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高齢家族への指導ジレンマ

70代 男性 寝たきり妻に毎日付き添い 

旦那様「病院にきて付き添っていても何をしていいのかわからなくて困っていました。ありがとうございました。」

コロナが5類として扱われるようになり、一部の病院では家族の面会が再されてきました。1日5分、10分、2時間、完全面会可能など時間に差はあれど以前の状態に近づきつつある状態です。

とはいえ、面会に来れたものの何をしたらいいのか分からないという家族様もおられます。「時間はある」、でも「家族のために何をしたらいいだろう?」何をしたら家族のためになるだろう。というご質問を頂戴します。

入院中の奥様のお見舞いにこられた旦那様とお話をして、いくつかの援助方法をご指導しました。
大変喜んでくださりましたが、私としては色々と思い悩んでおります。

何故か・・・

「ある程度の専門知識が必要だけど役立つ援助法」を伝えることが出来ず、「家族様に実行できる範囲の安全配慮に特化した援助法」を伝えるにとどまってしまうからです。

できることとは、

手足をさする。手足を曲げ伸ばしする。ユサユサとゆする。声掛けをする。顔を拭く。手足を拭く。見える範囲の衣類を整えるなど。

主に四肢への支援になります。
体幹部や股関節周囲の運動を目的とした起こす、座る、寝かすなどの姿勢動作支援は転倒転落の危険があるためお伝えし辛いのが実情です。

私としては、

ベッドから足を下ろし、座る状態を作る。
同じ位置に体重がのったままにならないように除圧を行う。
自主的に動ける範囲で身体を動かしてもらいつつ、足りない動きを援助し寝返り、起き上がり、立ち上がりを完遂させる。

などの取組をお願いしたいのが本音ですが、これらを家族様だけで遂行できるかと言いますとなかなかどうして難しい。ある程度自主的に動ける患者様への介入についてはどんどんご指導させていただいておりますが、寝たきりに近い場合は非常に難しい。めちゃくちゃ悩みますwww

ですので、
「本来行ういたい運動とそのリスク」「影響は少ないけど患者様への負担は少ない運動」について説明を行い旦那様に協力を仰ぐスタイルで家族様とタッグを組むことにしました。


旦那様は喜んでくださっていますが、もっとうまくご指導できる方法はないだろうか・・・これからの課題ですね。


ああ、理学療法のこと書かないとか言っておきながら、微妙なラインの話してもたなw
タイトル変えようかなwww


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