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願いを叶える「カバン改革」。

以前ご好評いただいた「カバン改革」の記事。
抜粋して、新たに読みやすくまとめました。



「カバン改革」、その先。

カバンの中と頭の中は繋がっている、というのを聞いたことはありせんか?

カバンの中が混沌としている人の頭の中は、同じく混沌として散らかっている、というような事です。
つまりカバンには「頭の中の状態」が現れている。

そして、カバンの中がぐちゃぐちゃなのに、部屋が凄く片付いている…って事もあまりない気がします。

つまりカバンの中≒部屋の中≒頭の中?

とするなら、カバンの中の改革が成功すれば、部屋も片付いて行き、そしていずれば脳内もスッキリ片付いていく、って事になりますね。


脳のクセづけに有効な「バッグ・カバン改革」


よく、片付けられない人の部屋を「散らかっている」と言いますが、
私的にもう少し適当な具体的な言葉に直すと「出っ放しになっている」というのが正しい表現、という気がします。

どうせまた使うからそのままになっていたり、
しまう場所がない、もしくはしまう場所が決まっていないから「出しっ放しになっている」という感じ。

私は部屋だけでなくカバンの中でもそれと同じ現象が起こっていました。
しまう場所が決まっていないから、いざSuicaを出そうとして
ごそごそ、部屋の鍵を出そうとして玄関の前でごそごそ。
ペットボトルをとりあえずカバンに突っ込んで、蓋が空いていて中身が溢れて
交付されたばかりのパスポートが水浸し…再申請する羽目になったり(実話……)

そんな私が、ある退っ引きならない状況に追い込まれて取り組んだ「カバン改革」で
脳がまるでパブロフの犬状態になりw
部屋の片付けをしたくてしたくてたまらなくなって行った奇跡の方法をご紹介したいと思います。

しまいやすく、取り出しやすく。


カバン改革に取り組んだ背景として、
当時、自分に自信をつけるためにどうしても学びたいことがあった私は、一念発起して仕事をセーブし週5日学校に通っていました。

学校まではドアtoドアで1時間ほどかかり、忘れ物をするとすぐに取りには戻れません。
忘れ物をしても小中学生なら先生に怒られて終わりだけど、
大人の身分では授業がままならず自分のお金が無駄になります。

何度目かの忘れ物をした時、
少しでも勉強に集中するために、そして授業料の元を取るためにも(切実)
「どうすれば忘れ物や失くし物をせずに、勉強に集中できるのか」を真剣に考えました。

そして、
「学校で使うものなんて限られてるのだから、通学専用のカバンを作り、
その中に学校で必要な全てを入れて持ち歩けばいい。」

と言う考えに至りました。

学校での授業に集中する為にどんなカバンが理想的なのか。
学校での動線をふまえてこんな風↓に考えました。


「ノートやファイルはしょっちゅう出し入れするから、出し入れしやすい形のカバンがいい」

「席に着いたらパッと筆記用具やレコーダーが取り出せる」

「次の授業への教室への移動がスムーズにスッとできるようにしたい」

「思い立った時にさっとスマホやレコーダーの充電ができる」

「突然の雨に「あ、傘忘れた!(悔)」ということがないようにしたい」

「財布を使うタイミングはあまりないので、極力必要な最低限の現金とカードのみの薄型の財布に変えよう」

「学校は階段の上り下りが多いので、軽い素材のリュックがいいかも!」

などなど。


そんな風にして徐々に必要なモノや使いやすい形状、すぐ取り出せて、さっとしまえる、など、学校でのルーティンを中心に絞り込んで行きました。


そして行き着いたのが「スクエア型」のリュック。

スクエア型のカバンはだいたいもれなくポケットが多く、
小分けして収納できるシステムになっているものが多いです。

カバンの中で物がぐちゃぐちゃになりにくく、
ノート類やファイルなども折れたりせずきちんと持ち歩けます。

そしてそのポケットにしまうものを
1ポケット1アイテム、と決め、
急いでいる時でもサッとしまえて、次に使う時もさっと取り出せる!という出し入れのしやすさにこだわりました。

これがめちゃくちゃ重要です!!

ついつい、入るからと言って一つのポケットにあれこれ入れてしまいがちですが、
それだと使う度にポケットの中をゴソゴソしなければなりません。

人の脳は「物を探す」と言う事にすごくダメージを受けるらしいです。

一回一回は些細なことでも毎日何回も、
「ナイ?! ここに入れたはずなのに!」とやっていると知らず知らず脳への疲労が溜まってしまいます。

ここぞ!と言う時の脳のパフォーマンスを上げる為にも常に省エネを心がけ、脳のエネルギーは温存しておきたいところです。

使いたい時にスッと取り出せて、使ったらまたスッと元の場所に戻しておく。
次に使う時も必ずそこにあるように、
モノに住所を与えるように動線にこだわってしまう場所を決めて行きました。

このカバンに変えたことで余計な探し物や忘れ物がなくなり、出かける前にあれこれ準備したりする必要もなくなり、少しずつ朝の時間にも余裕が生まれ、授業前にコーヒーを飲む時間も持てるようになりました。
突然の雨だって大丈夫!と、自信も持てるようになっていきました。

そしてこの事で、
思い通りに動かせるコックピットを手に入れたかのように、私の脳内の回路がだんだんとスムーズに動くようになっていったのです。

カバンを変えただけなのに!
不思議な「無敵感」を手に入れたのです。

スクエア型カバン→部屋

スクエア型のカバンは、好みじゃない!と言う方もいらっしゃるでしょう。

習慣化できてきたらスクエア型じゃない物に戻しても大丈夫なのですが、
特に部屋の片付けが苦手な人は、まずは騙されたと思ってお安めのスクエア型のカバンを一つ使ってみることをお勧めします。

スクエア型のカバンの多くはもれなくポケットがたくさんあり、
1ポケット、1アイテム、が行いやすいのです。

スッと取り出せて、スッとしまえる。次に使う時にも必ずそこにある!
そしてそこから生まれる「余裕」をぜひ味わっていただきたいです。

カバンの中は部屋の中ほどものが多くないので、比較的取り組むのが簡単です。
まずはそこで「スムーズな出し入れ」の心地よさを実感し、それを次に部屋に落としこんで行くのです!

部屋の収納や引き出し、棚をカバンのポケットだと思って、
取り出しやすさにこだわって物をしまっていくのです。


「片付ける」のではなく、心地よく使う為に何ができるか?と考える。


世に言う断捨離がなんだか良さそうなのはわかっているし、
綺麗な部屋で毎日過ごせたらどんなに良いだろう…. 

そうは思っても、物が多すぎてなかなか立ち向かえなかったり、
仕事の疲労感でそれどころではなかったり、
夏は暑く、冬は寒い(笑)

取り掛かったら1日じゃ終わりそうにないし….思い切って行動に移すのはなかなか大変な事ですよね。

そして綺麗にするのは大変でも、数日でまた散らかってしまう気もする。

でももし、リバウンドしリバウンドしない部屋の片付け法があるとしたら?

片付けが「やらなきゃいけない事」じゃなく、「無意識に」「楽しい」「気持ちいい」みたいに「やりたい!」と思えることになれば?

私は、カバン改革によって、
「スッと取り出せて、スッと元に戻せて、次に使いたい時も必ずそこにある」
と言う「心地よさ」を知ってしまった事で、
「やらなきゃ」ではなく「やりたい!」と言う気持ちで、あれほど重かった腰がひょいひょい持ち上がり、驚くほど軽やかに部屋の混沌と対峙できるようになって行きました。

極端に言うと、したくてしたくてたまらなくなって行きました!
誰か止めてー!みたいな感じです笑


いかに使いやすく、「しまう」か。


片付けの際に重要なポイントは、
物を捨てる事じゃなく、いかに使いやすくしまうか?
だと私は考えます。


たくさん物が詰め込まれていると「取り出しにくい」ので、結果「使わなく」なり、
持ってることすら忘れていきます。

しまうスペースは限られてますから、
ぎゅうぎゅうに詰め込んだら取り出せない。
だから物を減らす。

これが断捨離です。

なかなか手強い敵だと思ってたけど、
捨てることより「今使ってるお気に入りのものを使いやすくするために、取り出しやすく”しまう”」

という別の観点から見ると、

「なんか自分にもできそう…」
みたいな気がしてきませんか?笑


私が比較的、部屋片付いた状態が維持できているのは、「自分が心地よくいたい!」と無意識レベルで思うようになってしまったから。
コックピットのようなデスクで仕事に集中したり、日々少しでもスムーズで自分が心地良くいたいから!です。

そのスイッチを入れてくれたのが….「カバン改革」だったのです。

何十年もモノを溜め込んで、引っ越しのたびにトラックに乗り切らない段ボールを宅急便で送る羽目になってたこの私が変わることができたこの方法…
いかがでしょうか?
すっきりと片付いた部屋を手に入れられる気が少しだけしてきませんか?
幸せの扉が開き始めています(なんか怪しい笑)

心地よい部屋はどこよりも強力なパワースポットとなってくれます。

そして気づけば、
片付いたスムーズな部屋と一緒に、もれなく余計な思考のない軽やかな脳を手に入れています!
思い立ったらすぐに行動に移せる軽やかなフットワークも!

こんなお得な事って、そんなにないと思いませんか?笑

ぜひ騙されたと思って「カバン改革」、お試しください♡

ちなみにこちらが学生時代に購入したスクエア型のリュックです。
スクエア型の参考になりましたら幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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