お盆で実家に帰省。
新幹線待ち合わせ室も激混み。
隔週で新幹線を使用する生活なので
この待合室の風景は見慣れているものの、
帰省ラッシュ時はやはりいつもと様子が違う。
どんな待ち方をするのも自由ですが、
1席の余裕がない満室状態、
通路まで人が溢れている状態で、
2席を潰して子供さんを寝せている親子の姿が。
年齢は小学生ぐらい。
“ん〜”という感情で見てしまいました。
まあ、人それぞれと自分に言い聞かせ、
早めに待合室を出ました。
良くない感情が生まれる前に。
時間になり乗車。
新幹線内で隣に座るのは大学生ぐらいの男性。
乗車して直ぐにお弁当を取り出し、
食べ始める前にそっと手を合わせています。
“なんと美しい所作だろう”と
感心しました。
礼儀正しく育てられた方なんだろうなと、
勝手にご家族を尊敬しました。
待合室での感情は彼のお陰で完全に削除して頂けました。
そう言えば、
以前も同じようなことがありました。
銀座のとあるカフェで仕事をしていた際、
一人の女性が視界に入りました。
じっと見ていたわけではないのですが、
視界に入ったその女性はお食事が運ばれてくると、
すっと美しく手を合わせてからお食事スタート。
食べ終えた後も、
ゆっくり手を合わせています。
なんて礼儀正しい方なんだろうと感動し、
“私も見習って食事前に習慣にしよう”
と思ったはずなのに、
すっかり忘れていました。
情けない、
感動したことを忘れるとは。
隣に座った男性のお陰で
大切なことを思い出させていただいたように思います。
何かに苛立つ前に、
自分の行動を見直そうと反省する出来事でした。
美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/