アダルトチルドレンと解離。周りが、まるでファンタジーのような嘘の世界に見えるんだ。この世界は、本当に存在しているの❔/DNAマトリクス診断受けてみた。
実家に帰ると、
同じ食卓に、両親が並んでいる。
母親は笑顔で「おじいちゃん(父)がこのまえね」という話をしている。
姉も照れくさそうな顔で、「え、あの話」と返す。
平和な空気が、自然に流れていく。
でも子どもの頃の食卓は違った。
父親が、母親に「今日こんなことがあって」と話しかけると
母親は無表情になり「無視」をしていた。それが何十年もほぼ毎日続いていた。
私が父親の応答に反応しようとすると姉が指を立てながら
私の顔を睨んで、「シッ」と一言。
その後「クスクス」と不気味な声がまるで空気のように聞こえてくる。
これは、父親に対する立派なないじめだった。
機能不全家族に育つということ。アダルトチルドレンができるまで。
もしかしたら、自分の生まれ育った家族が「機能不全」だったかも。
そんな思いに駆られようになったのは、自分が学生時代に児童心理を学んでからだ。
「うちの家族は・・・えっと・・・両親の仲も良くて、経済的にも恵まれている。理想的な家族です。」
「嫌い」という言葉よりも
「無視」という行為が何千倍も強い拷問となることを知っているだろうか。
幼少の頃から「父親のことは無い存在として無視するべき」という教えが家庭内であった。その拷問がなくなったのは、両親にとっての孫が生まれてからだった。
「うちの家族は、普通。」
「うちの家族は、温かい。」
「ただ今は、お父さんとお母さんはちょっとだけ仲が悪い。」
「うん、ちょっとだけ。」
ちょとだけならば、
学校のお友達のお家だってあるだろうし、
近所のお家だってあるだろうし、
私のお家だって、そんなに変わっていない。
うん、だから普通。
ふつう・・・
ふつう・・・
本当にふつう・・・。
ふつう・・・だから。
私の中に既に存在し始めていた大人役が、初めて顔を出したのは、幼稚園の頃だったかもしれない。
私は、表面上は手のかからない「右向け右」のような素直な子どもだった。
でも、内面はいつも周りの環境におびえていて、ビクビクしていた。
ある時、幼稚園の先生が、1人遊びが好きな私に向かって、
「もっとお友達と遊んだ方がいいわよ。」と
促してきた。
その瞬間の感情は、30代の今でも覚えているくらい強烈だった。
「この先生、本当に私への促し方が下手。だめだな、この先生。」
わずか4,5歳の子が抱くはずもないような、
そんなドロドロしていて嫌なものだった。
小学校高学年頃になると家族に頼まれた「仕事」というものがあった。
それは、今時で言う「ヤングケアラー」的なのこと。
仕事は、掛け持ちで行っていた時期もあった。
◆自死遺族になった近所のおばあちゃんの話し相手や見守り
◆DV夫と姑から逃れてきたご家庭のお子さん(当時、乳幼児)の遊び相手
◆お子さん(同級生)を自死で失ったお母さんの話し相手
記憶の中では、ちょっとした手当や福利厚生(笑)のようなものもついていて、まさに「仕事」だった。
私の中にいた「大人役」が仕事はこなし、
もう中学生の頃には、
「正論で生意気な思考」を持っていた。
でも、そんな生意気じゃ嫌われると思った「子ども役」が
「大人に好かれそうな子ども役」を演じていた。
まだ若干15歳前後なのに、
もう社会人経験年十年ですという人格を悟られたら、
大人に嫌われると思った私は、
わざと「できない役」を出して
「もうこの子は、何も出来ない子なんです。」と
母親を安心させた。
高校受験の時期になると
「高校はあなたが決めて。学費の範囲(予算)はこのくらい。」と母親から言われた。
自分で資料を取り寄せて、学校見学の予約を自分でして、
母親を高校の見学会に連れていった。
「公立校だから学費もそんなに高くないし、
こんな良い部分がある学校だから、私は通いたいと思っている」と母親にプレゼンした。今考えると、どうして(母親を一発で納得させられるような立派な)プレゼンが出来たのか謎だけど、
今考えると、アダルトチルドレン気質な自分と解離した大人役な自分が助けてくれたのかもしれない。
周りが、まるでファンタジーのような
嘘の世界のように見える・・・。
成人し、「本当の仕事」をやる時にも役立った。
アダルトチルドレンらしく「こういう人には、こういう振舞い」
解離した時だったのか明確には分からないけど、自分では
何もしていないつもりなのに
「いきなり仕事が出来た。結果が出た。」という事もある。
ただ人間関係では、とても困難を抱えた。
「自分の都合良いように、自分勝手に嘘をつく大人。」
「自分で責任を取らないように、自分を守る大人。」
・・・
そんな大人たちを見ないフリをしてきた。
「ぼやっと、分からないふりをして、
出来ないふりをして生きていれば、
周りに愛される。」
そんなことは
もう一人の自分が知っているけど、
それを許さない他の自分と常に戦っていた。
子どもの頃から統合しない自分の役
をいくつも担っててきて、
周りが、まるでファンタジーのような
嘘の世界のように、見えるんだ・・・。
この世界や私の周りにいる人達は、
本当に存在している人なのか、今でも突然分からなくなる。
あなたは、本当に存在している人なのでしょうか❔
どんなマイノリティ❔妄想は膨らむ。
そんな「マイノリティ」部分をどう捉えていくかは、その人自身。
「人間味」とでも言える「その人が本来持っている良さ」であったりもする。
✨DNAマトリクス診断とは・・・↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?