理学療法のこと書かない理学療法士ツネ

【老いるショックな話】【高齢の実話】【老後夫婦・交友】など、高齢を迎えるまでに知りたい…

理学療法のこと書かない理学療法士ツネ

【老いるショックな話】【高齢の実話】【老後夫婦・交友】など、高齢を迎えるまでに知りたい5つを配信。先輩高齢者様から学ぶ真実に密着!! 写真は顔より大きいナンです。え?顔が大きくてナンが小さくみえる?ええ、そうナンです🥶 高齢者様のリハビリを19年実施中の理学療法士ツネのNote

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アイアム理学療法士デス!ヨロシクネ!

はじめまして。 理学療法のことを書かない理学療法士ツネです。 #自己紹介 自己紹介を書かずに今まで配信しておりましたので、 簡単にご紹介させていただきます。 理学療法士歴 19年目を迎えることになりました。 不純な動機(理学療法士って儲かるんかな?)から理学療法士を目指し、 評価実習ではバイザーが私の出来の悪さに頭を抱え、 臨床総合実習では1週間経過時の出来の悪さに訪問してきた教員が鬼のように怒り、怖いはずのバイザーが泣く私に「おー(汗)よしよし」となぐさめる始末。最

    • 【5月31日までの限定記事】医療者の同士打ちを誘う?優劣をコントロール?病院で起こった病気が仕掛ける「ゲーム」

      今回の記事は、医療者側に起こる問題とその対策のお話です。 ここの記事は私用の備忘録となっておりますが、今回の話はやや医療専門性の濃いい話になっておりますので、不要な方も多数おられると思います。 あまり長々と出す話でもありませんので閲覧期間を5月31日までとしております。また必要な方のみご閲覧いただくために有料版とさせていただきます。 何卒宜しくお願いします。 【おねがい】 私からのお願いですが、今回の記事は患者様への否定ではなく、病気によって起こる症状と、その対策のお話で

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      • 「こんなこと言うのも情けない話なんやけどなぁ…」

        80代 男性 COPD患者様 患者様「先生にこんなことをお願いするのはあれなんやけどなぁ、・・・こんなこと言うもの情けない話なんやけどなぁ・・・金貸してもらえんやろうか?」 長い入院生活、面会者は居らず、持ち金が尽き、嗜好品が買えない患者様。 運動機能、呼吸機能の状況から今までと同じ環境で住むことが困難であると判断され施設を検討。その施設を検討する間、ご本人は自宅への退院を目標に頑張っておられた。歩行練習がてらに飴を買いに行っていましたが、持ち金が底を尽き、最終的に至っ

        • 高齢家族への指導ジレンマ

          70代 男性 寝たきり妻に毎日付き添い  旦那様「病院にきて付き添っていても何をしていいのかわからなくて困っていました。ありがとうございました。」 コロナが5類として扱われるようになり、一部の病院では家族の面会が再されてきました。1日5分、10分、2時間、完全面会可能など時間に差はあれど以前の状態に近づきつつある状態です。 とはいえ、面会に来れたものの何をしたらいいのか分からないという家族様もおられます。「時間はある」、でも「家族のために何をしたらいいだろう?」何をした

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        アイアム理学療法士デス!ヨロシクネ!

          72歳めっちゃ忙しい

          朝からタケノコと格闘してきました理学療法士ツネです。私の左腕は既に休暇取得を希望しておりますが、今から仕事です(笑) さて、本日は、御年72歳の父の友人の話。 ついぞ最近、「竹林最近行ってる?タケノコいっぱい出てたで、もっていったるわ!」と連絡をもらい、最寄り駅で待ち合わせた時にした話。 父は4年程前に他界。生前の父と一番仲良くしていたおっちゃま。父親もおっちゃまもそれぞれ仕事が傾き色々苦労した。その時お互い助け合ったこともありいわゆる大の親友になったとのこと。 おっち

          今にも爪でひっかきそうな姿勢をつくり

          お爺様は言いました。 どのお爺様? このお爺様▼ お爺「ええか・・・」 私「はい・・・」 お爺様は爪で今にもひっかきそうな姿勢を私に見せ、 お爺「女性は怖いぞ・・・。噛まれるぞ!」 私「・・・なるほど。」 お爺様・・・女性が怖いっていうのは物理的にですか、それとも精神的にということでしょうか?いや、それよりもまず あなたが言うその女性様が、あなたのオムツストックを確認し足りない分をまさに今補充してくださっているその後ろ姿を見ている私にどう答えろとwww。私、そ

          今にも爪でひっかきそうな姿勢をつくり

          囁きお爺様のモロ本音に実習生も笑う

          80代男性 外科手術入院 + 両足の対麻痺 普段は老人ホームに入っておられ車椅子での生活スタイル。外科手術も無事に終わり食事・リハビリの提供のタイミングとなり初ご対面した患者様。 当時は学生付きで手抜きできな…身が引き締まる思いのわたくし、 理学療法士のかっこいいところを見せ未来に希望を抱かせなければいけないという使命に燃えておりました。 完全に麻痺しているわけではなく、足首を絶妙な角度で維持できないためまっすぐに起立しているのが難しいお爺様。足裏に体重をまっすぐかけて

          囁きお爺様のモロ本音に実習生も笑う

          ココア1日20杯

          身体に悪いものは旨い! 80代 男性 糖尿病のため教育入院 妻とは熟年離婚 独居にて生活中。 血糖値が基準よりかなり上、HbA1cも基準よりかなり上。1日1回のインシュリンも打たず定期健診でドクターストップ!いや、ドクターアングリーw 入院して血糖値の正常化を目指すとともに今後の退院先を再検討するぞ!と正義の脅しが発動!しぶしぶ入院となるw ザックリ言いますと、血液の中が水飴みたいにベチャベチャになり、通りの悪い細い血管が順次詰まってしまいます。細い血管が多い目や腎臓

          6日ひきコウモリ、1日おしゃべり散歩な1週間

          70代 女性 旦那とは死別 患者様「私は引きこもりだからw家で一人で居てもあまり困らないわ。週に1日だけ友達と歩きにいくんだけど2時間ずっと喋りっぱなし♪。相手のことも聴くし、私もいっぱい喋る。それがとてもいい感じよ。」 高齢になる前に何か準備必要ですか?と聴いてみたのですが、本日の患者様からのコメントはあまり焦るものではありませんでした(笑) 旦那さんの闘病中はめちゃくちゃ忙しかったようですが、自分の事は自分の事として分けて生活していたようです(強いなw) あ、こち

          6日ひきコウモリ、1日おしゃべり散歩な1週間

          亭主関白な夫婦のカタチ

          夫「お前は黙っとれ!」 奥様が何かを喋ろうとされると遮るように声を荒げる旦那様。すっと黙る奥様。 ・・・これって亭主関白というやつか!??? どうも、亭主関白どころか亭主完敗の理学療法士ツネです。 夫婦のカタチは色々ですね。 60代 夫 60代 妻 腰が痛くなった旦那さん。当時は歩いて外来リハビリに来られていましたが、途中から立って歩けなくなり車椅子で来院されるようになりました。車椅子を押すのは奥様。 8時30分の始業とほぼ同時に窓の外を見ると車椅子を押して来院さ

          感謝しかないですから 夫婦のカタチ

          旦那様「私は気楽な身です。ただ来て横についているだけです。妻には感謝していますので。」 80代 男性 妻は認知機能低下(いわゆる認知症)のため入院 そうそう、たしかこんな感じの歩行器みたいな椅子に座っておられる奥様をリハビリ室まで旦那さんが毎日連れてこられていました。 15年近く前なのでもっと旧式でしたが、来る日も来る日も毎日お庭の散歩、病院廊下を押して歩き奥様に景色を見せておられました。 奥様は時折思い出したように笑顔になられ、それをみた旦那様は、 「嬉しいの?僕も

          感謝しかないですから 夫婦のカタチ

          入院中の恩恵 諸先輩方の言葉

          憔悴しきった心には過去憔悴を経験した先輩の言葉が一番響く どうも、理学療法士のツネです。 人間の心を動かすのは、近親者ではなく他人であることも多いですね。 80代 女性 旦那様と死別 落ち込み憔悴しきっているところに、過去同じ経験をした方がアドバイスをされたようです。 哀しみに暮れ意気消沈、食欲もわかない状況にいることは決して良いことではない。と、分かっていても立ち直るのは難しいですね。 そんな時、「実体験を基とした一言」は心に伝わりますね。 実際にこの言葉を受

          入院中の恩恵 諸先輩方の言葉

          高齢患者さんぞれぞれの生きがい

          「楽しみといったらこれくらいしかないからなぁ。」 茶目っ気たっぷりに笑う顔見てると強く言えないw 70代 糖尿病 男性 仕事を退職し現在は無職。持病となった糖尿病に対して薬物療法中。HbA1c(ヘモグロビンエーワン氏ぃ)と血糖値(血液の中のお糖さま)が高いため、他界への階段を登りきらないようにお医者から「おしおき入院」を何度も提供されている患者様。 お昼からお酒を飲むのが楽しみ♡とのこと。 医療者なら、「お酒はやめてください!」というポジションなんだけど(私もお医者も

          高齢患者さんぞれぞれの生きがい

          揉んでほしいおばあちゃん

          80代 女性 第2腰椎圧迫骨折 大腿部に違和感があるようです。 運動の必要性は理解できているのですが、どうやら筋肉が「だるい」ようです。理学療法士としては・・・え?紛らわしいタイトルをつけるな? ・・・(エmエ)。ドコガデスガ、ワタシニハワカラナイ。 患者様「先生、今日もありがとうございました。」 私「歩けるようになってきましたね!では明日また。」 患者様「・・・足のマッサージはしてもらえないんですか?昨日の先生は・・・」 私「・・・えっと・・・。(==;)」 延長

          話を最後まで聞いてもらえない高齢者

          どうも、理学療法士のツネです。 明日最高気温らしいですね! 痩せないかな・・・私。 話を最後まで聞いてもらえない高齢の患者様 以前、飴に幸せを見出したおじい様のお話を書かせていただきましたが、その方をはじめ多くの高齢の患者様は自分の主張を最後まで聞いてもらえないことが多く見られます。 現段階でこれかな?という理由は3つ。 1.脳萎縮による言語化機能の低下 ・・・「アレや、アレ!」 2.思考の一時停止・・・・・・・「えーっと、、、」 3.滑舌の悪化、誤表出・・・・「タビコ

          話を最後まで聞いてもらえない高齢者

          突撃!となりの入院事情

          【入院時の状況】 転倒などの場合、ほとんどの場合が救急搬送。つまり、着の身着のままで入院となる。 当然、自分の備品はほぼ無し。家の中で転倒(病気の発症)の場合、靴すら履いていないという状況もあり得る。運が良くて携帯電話(スマホ)と財布が手元にあるかもしれない。 気付いた時には救急車の中、もしくは病院のベッドという状況。 自分から家族に安否を伝えられない(病院からは伝える)可能性があるため、精神的にダメージを負う。 【生活環境】 シングルベッドに夢と♪・・・ではなく、