったのは、『ピーステーブル』と呼ばれるスペースの存在。そこは保育室の片隅で、テーブルと椅子が二つ置かれている。

子どもたちに揉め事やケンカが起きた時、現場を離れ、ピーステーブルへ。子どもたち同士で思いを伝え合い、自分たちだけで解決を試みる。

お互い激しく言い争ったり、泣いたり、叩いたりしちゃうくらいの大げんかなのに、ピーステーブルで思いを伝え合うと、子どもたちは結構すぐに、「ごめんね」と謝り、「いいよ」と許してあげていた

大人、できてないじゃん。

子どもたちは偉大で、宝物で、素敵な存在。
だから、大人は子ども達に敬意を持って、大切に関わっていこう対話を大切にしよう。そんな思いを強くした。

私が心がけている子どもたちへの接し方、向き合い方とも通じるものがあって、同じ思いを持つ仲間を得たような気持ちになった

一人でこしょこしょっと見に行ってきたんだけど、家に帰ったら息子とすぐ、対話したくなった。(実際二人で陽が落ちた後、近くの公園に夕涼みに行って、自分は何のために生まれてきたと思う?自分の才能って何だと思う?とわいわい二人で語らってみた^ ^)

いつか近い将来、年中、年長さんの担当になったら、私もこどもかいぎ、やってみたいな。密かな夢も増えた。

明日から子どもたちに会うのが楽しみになった





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