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ジェンダー平等から見た今の日本

みなさんこんばんは。こんにちは。
今日はジェンダー平等と今の日本について書きたいなと思っています


ジェンダーとは

まず、ジェンダーとはなに?というところから入っていきたいと思います。
ジェンダーって言葉をよく使う人から、なんとなく聞いたことある人から、初めて聞く人も居ているかなと思います。
この記事は、初めてジェンダーって言葉を聞く人や、なにかわからんって人にたくさん読んでもらいたいなと思います。

ジェンダーとは
生物学的な性別(sex)に対して、社会的・文化的につくられる性別のことを指し、 世の中の男性と女性の役割の違いによって生まれる性別のこと。

簡単に要約すると
男女差別をなくし、男女で物事を考えるのではなく、それぞれ1人の個人としてみていきましょう!ということです。
女性なのに〇〇
男性なのに〇〇
あなたは女性だから
あなたは男性だから
女性だからこれをしなくてはいけない
男性だからこれをしなくてはいけない
という考え方をやめ
また性別の認識が必ずしも、男女だけで決める必要はないということです。


今の日本のジェンダー指数

では今現在の日本のジェンダー意識はどうなっているのかをちょっと見てもらいたいなと思います。
ある方の発言がきっかけで日本のジェンダー意識については世界中から注目をされるようになりました。
それはこの2021年、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会前会長・森喜朗氏が女性差別発言(以下抜粋)

女性がたくさん入っている理事会は、理事会の会議は時間がかかります。これは、ラグビー協会、今までの倍時間がかかる。女性がなんと10人くらいいるのか? 5人いるのか? 女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです。 結局、あんまりいうと、新聞に書かれますけど、悪口言った、とかなりますけど、女性を必ずしも数を増やしていく場合は、発言の時間をある程度、規制をしていかないとなかなか終わらないで困るといっておられた。だれが言ったとは言わないが。そんなこともあります。
https://www.asahi.com/articles/ASP235VY8P23UTQP011.html


この発言をきっかけに辞任しました。
一連の騒動は沈静化したようにも見えるが、目指すべきところは「日本社会におけるジェンダーギャップの解消」であり「社会のアップデート」が必要だと思います。
この発言から見えてくるのは女性差別です。
オリンピックという世界的に注目される場でこのような発言
私も実際、海外の友達から、日本のジェンダー意識どうなってんの?すごく見てて不快だったんだけれどというメールをもらいました。
その一連の騒動もあり、オリンピック・パラリンピックでは、表上ではものすごくLGBTQ問題やジェンダー平等問題や「多様性」という言葉では色々やっていたものの、実際に中身を見てみると空っぽで何にもされてないんです。

男女格差の大きさを国別に比較した、世界経済フォーラム(WEF)による「ジェンダーギャップ指数」というのがあり、みなさん日本は何位くらいだと思われますか?

2021年はこのような結果です

このデータを見ていただければわかると思うんですが、特に経済と政治の分野での順位がかなり下なのがわかるかと思います。
先進国でここまで低いのは本当に結構問題だなと思います。

また一つみて頂きたいデータがあります

政治の分野での評価データです
これでどうしてここまで日本のジェンダー指数が低いかがわかると思います。
これまで女性首相が誕生していないことが、日本が政治分野で低い順位の要因になっているとも言われております。
またG7の中では日本が最下位となっております。


ジェンダー平等を目指していくには

ではジェンダー指数が低くて、まだまだジェンダー意識が低い日本で、ジェンダー平等をどうしていけばいいのか。
SDGsの目標5番目にもジェンダー平等が掲げられていますが、この「SDGs」という言葉もどのくらいの人が知っているんだろうと思っています。
まず私たちの中でできることがたくさんあります。
そうした1人1人の意識の問題で少しずつ変えていけると思っています。

・ジェンダー平等に興味をもち、理解する
・仕事も家事も子育ても平等に分担する
・女性が活躍できるような環境を整備する
・男女の物差しで図らないようにする
・多様性を理解する

このように少し、1人1人が意識を持って帰るだけで
世の中も変わっていくと思います。
まずは1人1人できるところから始めること
ここが一番大切なんではないかなと思います。


今波紋を起こしてる荒川区の小坂議員の発言から考えること

あと一つ、今Twitterやメディアで話題になっている、荒川区の小坂議員のこのTwitterのつぶやきです

私も現在、同性のパートナーと交際しております
そして子どもを将来的に持つことを検討しています
なので本当にすごく私自身、腹がたちました
もちろん、反対意見があって当然だろうしそれは全然構わないと思っています。
だけれども、想像力の欠如で、このような発信をすれば傷つく人もいてるだろうし、さらに生きにくさ感じる人がいているというところまでは想像できなかったのかと思います。
同性パートナーに限らずに、結婚をせずとも選択的シングルマザーという選択肢をとって、妊娠し出産している方も多くいています。
また、この投稿をみて私は、どれだけの同性同士で子を持つパートナーの方々の話を聞いてきたのかなと思いました。
おそらくほとんど接触していないだろうと。
男女間での結婚をしていない人は「標準」ではないのか?と思いました。
これこそジェンダー意識の低い日本だなと感じさせられる出来事でした。
そして政治分野でのジェンダーギャップ指数の低さがここに表されているなと。

この投稿が様々は波紋を呼び、その後こんなツイートをしていました。

叩かれまくった結果、投稿された内容です。
もちろん叩きたくて叩いている人もいているだろう
しかし多くは、「おかしい発言」「不快な発言」と当事者の方が思い、声をあげているのだと思います。
私もその1人です
おかしな事はおかしいと声をあげていける世の中にしていかなきゃいけないと私も思っています。

ここで「多様性」という言葉を使われていますが、その使い方にもすごく不快な思いをしました。
ジェンダー意識がこれほど低い方、また男女間でしか物事が見れない方がこの「多様性」という言葉は使うべきではないと本当に思いました。

最後に

最後にみなさん「マイクロアグレッション」という言葉はご存知でしょうか?

マイクロアグレッションは
別名「小さな(マイクロ)攻撃性(アグレッション)」
人と関わるとき、相手を差別したり、傷つけたりする意図はないのに、相手の心にちょっとした影をおとすような言動や行動をしてしまうこと。
「微細な攻撃」とも訳されるマイクロアグレッションがなぜ相手を傷つけるかというと、その言葉や行動には人種や文化背景、性別、障害、価値観など、自分と異なる人に対する無意識の偏見や無理解、差別心が含まれているから

例えばこんな例がマイクロアグレッションになります
・ハーフだから可愛いくていいね
・女性なのに成功しててすごいね
・男性なのに家事や育児しててえらいね
・ゲイだからオシャレだね
・相手がセクシャルマイノリティというだけで、どんな人がタイプ?どんなセックスしてるの?などの質問

マイクロアグレッションは、差別の一種
しかし、発言をした相手が「差別している」という意識がないことも多い
些細な日常の会話で、むしろ本人なりに褒めたつもりなのかもしれない。
というあたりが問題なところ
先程の荒川区の議員さんの発言もこのマイクロアグレッションに当たるだろう。
しかし、見る人によっては差別に見えない細かなやりとりだからこそ、多数派である人々は無視できる、という不公平な構造があるのがマイクロアグレッションである。
何年たっても無意識な差別を受けて、「自分はアウトサイダーである」と思わされることは、自尊心が喪失し、うつ、気力の低下、仕事の生産性などさまざまな悪影響につながることもある。

だからこそ1人1人の意識の持ち方で本当に世の中は変わっていくと思います。
私の好きな言葉に
「世論が変われば法律が変わる」という言葉があって
本当にその通りだなと思っています。
みなそれぞれ個人が意識を持って生活するだけで必ず変わっていくと思います。

日本のジェンダーギャップ指数あげたくないですか?
誰もが生きやすい社会にしていきたくないですか?

そのためにまずそれぞれができることをやろう!!



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